神戸阪急ビル東館 建替計画について
2016.04.26 12:15
阪急電鉄株式会社では、神戸阪急ビル東館を2021年の竣工を目指して建替えます。
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外観イメージパース(フラワーロードから望む)
リリースはこちら http://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/4120.pdf
1936年(昭和11年)3月に、神戸本線の延伸にあわせて、神戸駅(現在の阪急神戸三宮駅)と一体で建設した神戸阪急ビル東館は、1995年1月の阪神・淡路大震災により被災・解体するまで、60年近くにわたって、神戸・三宮のシンボルとして親しまれてきました。
現在の神戸阪急ビル東館は、震災後、1995年12月に駅機能の復旧に合わせて、暫定的な建物として、開業し、その後、本格的な建替計画の検討及び関係機関との協議を進めてきましたが、本日、神戸市の都市景観審議会において、計画概要が報告されましたので、お知らせします。
今後、神戸の中心地に相応しいランドマークとなるよう、三宮地区の一層の魅力度向上にむけ、本計画の実現に取組んでまいります。
1.本計画の概要
本計画地は神戸の中心地である三宮地区にあり、阪急神戸三宮駅をはじめ、阪神神戸三宮駅、神戸市営地下鉄三宮駅、JR三ノ宮駅、ポートライナー三宮駅が近接する鉄道交通網の結節点に位置しています。本計画では、駅の整備を一体的に行い、神戸市営地下鉄との乗り換え利便性の向上や公共的空間の創出を図るとともに、永らく市民の方に親しまれてきた旧神戸阪急ビル東館のデザインをビルの低層部で再生します。
また、ビル内には、商業施設、オフィスのほか、阪急阪神ホテルズが展開する宿泊主体型ホテル「remm(レム)」が入居予定で、神戸を訪れるビジネス客や旅行者のホテル需要に応えます。
さらに、最上階となる29階に展望フロアを整備し、港街神戸の魅力ある景観を楽しめる空間を提供するとともに、4階から15階を占めるオフィスフロアの最上階には神戸市が検討されている産学交流拠点も誘致していきたいと考えています。
■建替後の神戸阪急ビル東館
所在地:神戸市中央区加納町4丁目2番1号
敷地面積:約7,100平方メートル(駅高架下範囲等を含む、計画地周辺図の赤線範囲)
容積率:700%、800%(2つの容積率にまたがる敷地)
延床面積:約28,500平方メートル
階数:地下3階、地上29階
高さ:約120m
主な用途:ホテル、オフィス、商業施設、駅施設等
構造:鉄骨造(地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造)
施設構成:
29階:展望フロア、レストラン
延床面積 約650平方メートル
17階~28階:ホテル
延床面積 約7,800平方メートル
4階~15階:オフィス
延床面積 約11,400平方メートル
地下2階~3階:商業施設
延床面積 約5,300平方メートル
地下2階~2階:駅コンコース、地下鉄への連絡通路、他
延床面積 約1,900平方メートル
地下3階、16階:機械室
約1,450平方メートル
■現在の神戸阪急ビル東館
所在地:神戸市中央区加納町4丁目2番1号
敷地面積:約7,100平方メートル(駅高架下範囲等を含む、計画地周辺図の赤線範囲)
容積率:700%、800%(2つの容積率にまたがる敷地)
延床面積:約5,200平方メートル
階数:地下1階、地上3階
高さ:約11.5m
主な用途:商業施設、駅施設
構造:鉄骨造(地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造)
施設構成:
地下1階~2階:商業施設
延床面積 約3,000平方メートル
地下2階~2階:駅コンコース、地下鉄への連絡通路、他
延床面積 約2,200平方メートル
(※)建替後の建物の東西幅について、計画の詳細にかかる今後の関係機関との調整を前提に、景観計画基準のただし書きの適用を受けることを予定しています。
2.阪急神戸三宮駅東改札口付近の整備について
阪急神戸三宮駅東改札口から神戸市営地下鉄三宮駅東改札口までの乗り換え動線のエスカレーターは、これまで上りのみでしたが、下りのエスカレーターも整備するのに加えて、改札階と地上階、そして地下鉄改札階を結ぶバリアフリー対応のエレベーターを設置し、乗り換え利便性の向上を図ります。また、1階部分と2階部分にかけて設けている吹き抜け空間を拡大し、改札外コンコースをより開放的なものとします。
3.低層部における旧神戸阪急ビル東館のデザイン再生について
永らく市民の方に親しまれてきた旧神戸阪急ビル東館のデザインを低層部に再生します。新しいビルの東側には、大きなアーチ状の窓と円筒形の立面を配して旧ビルのイメージを継承し、良好な景観を形成することで、三宮地区の中心地として魅力ある新たな神戸のランドマークを目指します。
【参考】旧神戸阪急ビル東館の概要
・規模/構造:地上6階(塔屋を含む)地下1階建
鉄骨鉄筋コンクリート造
・高さ:約26m
・延床面積:9,960平方メートル
・竣工日:1936(昭和11)年3月31日
震災時の建物は、竣工当時と比べ、北面上層部を改修する等、一部変更が行われており、阪急百貨店、映画館(阪急シネマ、阪急会館、阪急文化)、阪急交通社などが入居していました。
4.展望フロアの設置について
海や山だけではなく、フラワーロード、北野坂、京町筋といった神戸の主要な眺望を見通すことができる立地を活かし、最上階(29階)にレストランを併設した展望フロアを整備し、来館者や観光客が神戸の優れた景観を楽しめる眺望空間を提供します。
5.阪急神戸三宮駅高架下店舗のリニューアル、西改札口付近の美装工事の実施について
神戸阪急ビル東館の建替えの竣工までに、阪急神戸三宮駅高架下店舗のリニューアルと、阪急神戸三宮駅の西改札口付近の美装工事を実施します。
■現在
所 在 地:神戸市中央区加納町4丁目2番1号
延床面積:約4,400平方メートル
階 数:地下1階、地上2階
主な用途:商業施設、駅施設
構 造:鉄骨造(地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造)
■リニューアル後
所 在 地:同上
延床面積:約5,100平方メートル
階 数:同上
主な用途:同上
構 造:同上
阪急電鉄 http://www.hankyu.co.jp/
リリース http://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/4120.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
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