“土佐のお婆ちゃんからの仕送り”風 野菜ネット通販 『土佐野菜』がリブランディングして本格始動
~野菜はもちろん、段ボールまで「made in 高知」~
2016.06.03 10:30
プライム株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:今久保 公郎)は2016年4月に始めた「高知産限定の野菜通販サイト」に寄せられた想像以上の反響をうけて、2016年6月1日に『こころ、かよう。野菜の便り。土佐野菜』とリブランディングし、インターネット野菜宅配事業を本格スタートしました。
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『土佐野菜』メインイメージ
コンセプトは“土佐婆ちゃんからの野菜の仕送り”。同サイトを通じて注文をすると、ダンボール(※)に高知で採れた野菜の他に「土佐のおばあちゃんからの便り」や「土佐野菜を使ったレシピ」「お裾分け」を同封して発送。温かいコミュニケーションを重視した消費者体験が設計され、単なるネット販売とは一線を画したCtoC風の野菜通販です。
農家と消費者の間に介在する業者をカットすることで双方にメリットが生まれ、ひいては、苦悩する“高知の不器用な農家さん”の収益が2割増えることでより価値の高い野菜を提供できる循環モデルです。
URL: https://tosa-yasai.com
( Facebookページ: https://www.facebook.com/tosayasai )
▽コンセプトムービー公開中
https://www.youtube.com/watch?v=SmlCOFf1StI
※野菜だけではなく、段ボールから梱包に使用する材料など全て高知の企業に依頼。「土佐の文化を知ってほしい」「土佐を好きになってもらいたい」という想いからのこだわりです。
■背景
「高知の農家さんの収益を2割アップさせたい」という想いから事業をスタートしました。高知県には真面目で実直な農家さんが多くいるものの、今の市場では農薬を使わずに作っても(農薬を使って作った場合と)価格は変わりません。また、“高知人”はその実直な人柄もあってか口下手・商売下手で、わが子のように大切に育てた野菜をなかなか上手に売ることができずにいるのが現状でした。
そこで、真面目に作られている農家さんから今の2割高く買い取る販売ネットワークの構築に至りました。『土佐野菜』を通じて上がった2割分の収益をJAS有機栽培の有償認定申請に充てることで、受けた認定により更に野菜の値段は上がり、当社としても“より良い野菜”を提供することができるという好循環が生まれます。
■「高知」の恵まれた3つの農環境
『土佐野菜』では、農環境に恵まれた高知で育てた野菜だけを産直で届けます。
1.日本でも稀有な地理環境
高知県では、南側をスッポリと黒潮が流れる太平洋に囲まれ、北側は森林に覆われる特殊な地形となっており、特に農作物にとって大事な水を作り出す森林の割合が84%と日本一を誇ります。また海側の平野の北に広がる森林では、平野部と山間部の両方で農業が営まれており、一年中温暖な平野部と寒暖差の激しい山間部とで旬をずらすことにより、年間を通して安定的に農作物が収穫できます(平野部ではお米が6月にも収穫できてしまう程)。
2.豊かな天候
高知は、農作物に必要な要素である水・気温・太陽・雨のいずれも日本トップクラスで、日本一にも頻繁になっています。(下記は2010年調べ)
年間平均気温:17.0度(日本5位)
年間日照時間:2154.2時間(日本2位)
年間降水量 :2547.5mm(日本1位)
3.美しい河川
見た目にも美しい大小様々な河川が高知県にはあります。しかし、それは見た目だけでなく「清流」を保持する努力をしていて、高知県では2001年に「四万十川条例」を制定し独自の水質基準を厳しく保っています。高知県で獲れる海の魚の種類は約1,500種に及び、日本一です。そんな、綺麗で栄養豊富な清流で四国野菜は育てられています。
■産直の魅力
農家さんと消費者の間には、いくつもの業者を介して販売されています。輸送の時間がかかるせいで野菜の鮮度が落ちてしまったり、安価に野菜を消費者に届けるために農家さんにはとても安い賃金しか払えず、農家さんが減ってしまう問題が起きています。
上記のプロセスを『土佐野菜』がまとめることで、通常配送には収穫してから3~4日かかるところを翌日にお届け可能となります(※一部地域を除く)。消費者にとっては良いものが安く手に入り、農家さんにおいては収益アップにつながり、より良い野菜が作られ、それをまた消費者に提供できる好循環が生まれます。
<代表コメント>
「現状、農業は決して恵まれた経済環境とはいえない状況ですが、この産直の流通経路が増えて“儲かる農業”が確立し、就農者が増加することで、結果的に“日本農業の活性化”にも繋がると期待しています。」
■今後の展開
今後、一定の顧客数の獲得と、全国にブランドを浸透させていくために様々な施策を準備しています。
1.飲食店向け展開
現在、首都圏の飲食店に対して積極的に営業をかけ、年内で20店舗、翌年は100店舗に卸すことを目指しています。
2.加工品の製造・販売
生姜・文旦などの柑橘系での加工品のサンプルを作成中です。年内にも第一弾となる生姜製品をリリース予定です。
3.首都圏マルシェなどの実店舗販売
『土佐野菜』をもっと身近に感じてもらうべく、実店舗での販売も計画しております。
4.契約農家さんの拡大と発展
この1年で、信頼できる契約農家さんの数を30増やし、有機栽培の認定促進をしていきます。
5.6次化へ向けて
最終目的である6次化へ向け、3年後から生産もスタートさせ、土佐野菜レストラン、土佐野菜直販店などを展開させる計画です。
■クリエイティブエージェンシーと共にブランディング
『土佐野菜』は株式会社TYOのクリエイティブディレクター(CD)塩坂 文緒が、サービス設計及びコミュニケーション戦略全般を担当。アートディレクションや映像制作を中心に行ったアートディレクター(AD)金谷 尚和と共に、消費者体験により、単なる野菜の通販とは一線を画した、全く新しい“田舎からの仕送り”のような野菜通販サービスを実現させました。
コンセプトムービー動画で使用している楽曲は、ピアノ弾き語りソロアーティスト「日食 なつこ( http://nisshoku-natsuko.com )」からのオリジナル提供です。
【主要メンバー紹介】
≪プライム株式会社≫ http://www.prm-japan.com/
代表取締役社長 今久保 公郎(いまくぼ こうろう)
2004年 1月:WEB制作会社である株式会社インプレッシブをスタートし、11期連続での黒字を達成し、退任
2014年10月:プライム株式会社設立 第一次産業の6次化事業をスタート
2016年 4月:第一次産業活性化の第一弾として、高知県産のみの野菜通販サイト『こころ、かよう。野菜の便り。土佐野菜』をリリース
2016年 6月:TYO 03の協力を得て、サービスを本格スタート
≪株式会社TYO クリエイティブユニット03≫ http://zero3.tokyo
クリエイティブディレクター 塩坂 文緒(Creative Director)
過去にHONDA、AUDI、三菱自動車、UNIQLO、au、docomo、CCJC、KIRIN、SUNTORY、三井不動産レジデンシャル、大塚製薬、SEIKO等のブランドを担当。インタラクティブ領域を軸足に、映像やグラフィック、イベント等、幅広い領域のクリエイティブディレクションを行う。社会課題の解決を目標に、話題性を生む企画、実行までをビジネスモデルにしながら進めていくTYO擁するチーム“出来事DESIGN”でディレクターを務め、活躍の場を広げている。
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