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モンタビスタがJavaと一連のグラフィックス関連製品をリリース

2003.07.22 09:30

報道関係各位
平成15年7月22日

モンタビスタソフトウエアがMontaVista Linux Consumer Electronics
Edition用のJavaと一連のグラフィックス関連製品をリリース
~モンタビスタが完全な統合アプリケーションと、JVM、ライブラリ、ツ
ールをすべて提供~

モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社

米カリフォルニア州サニーベール、2003年7月15日(現地時間)発- 
革新的な組込みソリューションを展開するMontaVista Software Inc.
(以下、モンタビスタ)は、本日、MontaVista(R) Linux(R) Consumer
Electronics Edition (CEE) 上で先進のコンスーマ・エレクトロニクス
製品を開発するディベロッパをサポートする、幅広い補完製品群を発表し
ました。

今回提供されるのは以下の製品群です。
·IBM® WebSphere® Studio Device Developer 5.0 for MontaVista
Linux Consumer Electronics Edition – 組込みJava(TM) アプリケ
ーション構築のための多用途で堅牢な開発および製品展開用のソリュー
ション
·Qtopia® for CEE –スマートフォンやPDAアプリケーション開発用
にす
ぐに利用できる完全なフレームワーク
·Qt®/Embedded for CEE – ポピュラーなQt/Embedded API
·MontaVista Graphics for CEE – X Windowベースのネットワークに
対応したグラフィックスシステム

これらの製品の殆どは、既にMontaVista Linux Professional Edition
(Pro)でサポートされており、今回MontaVista Linux Consumer Electron
ics Edition 3.0対応として統合、検証されたものです。

モンタビスタは、IBMやTrolltechが提供するこれらソフトウェア製品、すな
わち、WebSphere Studio Device DeveloperやQtopia、QT/Embeddedに大き
な付加価値を与えます。モンタビスタは、MontaVista Linux Consumer Ele
ctronics Editionでサポートされている特定のプロセッサ、ビデオチップセ
ット、リファレンスボードに対してそれぞれのソフトウェア製品をサポート、
動作検証しています。MontaVista Linux Consumer Electronics Editionは、
バイナリ、ソースコードにより、開発者がすぐに展開できる状態で提供されま
す。これらのソフトウェア製品およびMontaVista Graphics for CEEは、モン
タビスタから直接入手可能で、合わせて完全な技術サポートを利用することが
できます。

モンタビスタのマーケティング担当副社長、シーラ・ベーカー(Sheila Ba
ker)は次のように述べています。「CEEはこれまで、世界をリードする多く
のコンスーマエレクトロニクス企業からの注目を集めてきました。今回発表の
新製品は、アプリケーション開発をスピードアップし、完全に統合化された「
すぐに使えるツール」で、開発者向けに「箱から出してそのまま利用できる」
素晴らしい環境を実現します。モンタビスタは、完全に検証され、最適化され
た開発プラットフォームとランタイム・プラットフォームを包括的に提供し、
さらに、サポートも一括して行うことで、業界をリードしています。こうした
製品群のコンビネーショにより、CEEはコンスーマエレクトロニクス機器向けに
今日利用できる中でも最も完全なシステムソフトウェア開発環境と言えるでし
ょう。当社は、市場への製品の迅速な投入のために、堅牢で豊富な機能を備え
た製品を求めるアプリケーション開発者をサポートします。」

IBM WebSphere Studio Device Developer for CEE は、インテリジェント
でネットワーク接続に対応した新世代デバイス向け組込みJavaアプリケーショ
ン構築のために、優れた開発および展開ソリューションを実現します。この製
品は、Websphere Studio Device Developer Integrated Development Env
ironment (IDE)に加え、2つのJavaランタイム環境を提供しています。Javaテ
クノロジ・ベースの幅広いコンスーマ機器ソリューションのために設計された
最新版J2ME(TM)仕様に対応するため、Websphere Studio Device Developer
for CEEは、J2ME認証済みのWebSphere Micro Environment 5.0を組み入れて
います。さらに、特別な組込みデバイスの特定のニーズに合わせられるように、
カスタマイズ可能なランタイム環境WebSphere Custom Environmentも提供され、
柔軟性を拡張しています。モンタビスタは、これらのJavaランタイム環境を構築、
検証、サポートしています。

Qtopia for CEEは、MS OutlookへのPIM (Personal Information Manageme
nt)の同期が可能なQt/Embeddedベースのフレームワークと、スマートフォンや
PDA用にすぐに利用できるアプリケーションのフル・セットです。Qtopia for
CEEは統合、検証、チューニングされたバイナリのソフトウェア・セットで、生
産性の向上と市場投入の早期化のためにデバイスメーカー向けにソースコードも
提供されます。Qt APIとQtopiaソフトウェア・セットを組み合わせると、スマ
ートフォンやPDA、その他の先進のデバイスを短期間で開発できる柔軟性に優れ
たソリューションを実現するツールキットとして利用できます。

Qt/Embedded for CEEは、グラフィックベースの組込み機器ディベロッパのニ
ーズに特化して設計され、ポピュラーなQt APIを小さいフットプリントで実装
して提供します。ホストベースのアプリケーション開発をスピードアップする
いくつかの特徴的な開発機能を備え、Qt/Embedded for CEEは折り紙付きのパ
ワフルなグラフィック・ツールキットとしてMontaVistaユーザに利用されます。

MontaVista Graphics for CEEは、X windowシステムをベースとした、パワ
フルでフットプリント可変、さらにネットワークにも対応するグラフィックス
を提供します。X windowは、過去15年の知名度と実績を持ち、幅広いプラット
フォームで動作するようにモジュラー・パッケージ型に設計され、優れたグラ
フィックス機能を提供します。X windowは、ウィンドウマネージャ、ブラウザ、
マルチメディアサービスなど数多くの開発ツールや付属のアプリケーションを
サポートしています。

モンタビスタのシニア・プロダクト・マーケティング・マネージャ、マイク
マシュー(Mike Mathews)は次のように述べています。「これらの製品は、Pro
のユーザの間ですでに好評を得ており、こうしたお客様が、CEEを採用しつつ
あります。私どもは、製品とサービスをセットで提供する便利な購入システム
を用意しています。完全に検証され統合された製品への信頼と、特定のソリュ
ーションのニーズに応じてコンポーネントを選ぶことができる選択の自由を、
お客様は手にすることができるのです。」

MontaVista Linux Consumer Electronics Edition
CEEは携帯電話、デジタルテレビ、セットトップボックス、テレマティックス
端末などのコンスーマエレクトロニクス機器向けに特化して設計された業界
初のLinux OSとクロス開発環境です。MontaVista Linux Consumer Electr
onics Edition 3.0は、ダイナミックな電力管理、コンスーマにフォーカス
した豊富なネットワーク機能、コンスーマ機器で要求される信頼性に対応する
ことでLinuxを拡張します。CEE 3.0は、2.4.20 Linuxカーネルをベースとし、
DPM (Dynamic Power Management)を装備するとともに、カーネルとアプリケ
ーションのXIP (eXecute In Place)、ストリーミングメディアの最適化、O
(1)リアルタイム・スケジューラ、さらにシステムのパフォーマンスやタイミン
グ、メモリサイズを計測するための新たなMontaVista System Measurement
Toolをサポートします。CEEは、また、電力管理機能に対応したデジタルカメラ
、IrDA、MMCカードやUSB等の周辺デバイス用ドライバをサポートします。

出荷時期
IBM WebSphere Studio Device Developer、Qt/Embedded、Qtopia、Monta
Vista Graphics for MontaVista Linux Consumer Electronics Edition
3.0は、既に出荷されています。すべてのモンタビスタ製品は、全世界のモン
タビスタまたは販売代理店より入手可能です。

モンタビスタソフトウエアについて
MontaVista Software, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サニーベール)
は、インテリジェントな接続機器や関連するインフラストラクチャ向けのシス
テムソフトウェア市場をリードするグローバル・サプライヤーです。モンタビ
スタはGNU/Linuxベースのオープン・ソース・ソフトウェア・ソリューション
を提供することで組込みソリューションの革新を推し進めます。リアルタイム
オペレーティング・システムの先駆者ジェームス・レディ(James Ready)に
よって 1999年に設立され、MontaVista Linux製品シリーズとして通信インフ
ラからコンスーマ機器分野を対象としたアプリケーション向けに求められる幅
広い開発者のニーズに対応します。MontaVista LinuxはProfessional、 Con
sumer Electronics、Carrier Gradeの複数のエディションと、パワフルなJa
va開発環境やグラフィックス開発機能を提供するアドオン製品も提供していま
す。

モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc.
の100%日本法人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、
およびそれに関わるあらゆるサービスを提供しています。

米カリフォルニア州サニーベールに本社を置くMontaVista Softwareは、
Alloy Ventures, US Venture Partners、RRE Ventures、WR Hambrecht+Co.、
IBM、Intel Capital、Sony、Panasonic、Toshiba America、およびYamaha Corporati
onなどの主要投資企業より出資を受けた私有企業です。MontaVista
Softwareの詳細情報は、同社のWebサイト(www.mvista.com (英語)、www.montavist
a.co.jp (日本語))をご参照ください。

Linux は Linus Torvalds の登録商標です。
MontaVista は MontaVista Software, Inc. の登録商標です。
IBMとWebSphereは、米国または他の国においてIBM Corp.の登録商標です。
Javaと全てのJavaベースの商標は米国または他の国においてSun Mycrosystems,
Inc. の商標または登録商標です。Trolltech, Qtopia, およびQtは、
Trolltech ASの登録商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービス マークです。

【問い合わせ先】
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
マーケティング部:安田 佳世子
TEL: 03-5469-8840  FAX: 03-5469-8801
Email: kayoko_yasuda@montavista.co.jp

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