医学大学と産学連携で「女性検査用パンツ」を開発 検診の恥ずか...

医学大学と産学連携で「女性検査用パンツ」を開発  検診の恥ずかしさ軽減し、子宮頸がんの早期発見に貢献

日本シーエイチシー株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:古川 裕祥)は、日本人の持つ「恥じらい」に着目し、福島県立医科大学と産学連携で「女性検査用パンツ」を開発しました。婦人科検診は検査しなければ気づかない病気が多くあります。検査への抵抗感を感じている間に病気になってしまわないよう、安心して検査を受けられるアイテムとして「女性検査用パンツ」の活用を期待しています。

「女性検査用パンツ」
「女性検査用パンツ」

※「女性検査用パンツ」は獨協医科大学病院 乳腺センター センター長 渡邉 久美子准教授が考案し、福島県立医科大学の知的財産として登録されています。


■女性検査用パンツ開発背景
従来の婦人科検査は開脚する内診台に座り、検査着がなく「恥ずかしくても我慢する」しかありませんでした。「女性検査用パンツ」は、そのような状況を変化させるために、露出部を減らし、着用したまま内診台に座れるアイディアを取り入れ開発されました。

<着用時イメージ>
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<試着者アンケート>
https://www.atpress.ne.jp/releases/105340/img_105340_4.jpg


■女性検査用パンツ特長
・婦人科検査時、臀部や太ももなどの露出を減らし羞恥心の軽減を図ります。
・股の部分に切り込みが入っているので、着用したまま検診を受けることが出来ます。
・サイズはフリーサイズ。ウエストは紐を備えていて、着用時には紐を結ぶことでウエストの調整が可能です。

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■子宮頸がん検診率の低い問題
子宮頸がんは早期発見で治癒できる病なのにも関わらず、検診率が米国85%に比べて日本は37.7%ととても低いのが現状(※1)で、毎年約1万人が罹患し、2013年には約2,700人が死亡しています(※2)。
「女性検査用パンツ」は受診者目線でつくられ、「検診に行くのが恥ずかしい」「内診に心理的な抵抗がある」という方をサポートし、受診率向上を目指しております。

(※1)検診率:2010年OECD Health Data
https://www.atpress.ne.jp/releases/105340/img_105340_3.jpg
(※2)罹患・死亡者:国立がん研究センターがん対策情報センター調べ


■開発への想い
考案者:獨協医科大学病院 乳腺センター センター長 渡邉 久美子准教授

平成6年の学生実習の時、内診台に乗った患者様の下半身が医療者側にはあらわに露出されているのをみました。カーテンで仕切ってあるはあるものの患者様にとっては恥ずかしく、必死に膝をとじようとしていました。ですが、それでは診療にならなく、ガバッと足をひろげなければ検査はできません。「せめて足をおおうものがあるとか、露出部を狭くしてあげれば恥ずかしさも減るのに…」という想いが頭を過りましたが“学生の私が思う程だからそのうち何か工夫がされるだろう”とそれ以上には考えませんでした。
時が経ち、学生だった私も医療従事者になりました。
ふとしたきっかけで、婦人科検診を受けた際に忘れていた学生の頃の記憶を思い出さざるを得ない出来事があったのです。いまだに足をおおうものや、露出部を狭くできる検査用のものがなく医療者側にはあらわに露出。“大腸検診は注腸パンツが出来、当たり前になっているのに婦人科だけ変わっていない。”この出来事がきっかけで「女性検査用パンツ」の開発に至りました。


■今後の展開
【(1) 悩みを抱える女性と産婦人科を繋ぐ】
女性のカラダとココロの健康情報サイト『ルナルナ』(株式会社エムティーアイ)にて、「子宮頸がんについて」の意識調査(※3)を行った結果によると、子宮頸がん検診に対して、20代前半では67.9%が検診を受けたことがなく、20代後半でも36.2%が検診を受けたことがありませんでした。
また「受診したことがない」と回答した人の理由のなかで、「なんとなく面倒で」「婦人科に行くことに抵抗がある」という回答が、それぞれ約3割を占める結果となりました。

時代と共に女性のカラダを取り巻く環境は大きく変化しているにも関わらず、多くの若い女性は婦人科や、検診に対して抵抗感や、面倒くささを感じています。
当社では、「受診したことがない」と回答する人を、検診受診の告知だけではなく病院へ足を運んでもらうためのアクションを起こす取り組みを「女性検査用パンツ」を通して今後検討していきます。

(※3)2016年2月 女性のカラダとココロの健康情報サイト『ルナルナ』調べ

【(2) 少子高齢化、女性の職場での活躍のために】
がんで死に至らなくとも、進行状態で発見されると子宮全摘出になってしまい女性としての人生に大きな影響を与えます。仕事をしている女性であれば、働き盛りの時に戦力から離脱したり、復職しても体が疲れやすかったりするという現状があります。

早期発見、早期治療であれば子宮温存、手術も数日で済み、出産も可能です。少子化対策や女性を守る社会貢献事業として、企業の皆様と力を合わせ寄与していきます。


■会社概要
商号  : 日本シーエイチシー株式会社
代表者 : 代表取締役社長 古川 裕祥
所在地 : 〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町13-15 エースビル
TEL   : 03-5645-8351
事業内容: 医療機器販売/賃貸業・フランチャイズシステム開発
      医療機関向ウェプ管理サービス
      サプリメント等健康関連商品製造販売
URL   : http://www.j-chc.jp/


【本プレスリリース/本製品に関するお問い合わせ先】
日本シーエイチシー株式会社
広報担当: 田村 佳都子
TEL   : 03-5645-8351

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