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高校・企業・宿泊施設の“三位一体”で取り組む 「楽天IT学校」に参画

~電子商取引に、もっと人と人との触れ合いを~

2016.07.06 15:30

当館「小川屋」(名称:株式会社小川屋、所在地:岐阜県下呂市湯之島570、代表取締役:野村 勝)は、日本三名泉に数えられる下呂温泉のもと、60年以上続く伝統のおもてなしと、飛騨川を臨む絶景のロケーション、日本一の朝ごはん、東海最大級の100帖空間の畳風呂で、お客様に長年愛されて参りました。そしてこの度、楽天株式会社が2008年からCSR活動の一環として行っている、高校生向けの電子商取引授業「楽天IT学校2016」に、昨年に引き続き今年も参加協力することにいたしました。


昨年の授業風景

■電子商取引は“お客様と宿をつなぐ架け橋”
現在の観光業、とくに旅館の国内需要は年々減少の傾向にありますが、世界的に見れば、新興国の経済発展に伴い余暇を楽しみたいという需要は全体的に増加しています。また、日本は世界遺産への登録の増加などの追い風もあり、「インバウンド」(外国人の旅行先)として魅力的な市場であると考えております。そこで、かねてより日本の旅館業の可能性についてより多くの方にお伝えしたと思っていたところ、今回のお話をいただきました。楽天株式会社とは、同社運営のインターネットモール「楽天市場」へ出店するなかで、「楽天トラベルアワード2014」を受賞するなど信頼関係を深めてきた経緯がございます。


今回、全8回約1年間の講義を「岐阜県関市立関商工高等学校」の2年生に行うことになりましたが、すでに終了した3回では、当館が楽天市場で実際に販売している商品プランをもとに、ネットショップの運営やマーケティングについて実践的に学ぶ機会となることを意識しました。ふだん顔を合わすことがない、ネットショップオーナーの試行錯誤の取り組みを垣間見て、「画面の向こう側にいる“人”へ商品を売る醍醐味」を実感される学生の方も多かったようです。

また、旅館業において電子商取引は“お客様と宿をつなぐ架け橋”として、国を超えて世界にアピールできるものであるということもお伝えすることができたかと自負しております。物理的な制約にとらわれない電子商取引の可能性を知ってもらうことによって、それを活用した仕事に地元で携わる若者が増え、ひいては地域の活性化につながることも期待しております。

■和みの畳風呂物語の宿 小川屋 公式ホームページ
URL: http://www.gero-ogawaya.net/


■「楽天IT学校」:1年間の授業スケジュール(例)
(1) 5月 …ネットショップの基本のお話+商品紹介
(2) 6月 …施設の具体例を知る+マーケティング
(3) 7月 …商品(プラン)について考える
(4) 9月 …宿泊プラン案を考える
(5) 10月…予約プラン案作成、改善
(6) 11月…検証+プラン内容を改善する
(7) 12月…検証+代表チーム決定
(8) 1月 …楽天IT学校甲子園
(9) 2月 …楽天IT学校で学んだ内容を振り返る


■「楽天IT学校」それぞれが担う役割(例)
高校     :約1年間の実践的な電子商取引授業、
        地域PRを兼ねた販売実践
楽天     :電子商取引ノウハウの教授、楽天社員による出張授業、
        楽天IT学校甲子園の開催
宿泊施設(当館):全8回の講座サポート、商品ページの企画制作サポート、
        商品販売促進サポート、職場体験や生産者見学への協力


■高校・企業・宿泊施設が“三位一体”で取り組む「楽天IT学校2016」の3つのポイント

(1)外国人観光客の増加の追い風より、日本の旅館業の潜在的パワーは実は大きい。

(2)物理的制約にとらわれない電子商取引は、地方の旅館にとってさらに心強い味方になり得る。

(3)ネットショップオーナーの試行錯誤の取り組みを知ってもらうことによって、学生の方々に電子商取引の魅力をよりリアルに感じていただきたい。


【施設概要】
施設名 : 和みの畳風呂物語の宿 小川屋
所在地 : 岐阜県下呂市湯之島570番地
客室数 : 96室(最大収容人数478人)内バリアフリー客室1室あり
代表者 : 代表取締役 野村 勝
創業  : 1949年
事業内容: 宿泊施設、レストラン、売店の運営
URL   : http://www.gero-ogawaya.net/

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