災害・救急自動車映像伝送システム「V-FAST」が 千歳市消防本部、洛和会音羽病院の救急医療システムに採用
~北海道、近畿地方では初めての採用!全国展開を更に加速~
企業動向
2016年7月7日 17:00 インフォコム株式会社(東京都渋谷区、以下インフォコム)が展開する、災害・救急自動車映像伝送システム「V-FAST(ブイファスト)」が、北海道千歳市消防本部の救急医療システムとして、また京都府災害拠点病院の指定を受けている洛和会音羽病院の救急医療システムとして採用されました。
災害・救急自動車映像伝送システム「V-FAST」の活用シーン
インフォコムは、ヘルスケア事業を重点事業分野の一つと位置付け、病院や製薬企業向けの製品・サービス展開に加え、地域包括ケア領域における新事業の展開を推進するとともに、ICTを活用した災害・救急医療への取り組みを推進しています。
【災害・救急自動車映像伝送システム「V-FAST」の特長】
救急車内や災害・救急現場から、患者の容態や生体情報モニターなどの映像や現場の状況を、低帯域の通信回線を利用して、災害・救急本部や救急病院などの医療機関にリアルタイムに伝送するシステムです。
データの圧縮や復元において独自の技術を用いることで携帯電話などの通信回線利用でも高品質の鮮明な画質の映像伝送を実現しています。
【千歳市消防本部の取り組み】
千歳市消防本部は、配備する救急自動車の1台に同システムを搭載し、運用を開始しました。
同本部では、救急自動車内に搭載したシステムを緊急時は災害・救急現場に持ち出すことが可能なシステムとして構築されたため、患者のバイタル情報をいち早く専門医と共有できる仕組みとなりました。
【洛和会音羽病院の取り組み】
・洛和会音羽病院救命救急センター・京都ER所長 安田冬彦 医師より
「当院では施設間搬送のドクターカーを積極的に導入しています。近隣の医療機関(病院、診療所、介護施設など)から非常に重篤な患者様を搬送することもあるため、本年度からドクターカーに画像転送システムを導入しました。これは、車内での医療処置、患者様の状態、生体モニター画面などを時間ロスなく病院内のモニター画面にて把握できるもので、これによって搬送中の患者様の状態をいち早く把握し、到着後の初期診察に役立て、予後の向上を目指します」
災害・救急自動車映像伝送システム「V-FAST」は、自治体が主催する防災訓練の現場や災害の現場においても活用されています。また、この度の熊本地震の被災地においても支援活動に活用されました。
なお、インフォコムは、7月13日~15日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「国際モダンホスピタルショウ2016」に出展し、本システムをはじめヘルスケア事業の主要システムを紹介します。
以上
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