中国清華大学・中国環境投資網作成・監修、中国の環境関連産業を網羅する 「中国環境市場レポート 2009年版」を提供開始

～中国の環境市場規模は2010年には1兆元に達する見込み。環境関連投資も堅調～

　環境法規制情報を中心とするコンサルティングを行うエンヴィックス有限会社（本社：東京都豊島区、代表取締役：中里 純啓）は、このたび中国清華大学環境科学工程学部・環境管理政策研究所と中国環境投資網が共同で作成・監修を担当した「中国環境市場レポート 2009年版」の提供を開始いたしました。

　「中国環境市場レポート 2009年版」は、中国の環境に関連する産業・市場を網羅的に調査し、各々の歴史、市場規模などの現状分析、今後の展望をまとめた市場調査報告書です。また、環境分野での投資についての調査を行い、公共セクター、民間セクターの投資状況もまとめております。
　今回調査対象とした産業・市場は、工業・生活排水処理、大気汚染防止、有害・固体廃棄物処理、リサイクル、新エネルギー等の産業分野、省エネ設備・製品、家庭用空気清浄機・浄水器等の市場分野等、非常に多岐にわたります。同時に中国国内の環境政策・環境法・環境規制の動向と、国内産業に与える影響も検証しております。

[主なトピック]
・新エネルギー産業
　風力発電の2008年の成長速度は前年度比で100％近くに達し、総発電容量は1200万KWを超え、世界第4位となった。2010年までに、総発電容量は世界第2位まで躍進すると推測される。
・水関連産業
　中国政府による飲用水及び汚水排出標準の強化に伴って、大規模な水処理施設の新規建設、同時に既存インフラを改造する需要も大きい。また、家庭用浄水器市場も2008年には、市場規模が50億元に達した。
・省エネルギー関連産業
　中国政府は「十大省エネプロジェクト」を掲げ、コジェネレーション、グリーン建築、グリーン照明等に関連する技術開発を奨励。また、エネルギー管理契約（EMC）の市場規模は、2010年に75億元に達する見込み。
・環境投資
　2008年のベンチャーキャピタルやプライベートエクイティによる投資件数は35件、投資総額は52億元で、対前年比77.8％増となった。太陽光エネルギー関連事業への投資が活発。

[作成・監修]
・清華大学環境科学工程学部・環境管理政策研究所
　中国の環境投融資、環境政策、環境関連産業を主に研究し、毎年中国の政府、銀行、国際組織および企業から委託を受け、数多くの研究プロジェクトを実施している。
・中国環境投資網（ http://www.enviroinvest.com.cn/ ）
　中国の環境産業のリサーチや環境関連投資情報を中心とする環境ビジネス情報サイトを運営。
・常杪 清華大学環境科学工程学部・環境管理政策研究所所長、助教授
　名古屋大学環境学博士。日本に留学し、財団法人地球環境戦略研究機関で研究員として勤めた。中国政府の第十二次五カ年環境保全計画の策定にも参画している。

[想定読者層]
・中国の環境分野へ進出している、もしくは検討している環境関連企業
・中国の環境分野への投資を検討している金融機関・機関投資家・企業・個人投資家
・中国の環境分野を研究している大学・研究機関・個人

[製品概要]
製品名： 中国環境市場レポート 2009年版
価格　： 189,000円（税込）
形態　： PDFファイル
URL　 ： http://www.envix.co.jp/chinareport2009.html

【会社概要】
商号　　　： エンヴィックス有限会社
代表取締役： 中里 純啓
所在地　　： 東京都豊島区北大塚2-10-10　岡部第1ビル2F
設立　　　： 1994年3月
事業内容　： 世界各国の環境法規制情報を中心としたコンサルティング
URL　　　 ： http://www.envix.co.jp/