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モンタビスタソフトウエアがCE Linuxフォーラム会員に

2003.08.12 15:00

   モンタビスタソフトウエアがCE Linuxフォーラム会員に

~モンタビスタにコンスーマ・エレクトロニクス市場向けLinux標準化への
 サポートを期待~

              モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社

カリフォルニア州サニーベール、2003年8月11日(現地時間)発-
革新的な組込みソリューションを展開するMontaVista Software Inc.
(以下、モンタビスタ)は、6月に世界的なコンスーマ・エレクトロニクス機
器メーカーによって設立されたCE Linuxフォーラム (CELF)の会員として迎え
られたことを発表しました。同フォーラムは、デジタル・コンスーマ機器向け
にLinux® プラットフォームの利用を推進し、さらに、コンスーマ・エレクト
ロニクスに特化したLinux OSのための標準の開発と実装を目的としています。

昨年12月、株式会社ソニーと松下電器産業株式会社は、こうしたフォーラム
を設立する意図があることを発表しました。CELFは7月前半に、この2社を設
立メンバとして正式に発足し、さらに、株式会社 日立製作所、日本電気株式
会社、ロイヤルフィリップスエレクトロニクス、サムスン電子株式会社、シ
ャープ株式会社、株式会社 東芝が、アポインティッド・メンバとして同時に
コンソーシアムに参加しました。
モンタビスタはこの度、アソシエート・メンバとしてCELFに参加し、デジタ
ル・コンスーマ・エレクトロニクス市場でのLinux利用のために、標準を開発
する役割を果たします。

モンタビスタのCEO兼プレジデントのジム・レディは次のように述べています。
「世界をリードするデジタル・コンスーマ機器メーカーが、Linuxによって市
場にもたらされるメリットを認識したことは素晴らしいことです。モンタビス
タは、松下電器産業株式会社、日本電気株式会社、ロイヤルフィリップスエレ
クトロニクス、サムスン電子株式会社、株式会社ソニー、株式会社 東芝など
のCELFの主要企業との間ですでに様々な実績を持ち、こうした企業によるコン
スーマ製品でのLinux利用の促進を、全面的にサポートしています。」

今年の前半に、モンタビスタは、MontaVista(R)Linux(R) Consumer Elect
-ronics Edition (CEE) 3.0. をリリースしました。CEEは、携帯電話、デジ
タルTV、セットトップボックス、およびオートモーティブ・テレマティクスな
どのコンスーマ・エレクトロニクス機器向けに特化して設計された、最高レベ
ルの品質のLinux OSとクロス開発環境を提供します。CEEは、CELFによって概
要を示された要求に対応しています。具体的には、リブートおよびシャットダ
ウン時間の低減、リアルタイム性能の向上、ROM/RAMサイズの削減、効率的な
電力管理などです。今後はさらに進んで、モンタビスタは、CELFによるLinux
標準の開発に積極的に参加し、将来的には自社のコンスーマ関連製品における
こうした標準のサポートをコミットします。モンタビスタは、今後CELFが推薦
する仕様と同期をとった製品群を提供することが、自社のお客様にとってもプ
ラスとなると信じています。

MontaVista Linux Consumer Electronics Edition 3.0は、ダイナミックな
電力管理、コンスーマにフォーカスした豊富なネットワーク機能、コンスーマ
機器で要求される信頼性をサポートすることでLinuxを強化します。2.4.20
Linux カーネルをベースとして、CEE3.0はDPM (Dynamic Power Management)
を装備し、カーネルとアプリケーションのXIP (eXecute In Place) 、ストリ
ーミングメディアの最適化、O(1)リアルタイム・スケジューラ、さらにシステ
ムのパフォーマンスやタイミング、メモリサイズを計測するための新たなMonta
Vista System Measurement Toolをサポートします。CEEはさらに、電力管理
機能に対応したデジタルカメラ、IrDA, MMCカードやUSB等の周辺デバイス用ド
ライバをサポートしています。

モンタビスタはまた、補完的な製品を幅広く提供することで、開発者が、
MontaVista(R) Linux(R) Consumer Electronics Edition (CEE) 上で先進
のコンスーマ・エレクトロニクス機器を構築することをサポートします。

これらには、以下のものが含まれます。

·IBM® WebSphere® Studio Device Developer 5.0 for CEE –
組込みJava
アプリケーション構築のための多目的かつ堅牢な開発および展開ソリューシ
ョン
·Qtopia® for CEE – スマートフォンやPDA用にすぐに利用できる
完全なアプ
リケーション・フレームワーク
·Qt®/Embedded for CEE – ポピュラーなQt/Embedded API
·MontaVista Graphics for CEE –X windowベースのパワフルなネット
ワーク
対応グラフィックス

モンタビスタソフトウエアについて
MontaVista Software, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サニーベール)は、
インテリジェントな接続機器や関連するインフラストラクチャ向けのシステム
ソフトウェア市場をリードするグローバル・サプライヤーです。モンタビスタ
はGNU/Linuxベースのオープン・ソース・ソフトウェア・ソリューションを提
供することで組込みソリューションの革新を推し進めます。リアルタイム オペ
レーティング・システムの先駆者ジェームス・レディ(James Ready)によって
1999年に設立され、MontaVista Linux製品シリーズとして通信インフラからコ
ンスーマ機器分野を対象としたアプリケーション向けに求められる幅広い開発者
のニーズに対応します。MontaVista LinuxはProfessional、 Consumer Elec
-tronics、Carrier Gradeの複数のエディションと、パワフルなJava開発環境
やグラフィックス開発機能を提供するアドオン製品も提供しています。

モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista Software Inc.
の100%日本法人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、
およびそれに関わるあらゆるサービスを提供しています。

米カリフォルニア州サニーベールに本社を置くMontaVista Softwareは、Alloy Ventu
res, US Venture Partners、RRE Ventures、WR Hambrecht+Co.、IBM、
Intel Capital、Sony、Panasonic、Toshiba America、およびYamaha Corpo
rationなどの主要投資企業より出資を受けた株式非公開企業です。MontaVista
Softwareの詳細情報は、同社のWebサイト(www.mvista.com (英語)、www.montavist
a.co.jp (日本語))をご参照ください。

Linux は Linus Torvalds の登録商標です。
MontaVista は MontaVista Software, Inc. の登録商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービス マークです。

【問い合わせ先】
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
マーケティング部:安田 佳世子
TEL: 03-5469-8840  FAX: 03-5469-8801
Email: kayoko_yasuda@montavista.co.jp

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