国産!エンタープライズ向けのクラウドコンピューティング技術を独自に開発 ~第一弾として「クラウドストレージ」の技術提供を開始~
2009.05.12 10:30
ITホールディングスグループの株式会社インテック・ネットコア(本社:東京都江東区、代表取締役社長:荒野 高志、以下:インテック・ネットコア)は、エンタープライズ向けのクラウドコンピューティング技術を独自に開発し、提供を開始しました。本技術は、企業や大学、あるいはサービス事業者などが自組織内で利用できる、性能、信頼性、および拡張性に優れたアプリケーション基盤を実現します。
クラウドコンピューティング技術は、インターネット上のサービスを実現する基盤技術として開発されてきたもので、ネットワーク上で提供される、多数のコンピューティングリソースを統合して大規模で拡張性の高いアプリケーション基盤を実現する技術として注目されています。
インテック・ネットコアは、クラウドコンピューティング技術を応用し、企業などが自組織内で利用できる「プライベートクラウド」の技術を独自に開発いたしました。この技術により、企業は、自社システムを構築する際に、自組織内に性能、信頼性、および拡張性に優れたアプリケーション基盤を構築することが可能になります。また、高度な分散コンピューティング技術により、廉価な汎用IAサーバ、汎用通信機器(ルータ、スイッチ)を用いてプライベートクラウドを構築することも可能です。そのため、大規模で複雑な専用システムを構築する場合と比較して、大幅なコスト削減を実現します。
今回、インテック・ネットコアは、プライベートクラウド構築ソリューションの第一弾として、クラウド型のストレージシステムを構築するソフトウェアの提供を開始致します。当ソフトウェアを搭載した、ストレージソリューションの特徴は、次の通りです。
1.性能 :並列処理による圧倒的なアクセス性能を実現
2.信頼性:多重度(データの冗長度)による柔軟な信頼性向上の設定が可能
3.拡張性:容量、性能とも機器の増設だけでスケールアウト可能
4.運用性:プラグアンドプレイ、障害の自動切り離しなど、容易な保守・運用を実現
なお、上記のストレージソリューションは、5月13-15日に東京ビッグサイト西展示場で開催される“データストレージEXPO”にて、株式会社エーティーワークス社の出展ブース内で初公開されます。
また、上記ストレージソリューションは株式会社アイ・ユー・ケイが販売・保守を行っていく予定です。
インテック・ネットコアでは、さらに新しい機能の研究開発を進めており、今後もクラウドコンピューティングに関わる新しい機能を順次提供してまいります。
以上
<株式会社エーティーワークスについて> URL: http://www.atworks.co.jp/
エーティーワークスは、1994年の創業当時からPC/AT互換機にPC-UNIX(Linux,FreeBSDなど)をプリインストールしたサーバ機器の販売を行なっております。ラックマウントサーバーの開発・製造・販売はもとより、1996年9月に広告制作の株式会社リンクと業務提携を結び、AT-LINK専用サーバ・サービスをスタート。以来、専用サーバーフィールドのコンセプトリーダー、プライスリーダとして着実に契約台数を伸ばし、現在に至ります。2009年3月現在の稼動サーバ台数は8,500台超で、専用サーバーフィールド最大。ユーザの規模は、SOHO・中小企業・大企業・官公庁などさまざまで、利用形態も、企業のメールサーバー・ウェブサーバーから、月間数億円を売り上げるオンラインショップやモバイルビジネスなど多岐に及びます。
<株式会社アイ・ユー・ケイについて> URL: http://www.iukinc.co.jp/
アイ・ユー・ケイは1971年設立当初よりお客さまへシステムインフラのコンサルティングから、企画・設計、機器の導入、ネットワーク構築、セキュリティ対策、ヘルプデスクを中心とした運用サービスに至るまで、一貫したサポート&サービスの提供を行っております。お客様が多岐にわたるソリューションをご検討される中、最適なハードウェア・ソフトウェアソリューションを統合提案し、専門化するインフラ構築サービスをより高い次元で提供し、インテックグループである特長を生かし幅広い選択肢の中から、お客様にとってのベストチョイスを提供いたしております。
<株式会社インテック・ネットコアについて> URL: http://www.inetcore.com/
インテック・ネットコアはインターネットに関わる研究開発を実施するため、インテックの戦略的研究子会社として2002年に設立されました。当社は、ITホールディングスグループ内で、先端的ネットワーク技術を応用した事業創出を行うことをミッションとしています。プラットフォーム基盤システムとして、ネットワーク技術と分散コンピューティング技術を応用した、独自のクラウドコンピューティング技術の研究開発を行っているほか、次世代のインターネットプロトコルであるIPv6や、独自のメッセージングシステムに関する研究開発を行っています。