人間環境大学が3学科を愛知・愛媛に新設

人間環境大学(所在地:愛知県岡崎市、学長:牧山 助友)は、文部科学大臣より「人間環境学部 心理学科」「人間環境学部 環境科学科」「松山看護学部 看護学科」の開設が認可され、平成28年8月1日に、平成29年4月に迎える新入生対象の出願受付を開始しました。

人間環境大学 岡崎キャンパス
人間環境大学 岡崎キャンパス

「人間環境学部 心理学科」「人間環境学部 環境科学科」は、現代社会に必要とされる「“いのち”と“こころ”それをとりまく環境」に適応する教育内容であるための教育の変革を目的に、愛知県・岡崎キャンパスに開設。「松山看護学部 看護学科」は、社会的な必要性・教育機関としての必要性・地域における必要性に応えるための新たな挑戦を目的とし、愛媛県・松山キャンパスに開設いたします。

▼ホームページ: http://www.uhe.ac.jp/


【「人間環境学部 心理学科」「人間環境学部 環境科学科」について】
「人間環境学部 心理学科」「人間環境学部 環境科学科」は、既設である「人間環境学部 人間環境学科」の〈心理学〉と〈環境科学〉を建学の精神である「人間環境学の探求」をもとに、より具体的に、より本格的に発展、深化させることを目的としています。

・「人間環境学部 心理学科」
現代社会では、子育てにかかわる問題、子どもの虐待、学校におけるいじめや不登校、労働場面におけるメンタルヘルスの問題、高齢社会における自殺や認知症の問題など、心の問題はわれわれの生活に広く深くかかわっています。
「人間環境学部 心理学科」では、現代の個人・社会が直面する課題に対して、人間環境学を基盤とした広い視野と柔軟な思考力を持ち、心理学の知識を実社会で活かすことで社会貢献できる職業人を養成します。さらに、医療、教育、福祉、司法などさまざまな領域にわたって心の問題への援助を行う専門職である臨床心理士の継続的な人材輩出を、臨床心理士養成大学院第1種指定校である人間環境大学大学院とともに目指します。
また、平成27年9月に「公認心理師」法案が可決され、心の問題に対処する専門家としての国家資格が制定されたことを受け、この公認心理師の養成ためのカリキュラムにも対応していく予定です。

・「人間環境学部 環境科学科」
既設である「人間環境学部 人間環境学科」には、環境コースと経営コースが立ち並ぶ形となっていました。このたび、新たに環境科学科を設けることは、日常的に自然科学系(※1)と社会科学系(※2)の学問分野において、教員間の連携や学生交流を促進することになります。
このような交流機会を通じて、専門性やイデオロギーにとらわれない柔軟な思考能力の重要性を理解し、将来専門的な職に就いたとしても他の業種や職種の人々と常に協力しながら問題解決に臨むことができ、さらには、得られた知識を新しい世代に継承することもできる、幅広い職業人を育てることができる人材を養成することが可能となります。また、従来どおり幅広い教養を備えた多くの学生を、他大学の大学院へ入学させることも継続していきます。

(※1)自然科学系の学問分野
人々の生存を支えているのは食料やエネルギーの消費であり、それらの資源を効率的に配分するための制度の一つが経済です。つまり、人間の活動は自然の中での営みであるだけでなく経済社会活動でもあり、その地域の自然資源や市場など様々な基盤の上に成り立っていると言えます。国内外において経済的停滞や地球環境問題、資源枯渇の問題が複合的に進行し、自然や社会の状況が様変わりしている今日において、従来型の専門教育の限界があらわになりつつありますが、こうした自然環境と経済社会との複合的問題の解明と解決のためには、環境と経済の関係を総合的に理解しようとする試みが必要です。

(※2)社会科学系の学問分野
エネルギー浪費型のリサイクルや土地の制約を無視した新型エネルギーの推進などの例に見られるように、自然法則を十分に考慮しない環境政策・環境ビジネス・環境金融が成功事例として紹介されることが少なからずありますが、新しい制度の導入や事業の展開がもたらす直接・間接の影響(特に生態系に与える負荷)を総合的に評価することを怠ったままこれらを推進することになれば、これまでとは別の形で人々の生活環境や企業の生産活動にも深刻な影響を及ぼすことにもなりかねません。そのためにも、社会科学系の分野の自然科学の基礎的な知識はふまえておく必要があります。


【「松山看護学部 看護学科」について】
学校法人河原学園及び人間環境大学では、看護職者の養成を、人間環境大学看護学部看護学科(入学定員95名)及び河原医療大学校看護学科(入学定員80名)において行っていますが、愛媛県及び四国地区における保健医療分野の社会的要請に応えるために、人間環境大学松山看護学部看護学科(入学定員80名を予定)を新たに設置することとしました。人間環境大学は、現在岡崎キャンパスと大府キャンパス(ともに愛知県)の2つのキャンパスを持っており、新たに3番目の校地として、愛媛県松山市に松山キャンパスを設置し、ここに松山看護学部看護学科を開設する予定です。

世界に例を見ない少子高齢化社会が進行している我が国においては、国民の医療と健康を支える保健医療分野の専門職の養成が、年々重要性を増してきています。特に医療技術の高度化や医療環境の複雑化と広範囲化に伴い、医師とともに保健医療を支える中心的な存在である看護師に求められる職能は日々増大しており、看護職を養成する学校の質と量の双方の充実が、医療・臨床・保健・介護等の現場から切に求められています。
開設を予定する愛媛県では、第六次愛媛県長期計画「愛媛の未来づくりプラン」に基づき、県民誰もが適切な医療を不安なく受診できるよう、安全・安心で質の高い医療提供体制の充実に取り組んでいます。一方で、愛媛県の医療は、人口減少及び高齢化の進行や疾病構造の変化、医療技術の高度化・専門化等の著しい環境の変化に加え、近年、医師・看護職員等医療従事者の不足・偏在が深刻化するなど、救急医療をはじめとする地域に不可欠な医療の確保が困難となってきています。その他、島嶼部や山間部などのへき地医療や在宅医療の分野においても看護職員の必要性が増しています。

愛媛県においては、看護専門学校(3年課程)は、合計9校ですが、看護系大学学部は2校(国立1校、公立1校)しかなく、入学定員も合わせて135人と少なく、看護系の私立大学学部は存在しない(平成27年度現在)状況となっています。また、四国4県においても、看護系大学学部は9校(入学定員645人)となっており、その中で私立大学は、四国大学(看護学部看護学科)と徳島文理大学(保健福祉学部看護学科)の2大学だけとなっており、両大学とも徳島県に立地しています。
この状況は、全国的に看護師養成が大学での学士教育、学部教育に急速に移行してきている現在、まだまだ看護系大学の整備が進んでいない状況と言え、また高校生等の看護系大学への進学希望者にとっては、進学先の大学が極めて限定されており、また入学定員数としても十分ではなく、彼らのニーズの受け皿となる看護系の私立大学が整備されていない状態であると言えます。

上記のような状況を総合的に検討した結果、愛媛県松山市における看護学部設置の社会的な必要性、教育機関としての必要性、地域における必要性は非常に高いと判断し、松山看護学部看護学科を設置することを決定しました。


【学部・学科の概要(平成29年4月)】
■人間環境学部 心理学科  入学定員 120名(平成29年4月開設)
■人間環境学部 環境科学科 入学定員 80名(平成29年4月開設)
■看護学部 看護学科    入学定員 95名(既設)
■松山看護学部 看護学科  入学定員 80名(平成29年4月開設)
※人間環境学部 人間環境学科は募集停止
※松山看護学部看護学科の開設に伴う「看護師及び保健師指定学校」について平成28年8月末認可予定


【大学院の概要(平成29年4月)】
■人間環境学研究科人間環境専攻 修士課程   入学定員 8名(既設)
■看護学研究科看護学専攻    博士前期課程 入学定員 20名(既設)
■看護学研究科看護学専攻    博士後期課程 入学定員 8名(既設)


【お問合せ先】
学校名:人間環境大学

所在地:(岡崎キャンパス)〒444-3505 愛知県岡崎市本宿町上三本松6-2
    (大府キャンパス)〒474-0035 愛知県大府市江端町3-220
    (松山看護学部設置準備室)〒790-0005 愛媛県松山市花園町3-19 3F
※9月12日以降(松山看護学部設置準備室)〒790-0003 愛媛県松山市三番町6丁目8-3

電話番号:(岡崎キャンパス) 0564-48-7811(代)
     (大府キャンパス) 0562-43-0701(代)
     (松山看護学部設置準備室) 089-909-7001
FAX番号 :(岡崎キャンパス) 0564-48-7814
     (大府キャンパス) 0562-43-0702
     (松山看護学部設置準備室) 089-909-7002

お問合せ受付時間:9:00~17:00(平日)、9:00~14:00(土曜日)

取材依頼・商品に対するお問い合わせはこちら

プレスリリース配信企業に直接連絡できます。

プレスリリース配信 @Press

記事掲載数No.1!「@Press(アットプレス)」は2001年に開設されたプレスリリース配信サービスです。専任スタッフのサポート&充実したSNS拡散機能により、効果的な情報発信をサポートします。(運営:ソーシャルワイヤー株式会社)

この企業のプレスリリース

この企業のプレスリリースはありません