ミドクラ、複数のOpenStackクラウドを統合した オーバーレイ・ネットワークを実現する ミドクラ・エンタープライズ・ミドネットの 最新リリースを発表
Kubernetesなどの主要コンテナ・ オーケストレーション・エンジン向けに豊富なSDNも提供
2016.08.24 12:00
革新的なネットワーク仮想化ソフトウェアを提供するMido Holdings Ltd.(スイス ローザンヌ、日本法人:ミドクラジャパン株式会社 東京都港区、代表取締役:加藤 隆哉、以下 ミドクラ)は、サンフランシスコにて2016年8月10日に、Infrastructure as a Service(IaaS)向けに設計された拡張可能なネットワーク仮想化ソリューションであるミドクラ・エンタープライズ・ミドネット(MEM)の最新リリースを発表しました。
この新しいリリースは複数拠点間のOpenStackベースのクラウド接続性に関して最も安定したネットワーク仮想化オーバーレイソリューションを提供し、最先端のSoftware Defined Networking(SDN)アプローチをKubernetesやDocker Swarmを含むコンテナオーケストレーションエンジンにもたらします。
■ミドクラ・エンタープライズ・ミドネット(MEM)最新リリースについて
「世界中の企業組織が、クラウドの導入を容易にし、所有するネットワークおよびアプリケーションをしっかりと掌握するためにミドクラのネットワーク仮想化ソリューションを導入し続けています。」とミドクラの最高技術責任者(CTO)ピノ・ディ・カンディアは発言しました。「弊社のミドクラ・エンタープライズ・ミドネット(MEM)最新版の技術は、実際のマーケットニーズに応えるために設計されており、複数のOpenStackベースのクラウドを接続し、コンテナの移動をサポートできる機能を含みます。」と話しました。
この受賞歴のあるMEM技術は、ホストと物理ネットワーク間にインテリジェントなソフトウェアベースのネットワーク抽象化レイヤーを提供し、オペレーターが既存のハードウェアベースのネットワークインフラをソフトウェアでオーバーレイすることで切り離されたネットワークを構築できるようにします。分散コンピューティングのために設計されたMEMは、テナントごとのネットワーク制御を提供して、オペレーターが直感的なMidoNet Managerを介して物理的なインフラを中断することなく、仮想化ネットワークを作成、変更できるようにします。それだけではありません。MEM Insightsは仮想化ネットワークの高度な分析およびダイナミックな視覚化を含むエンドツーエンドの操作ツールを提供します。
最新のMEMリリースの重要な新しい特徴および機能は強化された拡張性、簡易性およびセキュリティを提供していることです。また、新バージョンには次の機能も含まれています。
【ルータピアリングによるマルチ・クラウド接続性】
MEMの新機能ルータピアリングはOpenStackがデプロイされている複数の拠点、たとえばデータセンター#1および#2間にVXLANトネリングを利用してオーバーレイ接続性を提供します。これにより複数拠点間の直接的な接続性を可能にし、その他の災害復旧シナリオでの頻繁なバックアップ操作の必要性を失くし、複数拠点に渡る制御トラフィックおよびブロードキャストストームを削減します。
【ファブリックトポロジー対応のMEM Insights】
MidoNet Managerの新機能はオーバーレイとアンダーレイで発生している現在および過去のイベント間の相互関係を見出します。この機能は論理スイッチおよびルータに関するファブリックトポロジーのリアルタイムな視覚化、アンダーレイでの仮想化および物理スイッチポートの接続性スキームを可能にします。この新しいレベルの洞察力によって、一連のイベントおよびそのネットワーキングの問題および、または障害を起こしている原因を分析できるようになります。
【コンテナオーケストレーションとの統合】
MEMはエンタープライズクラスのネットワーキングを、Kubenatesを始めとするあらゆるContainer as a Service(CaaS)プラットフォームにもたらして、ネットワークに必要なだけのアジリティを与えます。他のコンテナネットワーキングの実装と違い、MEMはサブネットをネームスペースにより割り当てるため、ノードごとにいくつでも、ポッドを必要なだけ制限なしに放出できます。
【メモリのさらに効率的な使用】
新しいMEMリリースには劇的なメモリ改善が盛り込まれ、メモリ使用はMidoNetエージェントで75%も改善されました。VMがメモリをさらに効率的に使用することで、アプリケーションの安定性につながり、アプリケーションの応答時間が改善される可能性があります。
■クリフ・グロスナー博士からのコメント
「拠点外クラウドサービス市場の次のフェーズはメタ・クラウドです。」と、IHS Markitのデータセンター、クラウドおよびSDNのシニアリサーチディレクターであるクリフ・グロスナー博士は述べています。
「最近のiHS Markitの調査で、企業の回答者は、彼ら独自のカスタマイズされた「クラウドのクラウド」を作成して、固有のニーズを満たすため、2018年までに平均で8つのクラウドサービスプロバイダーを利用すると予想していることを示しました。間違いなく、企業が複数のクラウドに渡ってアプリケーションワークロードをデプロイおよび管理できるようにするソリューションの需要は高まるでしょう。」と語ります。
■インテル製品が集う「Intel Developer Forum」に参加
ミドクラは、IntelのOpen Security Controllerを使用した最新のMEM技術を、サンフランシスコで2016年8月16~18日に開催される「Intel Developer Forum」の、ミドクラブース#174にて公表いたします。
最新のMEMリリースはこの発表後すぐにご利用いただけます。無償のトライアルへの登録については( http://www.midokura.com/midonet-enterprise/ )をご覧ください。サポート、サービスおよび費用の詳細については、 info@midokura.com までお問い合わせください。
ミドクラは、コアとなるMidoNet技術のオープンソースバージョンも提供しており、120カ国以上の多様な規模の組織に急速に広まり、好評を博しています。オープンソースMidoNetについて詳しくは、下記のサイトをご覧ください。
https://www.midonet.org./
【関連リンク】
● Midokura
http://www.midokura.com/
● MidoNet Community Site
http://www.midonet.org/
● Midokura Enterprise MidoNet (MEM) Free Trial
http://www.midokura.com/mem-eval/
● Midokura Twitter
https://twitter.com/midokura
● MidoNet Twitter
https://twitter.com/midonet
■ミドクラについて
ミドクラは、2010年に創立されたネットワーク仮想化分野に特化したグローバル・スタートアップです。メンバーはAmazon、Cisco、Google、VMwareなどの最先端企業で経験をもつトップエンジニアで構成されています。ミドクラはミドクラ・エンタープライズ・ミドネット(MEM)ソリューションで、OpenStackなどのクラウドプラットフォームと統合する完全なオーバーレイ技術を業界に提供しています。現在、122カ国で知名度を獲得中であり、MidoNetのソースコードは( https://www.midonet.org/ )で無償提供されています。MidoNetは世界初の完全にオープンで、ベンダーにとらわれないネットワーク仮想化ソリューションをOpenStackコミュニティに供給します。ミドクラはOpenStackネットワーキング(Neutron)やKuryrプロジェクトの主要なコントリビューターです。
ミドクラはサンフランシスコ、東京、およびバルセロナに拠点を持ちます。
より詳しい情報はミドクラホームページをご覧ください。
ホームページ : http://www.midokura.com/
ミドクラのTwitterアカウント: @MidokuraJapan
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