モンスター・ラボ、アフリカ市場へ初進出 ルワンダ共和国のHeHe Labs(ヘヘ・ラボ)社と提携
~ 過去13年のGDP成長率が平均8.93%に達する国で 更なるグローバルソーシングの発展を目指す ~
株式会社モンスター・ラボ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:いな川 宏樹、以下:ML)は、企業が国内外の人材を国境・国籍を越えて活用する=グローバルソーシングのIT領域におけるパイオニアになることを目指し、17カ国で約100社のIT企業とパートナー契約を結んでまいりましたが、このたびルワンダ共和国首都キガリ市のHeHe Labs(ヘヘ・ラボ、CEO:Clarisse Iribagiza、以下:HL)とパートナー契約を結んだことをお知らせいたします。この提携はMLにとって初のアフリカ企業との提携であり、これによってMLは今後ルワンダを皮切りにアフリカ市場への進出を進めていく所存です。
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HLとMLのCEO
* グローバルソーシングとは
グローバルソーシングとは、世界の最適な場所、最適なチームに、サービスを実現するための様々なプロセスをアウトソーシングすることです。IT領域の場合、対象プロセスは、ソフトウェア開発に留まらず、「企画」「UI/UX(ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス)」「設計・開発」「グロースハック」「ローカライズ(現地化)」「マーケティング」など多岐にわたります。
■本提携の内容
1.アフリカ企業および政府のICT関連の案件を、MLとHLと共同で受注する
HLはルワンダ、及びアフリカの多数の企業・政府とのネットワークを持っており、HLのマネジメントチームと、MLが持つ中規模・大規模開発体制(エンジニアリソース)、グローバルソーシング及びソフトウェア開発の知見を掛け合わせることにより、アフリカでの企業及び政府のICT案件を受注していきます。
2.アフリカに進出したい日本企業のローカライズ・マーケティングを支援する
MLのグローバルシーシングは、上記の通り「人材リソースを提供できる国でのオフショア開発」だけではなく、企業の海外進出に伴うサービスのローカライゼーション(現地化)をサポートできることが特徴です。ルワンダ、及びアフリカ諸国で活用されるITサービスの開発、インキュベーション(起業育成)を行ってきたHLと、MLが共同でローカライゼーションをサポートすることで、顧客のアフリカ進出をスムーズに行うことが可能です。
3.MLのプロダクト・ソリューションをアフリカでの案件に提供する
エンジニア・リソースだけではなく、MLが既に開発しているプロダクト・ソリューションをHLを通じてアフリカ内の企業・政府向け案件に提供します。
4.HLのプロダクト・ソリューションを日本含むアジア企業に提供する
上記3と同時に、HLの開発したプロダクトやソリューションをMLがネットワークを持つ日本企業及びML拠点展開国(アジア)の顧客にも提案していきます。
■HeHe Labs社について
HeHe Labs(ヘヘ・ラボ)は2010年設立のルワンダのソフトウェア開発企業です。主力事業のソフトウェア開発はルワンダだけではなく東アフリカ共同体(ルワンダ・ブルンジ・ケニア・タンザニア・南スーダン、ウガンダ)にまたがって市場展開しているほか、インキュベーター・オフィス(若手の起業家を支援するシステム)として現地に起業家を育成し、地域の発展を活性化させることに貢献する事業も行っています。その中でもルワンダ発配車・物流サービスのquick rideなどは成長を遂げているアフリカ発スタートアップとして有名です。HLの事業展開のあり方、展望などはCNN、アルジャジーラ、TIME誌などにも取り上げられています。
*HeHe Labs(へへ・ラボ)
http://hehelabs.com/home
*quick ride
http://quickride.io/
■創業者 クラリッサ イリバギザ(Clarisse Iribagiza)
ルワンダ国立大学でコンピューター・エンジニアリングを収め、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)のグローバル・スタートアッププログラムでソフトウェア開発プログラムを修了。6年前からHLのCEOとしてソフトウェア開発ビジネスに携わり、現在はHLの経営をしつつインキュベーション・プログラムによってアフリカの若手起業家をサポートしながら、アフリカにおける将来の指導者を育成するために設立されたアフリカン・リーダーシップ大学にてMBAを取得中。
イリバギザ氏はForbes誌でアフリカの若手起業家30人にも選出されるなど、地域を代表する優秀な女性若手起業家として評価されています。
■本提携の背景
ルワンダ共和国は1994年に国内でジェノサイドと呼ばれる紛争を経験しながらも、その後1999年には紛争前の水準まで経済状態を回復させ、治安回復・教育水準向上のスピードの速さから「アフリカの奇跡」と呼ばれているほどです。一人当たりのGDPは2000年の200USドルから2014年の722USDと毎年平均で8.93%の成長を遂げており(出展:計算元下記)、また2000年からは政府主導でICT立国を進めています。
そのような状況化で出芽してきた、HeHe Labsのような、先進的な視野を持つ若い起業家によるアフリカ・ベンチャー企業と当社が提携を結ぶことは、HeHe Labsにとっては経験値・規模感への課題を解決できるパートナー取得であり、またMLにとっては自社の価値を活かすことのできるアフリカ進出の足がかり獲得となりえます。
出典元:JICA, National Institute of Statistics of Rwanda
■株式会社モンスター・ラボ グループ会社概要
国内130名、海外400名のエンジニア・クリエイター集団として、パートナー企業17カ国100社を抱えるWebサービス・アプリ開発等のグローバルソーシング事業「セカイラボ」、音楽サービス事業「モンスター・チャンネル」、モバイルゲーム事業を世界5カ国11拠点(東京・大阪・松江・成都・青島・上海・ハノイ・ダナン・シンガポール・サンフランシスコ・ダッカ)で展開しています。
所在地: 東京都目黒区中目黒3-3-2 EGビル7F
URL : http://monstar-lab.com/
設立 : 2006年2月
代表者: 代表取締役社長 いな川 宏樹
- カテゴリ:
- 企業動向
- ジャンル:
- 経済(国内) 経済(国際) その他IT・インターネット
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