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ビジネスパーソン300人調査でわかった! 嫌な上司ランキング1位は「聞く耳持たない」上司 【上司にとられて嫌だと感じる行動に関する調査】

2016.09.06 11:00

『職場を幸せにするメガネ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~』の発行元である株式会社まる出版(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:高橋 淳二)は、調査会社を通じて、20代~50代のビジネスパーソン310人(男性155人、女性155人)に「上司にとられて嫌だと感じる行動に関する調査」を行いました。


上司にとられて嫌だと感じる行動(全体)

【質問/上司にとられて嫌だと感じる行動】
「上司にとられて嫌だと感じる行動とは、どういった行動ですか?特にそう思うものを、3位までお選びください」という質問を行いました。

その結果わかったのは、
ワースト1位……「聞く耳を持たない」上司
ワースト2位……「失敗は部下、手柄は自分」上司
ワースト3位……「相手によって態度が違う」上司
でした。

▼上司にとられて嫌だと感じる行動(全体)
https://www.atpress.ne.jp/releases/111154/img_111154_1.jpg


ちなみに男女別で見ると、男女とも「こちらの意見を聞いてくれない」をトップに挙げています。また、男性は「いつも結果ばかり気にしている上司」に不満を持つ人が全体平均よりも多く(14.2%)、女性は「良い時は認められず、悪い時だけ怒られる」に不満を持つ人(15.5%)が全体平均よりも多い結果となりました。

▼上司にとられて嫌だと感じる行動(男女別)
https://www.atpress.ne.jp/releases/111154/img_111154_2.jpg



【調査結果を踏まえて】
『職場を幸せにするメガネ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~』の著者である小林 嘉男氏は、次のように分析しています。

<「良いリーダー」に対する誤解>
世の中の多くの人が誤解をしています。
それは、良いリーダーは、部下をやる気にさせる、部下のモチベーションを上げる能力に長けている、という誤解です。
本来、部下はやる気を持っています。人の役に立ちたい、貢献したいと思っていますし、もっと成長したいという成長意欲もあります。
何を言ってるんだ、現にうちの部下は、やる気のないヤツらばかりで、成長意欲も全く感じられないじゃないか、と反論したいと思われた方は、かなりの確率で、ご自身が部下のやる気や成長意欲をくじいている(下げている)可能性が高いと言えます。

実は、リーダーに求められるのは、部下のやる気を上げるのではなく、本来部下が持っているやる気や成長意欲を下げないようにする関わりなのです。
拙著「職場を幸せにするメガネ」107ページで述べた通り、部下の勇気をくじく関わりではなく、勇気づける関わりをしたいのです。
部下の勇気(やる気)をくじく関わりの代表例が、今回のアンケート結果にある通り、「部下の話を聞かない」というものです。
話を聞かないということは、あなたの話、ひいては、あなたには価値がない、と言っているに等しい行為です。これでは、部下のやる気は下がってしまいます。その部下の姿を見て、部下を叱ると、益々部下のやる気は下がる。悪循環にはまっていきます。(拙著121ページ「成功循環サイクル」参照)

<なぜ部下の話が聞けないのか?>
では、なぜ上司は、部下の話が聞けないのでしょうか。
それは、矢印が自分に向いているからです。
如何に自分が正しいか、自分ができる上司であるか、自分が出世できるか、すべて矢印が自分に向いているからです。
それが、「部下の話を聞かない」「失敗は部下、手柄は自分」という行為になって表に出てくるのです。
部下は、全部わかっています。上司の矢印がどちらに向いているのか。
部下に幸せになってほしい。チームみんなで成果を出そうというように、矢印が外に向いているのか、自分のことばかりで内に向いているのか。
自分に矢印が向き続けていると、結局、人も企業も、長続きせずに破綻してしまうと、世間を騒がせている昨今の不祥事が教えてくれていると感じます。

<自問する機会を持つ>
もしあなたが上司として、部下がやる気がない、成長意欲が感じられないと感じているならば、そのことを嘆く前に、自分の矢印がどこに向いているのか、自問してみてはいかがでしょうか。
自問すると言っても、普段、自分の言動について意識している方は少ないかもしれません。

例えば、部下と話した後や会議の後に、矢印が
・「自分」という内側に向いていたのか?
あるいは
・「部下やチーム、会社、顧客」といった外側に向いていたのか?
どっちであったか、自分の言動を振り返る時間を持つと良いと思います。


【書籍概要】
タイトル : 職場を幸せにするメガネ
       ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~
著者   : 小林 嘉男
発行   : まる出版
発売   : サンクチュアリ出版
発売日  : 2016年4月15日(金)
定価   : 1,620円(税込)
ISBN   : 978-4-86113-186-8
特設サイト: http://maru-publishing.co.jp/megane


【著者プロフィール】
小林 嘉男(こばやし よしお)
株式会社ディスコ サポート本部経理部長。
1967年埼玉県生まれ。立教大学卒業後、大手ゼネコンに入社。2000年株式会社ディスコに入社。全社管理会計システムを刷新し、社長賞を受賞。経営支援室長を経て経理部長に就任。部下から「鬼上司」「冷徹人間」の烙印を押されマネジメントの壁にぶつかるも、その後アドラー心理学を取り入れた独自のマネジメント手法を用い、自ら率いる経理部を「働きがいのある会社ランキング」(※)TOP10にランクインする会社内で「働きがいのある職場」1位に導く。経理部長、社内コミュニケーション講座講師、プロメンタルコーチの3足のワラジを履く、異色の経理部長。
※ Great Place to Work(R)調べ


【会社概要】
商号  : 株式会社まる出版
代表者 : 代表取締役社長 高橋 淳二
所在地 : 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-39-11 MFPR代々木タワー605
設立  : 2015年7月1日
事業内容: 出版業/Webサイトの企画および制作/イベント事業 他
URL   : http://maru-publishing.co.jp/

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