~多摩の郷土刀~ 武州下原刀展III-後藤安孝コレクション-を開催します!
東京・福生市では2016年10月1日(土)から多摩の郷土刀である「武州下原刀」の展示会を開催します。3回目を迎える今回の展示会では「武州下原刀」の研究の第一人者で、元財団法人日本美術刀剣保存協会事務局長であった故 後藤安孝氏が所蔵していた図録未発表の資料を展示します。また、開催にあたり記念講演会などの関連事業も多数設けています。
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武州下原刀展IIIポスター
■背景
福生市ではこれまでに、平成10(1998)年に特別展示「武州下原刀展」と、平成22(2010)年に福生市制40周年記念特別展示「武州下原刀展II」を開催しました。
福生市では武州下原刀を多数所蔵しており、平成11(1999)年に、文化庁より「赤羽刀」といわれる刀剣類を中心に、97振の譲渡を受けました。このうち約40振が「武州下原刀」です。
譲与以来十数年にわたり、郷土資料室では「武州下原刀」の収集や調査研究、資料の公開普及を実施してまいりました。
その過程で「武州下原刀」の研究の第一人者で元財団法人日本美術刀剣保存協会事務局長であった故 後藤安孝先生に展示資料の研究や展示図録の作成などに対し、多大なご協力、ご教授をいただいてまいりました。
平成26(2014)年4月、後藤先生は他界されましたが、郷土資料室の「武州下原刀」に関する情報や資料の蓄積、展示の手法などは、長年にわたる後藤先生のご指導の賜物です。
今回の特別展示では、後藤先生の業績をたたえ、先生が所蔵していた「武州下原刀」のうち、これまで図録未発表の資料を中心に展示します。
■武州下原刀とは
下原鍛冶と言われる現東京都八王子市内の武蔵国多摩郡の恩方村、横川村、慈根寺村などに散在した、山本姓を名乗る一族の刀工群の人々が製作した刀剣類の通称です。
■武州下原刀展III-後藤安孝コレクション- 概要
◆展示期間
10月1日(土)~11月27日(日)まで
【前期】10月1日~30日 【後期】11月1日~27日
※期間中、一部展示替えを行います。
◆場所
福生市郷土資料室(東京都福生市熊川850-1)
【開催期間中休館日】毎週月曜日(祝日の場合は翌日の火曜日)
【開館時間】午前10時~午後5時まで
【入館料】無料
◆主な展示資料
・脇指 銘 武州住周重
・槍 銘 武州下原住康重
・脇指 銘 但馬守藤原國重
・十文字槍 銘 外記利長
・刀 銘 武州住照重作
・脇指 銘 武州下原住廣重
・脇指 銘 武蔵太郎安國 他
◆関連事業のお知らせ
(1)記念講演会「日本刀のみかた」
【講師】大井岳氏(財団法人日本美術刀剣保存協会学芸員)
【日時】11月5日(土)午後2時~4時
【場所】福生市立図書館2階学習室(東京都福生市熊川850-1)
【定員】40人
(2)刀剣研磨実演会
刀剣研磨師 春藤秀樹氏による刀剣研磨の実演会を行います。
【日時】10月20日(木)午後2時~4時
【場所】福生市立図書館2階会議室
【定員】30人
(3)下原刀製作工房見学会
下原刀の現代刀工 佐藤重利氏の工房をバスで見学します。
【日時】10月22日(土)午後1時30分~5時
【集合】福生市郷土資料室
【定員】15人
※(1)・(2)・(3)ともに福生市郷土資料室までお申し込みください。
10月7日(金)午前10時より先着順にて受付いたします。
◆アクセス
【電車でお越しの方】
JR青梅線牛浜駅下車徒歩7分です。
【自動車でお越しの方】
国道16号線から横田基地第五ゲート前交差点を曲がり、五日市街道に入ります。JR八高線の踏切を越え、最初の信号を左折します。直進し、突き当たり左側が福生市郷土資料室となります。
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