カミンズ、新しい国家的規則の発表に伴い 燃料節減と温室効果ガス削減の提供を発表
2016.10.07 10:30
Cummins Inc.(ニューヨーク証券取引所:CMI、以下 カミンズ)は、米国環境保護局(EPA)および米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が中型および大型の商用車に対する国家的な燃料効率および温室効果ガス(GHG)・排ガス規制の第2フェーズを最終決定したことに伴って、同社が燃料節減と環境的利点を提供する準備ができたことを発表しました。これらの規制はカミンズの200hpから600hpまでの出力のオンハイウェイエンジンを対象としています。
上記の政府機関はエンジン、オンハイウェイのトラクター、商用車、トレーラーならびに高負荷のピックアップトラックとバンに対する基準を定める最終的な規制を公開しました。燃料消費量と温室効果ガスの削減をさらに進めることを目的としたフェーズ2の規制は、国家的な環境・エネルギーについての目標を達成し、所有者に対してもコスト削減の効果をもたらすことに向けての重要なステップとなります。
<カミンズインク、エンジン事業部 プレジデント スリカンツ・パドマナバン氏のコメント>
「ほぼ100年間にわたって蓄積してきたエンジン専門の経験と知識で、当社はこの新たな規制においても、当社のお客様の「ニーズ」に応える製品を開発できる状況にあります。我々はこの規制が商用車部門の多様性と複雑性を認識したフェーズ1の規制上の枠組みに基づいて構築されていることを喜ばしく感じており、また施行を確実に成功させていくために、今後も継続して政府機関や当社のお客様と協力しあってまいります。」
EPAは、将来さらに低減される窒素酸化物(NOx)の規格を評価するためにカリフォルニア大気資源委員会(CARB)と協同作業の計画についても公表しました。
<スリカンツ・パドマナバン氏のコメント>
「EPAとCARBは国家的な大型車のNOxおよびGHGのプログラムの維持という目標を持って協力しあい作業を行うべきです。カミンズは世界規模の削減を現実のものとし、到達しうる最善の道筋をつくるべく双方の政府機関と協力しあい全力で取り組む決意です。」
カミンズには厳しい排ガス規制をクリアし、燃料効率を改善するために必要な技術を開発する分野で業界をリードしてきた長い歴史がありますが、それらの技術は北米向け製品のみならず、全世界に通用する製品の品質を証明するものです。例えば、カミンズは2013年および2016年にフェーズ1の燃料効率基準を満たす認証を得ており、また、2002年、2007年および2010年にEPAの厳格な高速走行排ガス規制の基準を満たした最初の企業の一つとなりました。
カミンズの最新世代の中型および大型車両用の各エンジンは、一層低燃費化が進んだだけではなく、2017年の温室効果ガスおよび燃料効率の各基準を満たす、あらゆるタイプのトラック・バスに適用しうる新しいレベルの機能を付加した、革新的な技術によってもたらされた高性能なものです。フィールドテストのドライバー達は牽引力と制動力の両方、ならびに燃料効率と動作可能時間という観点においても予想を上回る質の高い走行ができたと報告しています。
初めて市場に出回る2017年式エンジンは全て工場で搭載され、実時間診断に加えてOver-The-Air(OTA)エンジンプログラミングおよびカスタマイゼーションによって整備工場を経ることなくCummins Connected Solutions(TM)の利用を可能にします。ADEPT(TM) SmartCoastや予測機能付きクルーズコントロール(PCC)などのような大型車両用エンジンの先進的装備は、システムが最小限の労力で最大限の効率が得られるように加速と惰行を予測して前方の道路の感知も行えるため、全てのドライバーを熟練者にします。市場リーダーである6.7リッターBシリーズエンジンは現行の製品と比較して現時点で最高7%の燃費の改善をもたらしており、革新的なエンジン始動停止機能によってさらなる燃費の節減と排出ガスの削減を行います。
<リッチ・フリーランド氏のコメント>
「燃料効率は長らく当社の技術開発の焦点となってきました。最終的な規制の発表がありましたので、当社では規制を再調査・検討すること、また、お客様と環境の両側面に規制からの恩恵が確実に得られるように、全ての利害関係者と共に協業していくことも心待ちにしております。カミンズでは複雑な環境やエネルギー問題に取り組む準備が整っています。当社はフェーズ2によって規制されるエンジンの改善事項を満たすことができる、もしくはそれらを上回るために必要なエンジン技術をすでに有しているという自信があります。カミンズは、エンジンから排出されるガスを99%以上減少させてきた北米での過去30年の実績とともに、今後も顧客第一主義を継続してまいります。特筆すべき排ガスの削減に加えて、当社では過去の数年間にわたりカミンズ ISX15の燃費を毎年約2%改善することにも成功しています。我々は今後もお客様に対して燃料効率の改善、品質、出力およびコスト節減をもたらしつつ、あらゆるタイプの車両へ当社のエンジンを搭載することで、燃料効率の改善、品質、出力およびコスト節減を最大限もたらすことができることを実証し続けていきます。」
<カミンズとは>
カミンズは、ディーゼルエンジン、天然ガスエンジンに加え、燃料装置や制御装置、空調器具、エアハンドリング、フィルトレーション、排出ガス後処理装置、発電システムなど関連技術の設計や製造、販売、サービスを相互補完的に手がける動力機器のグローバルリーダーです。
米国インディアナ州コロンバスに本社を置くカミンズは、全世界におよそ55,000人の従業員を擁し、600社を数える直営/独立系の販売会社、そして7,200社あるディーラーのネットワークを通じて、およそ190の国と地域のお客様に貢献しています。2015年度、カミンズは収益191億ドルに対し14億ドルの純利益を得ました。
○プレスリリースについて
・カミンズのホームページ : http://www.cummins.com/
・カミンズ Enginesのホームページ: https://cumminsengines.com/
○カミンズについて
・Twitterアカウント: http://twitter.com/cumminsengines
・YouTube動画 : http://youtube.com/cumminsengines
【本社概要】
商号 : Cummins Inc.
代表者: トーマス・ラインバーガー
設立年: 1919年
資本金: $2,178,000,000
所在地: Columbus, Indiana, USA
URL : http://www.cummins.com/
【カミンズジャパン概要】
商号 : カミンズジャパン株式会社
代表者 : フランクリン・マシュー・ジャミソン
設立年月日: 1961年10月30日
資本金 : 90,000,000円
所在地 : 東京都港区海岸1-16-1 ニューピア竹芝サウスタワー15F
URL : http://www.cummins.jp/
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