冲方丁さん、初の現代ミステリー小説 『十二人の死にたい子どもたち』(文藝春秋) 10月7日 無料先行立ち読み版を配信決定!
2016.10.07 09:30
株式会社文藝春秋(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:松井清人)は10月15日、冲方丁さんの現代ミステリー小説『十二人の死にたい子どもたち』の電子書籍版を発売します。それに先立ち、無料立ち読み版を10月7日より配信することが決定いたしました。
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十二人の死にたい子どもたち
『マルドゥック・スクランブル』『天地明察』で知られる冲方丁さんが、デビュー20年目にして初めて、現代もののミステリーを書いたと話題の今作。
廃業した病院にやってくる、十二人の子どもたち。初対面同士の子どもたちの目的は、みなで安楽死をすること。十二人が集まり、すんなり「実行」できるはずだった。しかし、「集いの場」に用意されていたベッドには、すでに一人の少年が横たわっていた――。
彼は一体誰なのか。自殺か、他殺か。このまま「実行」してもよいのか。この集いの原則「全員一致」にのっとり、子どもたちは多数決を取る。不測の事態を前に、議論し、互いを観察し、状況から謎を推理していく。彼らが辿り着く結論は。そして、この集いの本当の目的は――。俊英・冲方丁が描く、思春期の煌めきと切なさが詰まった傑作です。
無料先行立ち読み版では、招かれざる少年の存在が明らかになる、第一章の冒頭部分までを収録いたします。
■冲方丁さんから、電子版発売にあたってのコメント■
「このたび作家デビュー20年目にして『現代もののミステリー』に挑戦することができました。自らの死を望んだ12人の子どもたちが、密室で謎に遭遇したことで、長い長い議論が始まります。やがて思いもよらなかった対話が果たされ、12人全員が逆にそれぞれの生を見直すことになる。そんなドラマをお楽しみ頂ければと思います」(冲方丁)
■著者プロフィール 冲方丁■
1977年岐阜県生まれ。96年『黒い季節』でスニーカー大賞金賞を受賞し、デビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、10年『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞などを受賞。12年『光圀伝』で山田風太郎賞を受賞。他の著作に『ばいばい、アース』『微睡みのセフィロト』『オイレンシュピーゲル』『もらい泣き』『はなとゆめ』などがある。漫画の原作、アニメやゲームの脚本など、小説以外の分野でもその才能を発揮している。
■書誌情報■
書名:十二人の死にたい子どもたち
著者:冲方丁
販売価格:1300円(税込、電子版の価格は電子書店によって異なる場合があります)
詳細URL:http://books.bunshun.jp/ud/book/num/1639054100000000000V
配信日:10月15日
■書誌情報■
書名:十二人の死にたい子どもたち 無料先行立ち読み版
著者:冲方丁
販売価格:無料(税込、電子版の価格は電子書店によって異なる場合があります)
詳細URL:http://books.bunshun.jp/ud/book/num/1692034200000000000D
配信日:10月7日
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