フリー版 6万DL“社内公募”のソフトウェアを製品化 IoT環境構築に欠かせない通信テストツール
2016.11.16 10:30
ソフトウェア受託開発の株式会社ユードム(本社:茨城県水戸市、代表取締役:皆川 藤孝)は、新事業/新製品社内公募制度により応募されたソフトウェアを自社製品化し、販売を開始しました。
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制御装置との通信テストイメージ
発売した通信テストツール『SocketDebuggerシリーズ』は、当社社員が自身の業務効率化のために開発し、フリーウェアとして公開しておりました。既に国内外で60,000ダウンロードの実績があるソフトウェアで、多くの大手企業でも活用されております。また、IoTを構成する機器どうしの通信テストに活用できるソフトウェアとして大手専門誌にも活用方法が掲載されました。この度、新機能の開発を行い、当社製品としての発売に至りました。初年度1,000ライセンスを目標に販売する計画です。
当社は、新事業のアイディアとソフトウェア作品の社内公募制度を、2015年4月に開始しました。本制度は事業化したアイディアや作品の応募者に対して売上の一部がインセンティブとして一定期間支払われる制度です。『SocketDebuggerシリーズ』は本制度による事業化第1号となります。
■『SocketDebuggerシリーズ』について
TCP/IP通信、シリアル通信の通信テストを手軽に行うためのツールです。通信テストを行う際には、通信装置の模擬を作成するのに時間と手間がかかります。
『SocketDebugger』は、例えば1週間程度かかっていたこの模擬作成を半日程度に短縮させ、技術者の作業効率を大幅に向上させます。また、パケットキャプチャ機能を搭載し、データの収集・分析・再利用が容易に行えることで、今まで複数のソフトウェアが必要だったテスト業務を『SocketDebugger』のみで統合的に管理することができます。
今回のリリースでは、産業用の専門的なプロトコルの一つであるFL-netに対応しました。今後、自動車制御で利用されているCAN通信など他の産業用プロトコルに対応する予定です。
<ライセンス価格>
個人ライセンス:¥5,400(税込)~
法人ライセンス:¥32,400(税込)~
<詳細・購入>
http://sdg.udom.co.jp/
■ユードムの新事業/新製品社内公募制度について
新事業のアイディアやソフトウェア作品を募り、応募されたアイディアや作品について事業化を判断します。事業化されたアイディアや作品の応募者は、売上金額に応じたインセンティブが一定期間支払われるほか、希望があれば新事業部門への異動が可能です。尚、インセンティブ金額に上限はありません。
【株式会社ユードム 概要】
企業名 : 株式会社ユードム
本社所在地: 〒310-0803 茨城県水戸市城南1-5-11
事業所 : 東京本社(東京都千代田区)、土浦支社(茨城県土浦市)
設立 : 1976年9月
資本金 : 9,520万円
従業員数 : 219名
事業内容 : ソフトウェア受託開発事業、環境システム事業
URL : http://www.udom.co.jp/
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