耐久性と感度、視認性が向上 てこ式ダイヤルゲージ「テストインジケータ」を発売
2016.11.18 17:00
株式会社ミツトヨ(本社:川崎市高津区、代表取締役社長:中川 徹)は、てこ式ダイヤルゲージ「テストインジケータ」をモデルチェンジ、2017年1月から販売いたします。
2016年11月17日(木)~11月22日(火)に東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2016 第28回 日本国際工作機械見本市(ミツトヨ・ブース 西3ホール 小間No.W3022)」に出展をいたします。
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テストインジケータ
【「テストインジケータ」について】
「テストインジケータ」は1993年の前回モデルチェンジでオートクラッチ機構を改良して、測定子が上下どちらの方向に作動しても、指針が時計方向に回転する構造に変更いたしました。
そして、1994年には斜めから指針が読取りやすいようにダイヤル部分を20度傾けた「傾斜形テストインジケータ」を発売、2007年には完全非磁性で放電加工機に適し、耐摩耗性にも優れた「ルビー測定子付テストインジケータ」を発売いたしました。
【モデルチェンジ内容】
今回のモデルチェンジでは耐久性、感度、視認性の向上、目量0.001mm、0.002mm機種の測定子長さの延長と、ステムの利便性の向上を実現いたしました。
「テストインジケータ」は、お客様から、永く使用した場合、感度=追従性が良くないとのご意見をいただくことがあります。
この多くの原因は、測定子回転中心部の軸受を固定しているネジの緩みによります。このネジが緩むことによりスラスト方向に隙間が生じて測定方向にも僅かな遊びができてしまい、結果として感度を悪くします。
今回、モデルチェンジした「テストインジケータ」では測定子保持部の構造を見直し、ネジを内包化して長期間の使用でも緩みが生じにくくなり、感度の劣化を抑えるとともに耐久性も向上しました。
視認性についてはオオイ板の平面形状、反射抑止コーティングを採用しました。これにより表面の傷を防止し、さらに蛍光灯やLED照明の環境でも光の反射を抑えて目盛が読みやすくなりました。
使い勝手について、多くの方から「測定子を長くしてほしい」との要望がありました。今回のモデルチェンジで目量0.001mm機種は約2mm(12.8⇒14.7mm)、目量0.002mm機種は4mm(14.7⇒18.7mm)長くなり使いやすくなりました。
また、従来機種はφ6ねじ込みステムを標準付属していましたが、今回のモデルチェンジからアリ溝付きステムに変更いたしました。「テストインジケータ」本体にはアリ部が3ヶ所設けてあり、使用環境に応じた位置への取り付けが可能になり、利便性が大きく向上いたしました。
新しく改訂されたJIS B 7533:2015に準拠しており、いかなる姿勢(6姿勢)でも精度が保証できるよう検査規格を独自に定め、検査を実施しております。(出荷時の検査は横姿勢のみ)
【主な特長】
・標準形の縦形をはじめ、垂直形、傾斜形、横形をラインアップ、用途に合わせて選択いただけます。
・オオイ板は平面でコーティングを施しており、蛍光灯やLEDの光の反射を抑えます。
・外枠とオオイ板の一体構造により、目盛板の前面や隙間からの切削油や油の浸入を防止します。
・目量0.001mm機種と0.002mm機種では測定子が2~4mm長くなり、使いやすくなりました。
・ルビー測定子付は完全非通電のため、放電加工機でも安心してご使用いただけます。
・φ6アリ溝付きステムを標準付属しており、本体にある3ヶ所のアリ部の任意の位置に取付けが可能です。
・JIS B 7533:2015に従い製造・検査を実施しています。(検査姿勢:横姿勢)
・検査成績書を標準添付しています。(ただし、校正証明書の取得用にはご利用いただけません)
【出展概要】
JIMTOF2016 第28回 日本国際工作機械見本市
会期 :2016年11月17日(木)~11月22日(火) 6日間
開場時間:9:00~17:00
会場 :東京ビッグサイト(東京国際展示場)全館
日々進化するものづくりの未来へ、ミツトヨは精密測定で社会に貢献いたします。
【お客様からの問合せ先】
株式会社ミツトヨ 国内営業推進部
電話 :044-813-5410
ファクス:044-813-5433
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