モリンダ、同志社大学 米井嘉一 教授と共同研究 AGEがシミ...

モリンダ、同志社大学 米井嘉一 教授と共同研究  AGEがシミ・そばかすの原因となるメラニン産生に有意に関与  Online Journal『Glycative Stress Research』で発表

モリンダ ワールドワイド インク(以下、モリンダ)【本社:米国ユタ州アメリカンフォーク、社長:ケアリー・エイシー】は、同志社大学 生命医科学部 アンチエイジングリサーチセンター 米井嘉一 教授との共同研究によりAGE(終末糖化産物/Advanced Glycation End products)が、シミやそばかすの原因となるメラニン産生を有意に促進させることを確認し、その研究結果をOnline Journal『Glycative Stress Research』(2016年12月31日発行)に発表しました。

メラニン産生量の比較
メラニン産生量の比較

<研究概要>
■背景・目的
紫外線(UV)誘発による、シミやそばかすの原因となるメラニン産生のメカニズムはよく研究されており市販のスキンケア製品開発にも用いられていますが、モリンダは、糖化反応およびAGEの蓄積もまたメラニン産生を促進することで、肌にシミをつくる原因のひとつであることを世界に先駆けて発見し、AGEじみと名付け、その阻害剤と検討方法についての特許(日本国 特許庁登録)を2016年2月29日に出願しています。
今回の研究ではさらに、AGE化したコラーゲン(以下、AGE-コラーゲン)の構成成分の内、具体的に何がメラニン産生を引き起こす活性成分となるかを調査しました。

■方法
メラニン細胞にAGE-コラーゲン(コラーゲン-グルコースもしくはコラーゲン-フルクトース)を添加したところ、有意なメラニン産生の増加が認められたことから、さらにAGE-コラーゲンの活性成分について検討しました。
AGEであるカルボキシメチルリジン(CML)、カルボキシエチルリジン(CEL)、ペントシジンとそれらの反応中間体であるメチルグリオキサール(MGO)、グリオキサール(GO)、3-デオキシグルコソン(3DG)のメラニン産生量を比較しました。

■結果
それぞれ比較した結果、反応中間体であるMGOが最も強い活性を示すことを確認しました。一方、コラーゲン-グルコースの方が、コラーゲン-フルクトースよりもメラニン産生能が高かったにも関わらず、後者のほうがより多くのMGOを含むことも明らかにしました。AGE-コラーゲンの活性とMGOの含有量に相違があることから、糖化反応によってAGEコラーゲンができる過程において、様々な要因が相互作用することによってメラニン産生が促進されることを示唆しています。
以上より、体内における糖化反応がメラニン産生に影響し、老化のサインとなるシミやそばかす(AGEじみ)になりえることが示唆されたため、健康で明るい皮膚のメンテナンスには、AGEの管理がUVケアと同じくらい重要である可能性を示しています。

https://www.atpress.ne.jp/releases/119819/img_119819_1.png
上図:AGE-コラーゲンの反応中間体とAGEにおけるメラニン産生量の比較
対照(Cont)と比較して、中間体のMGOによるメラニン産生量(細胞外放出メラニン量及び、細胞内メラニン量)が濃度依存的に促進されていることがわかる。また左グラフ「細胞毒性」は各検体を添加したときに細胞自体の量に影響を与えていないことを証明するものである。


<研究概要>
Melanin synthesis induction by advanced glycation end-products (AGEs) without α-melanocyte stimulating hormone (α-MSH) or UV exposure
Yumi Abe 1,2), Wakako Takabe 1), Masayuki Yagi 1), Akemi Uwaya 2), Fumiyuki Isami 2),
Sho-ichi Yamagishi 3), Yoshikazu Yonei 1)

1) Anti-Aging Medical Research Center, DoshisAha University, Kyotanabe, Kyoto, Japan.
2) Quality Assurance & Research, Morinda Worldwide, Inc., Tokyo, Japan.
3) Department of Pathophysiology and Therapeutics of Diabetic Vascular Complications Kurume University School of Medicine, Kurume, Fukuoka, Japan

論文URL: http://www.toukastress.jp/webj/article/125

モリンダでは今後もAGE性色素斑(シミ)予防の化粧品成分としてノニ種子エキスを用いた製品の開発を進めていく予定です。


<AGE(終末糖化産物)とは>
AGEとは終末糖化産物(Advanced Glycation End Products)、すなわち「タンパク質と糖が加熱されてできた物質」のこと。老化を進める原因物質とされています。


<しみのできるメカニズム>
皮膚に紫外線や炎症などのストレス刺激が加わると、表皮に存在するケラチノサイトより、メラニン産生を促進するサイトカイン等が分泌されます。それらの刺激により、メラノサイトが活性化され、メラニンが合成されることでしみやしわができることが知られています。したがって、メラニン産生阻害することがしみ防止へとつながります。


<モリンダ ワールドワイド インクについて>
モリンダ インク(本社:米国ユタ州アメリカンフォーク、1996年創業)は、「ノニ(学名:モリンダ・シトリフォリア)」の健康への恵みを世界に初めて紹介した研究主導型企業です。世界中の人々がより健康で生き生きとした生活をおくれるよう、ノニをはじめとする有用植物を世界中から厳選し、健康・美容関連製品の研究・開発・製造を行っています。モリンダ ワールドワイド インクは、モリンダ インクの製造する製品の輸出入・販売業務を行っています。詳細は http://morinda.com をご覧ください。

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