Android携帯のネイティブアプリはどれだけ早い? 『SmartphoneBench(スマートフォン ベンチ)』をバージョンアップ
2009.09.02 15:00
株式会社ラスターワークス(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:石躍 胤臣)は2009年9月2日、Android携帯の処理速度を計測するベンチマークソフトのバージョンアップ版、『SmartphoneBench 1.5』を無償でリリースいたします。
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スタート画面
■バージョンアップの内容
8月6日にリリースいたしましたベンチマークソフト『SmartphoneBench』のバージョンアップ版として、『SmartphoneBench 1.5』を開発いたしました。前バージョンはVM版としての処理速度の計測でしたが、今回はそれに加え、AndroidプラットフォームのNDK(Native Development Kit)を使用し、Nativeで処理した計測内容が含まれています。Nativeでの計測内容は、CPU処理、FPU処理、ファイル書き込み/読み込みとなります。
■『SmartphoneBench』の提供目的
『SmartphoneBench』は、今後利用拡大が見込まれるスマートフォンで、「開発しているソフトウェアがどれくらいのパフォーマンスを示すのか」を開発技術者の方に気軽に計測していただこうという意図で提供しております。無償での提供ですので、スマートフォン向けソフトウェアを企画・開発するディレクターや技術者の方々に、開発するソフトウェアのスペックを決める際の判断材料の一つとして利用していただきたく思っております。
■対応するスマートフォン
今回リリースするのは、米グーグル社の「Android」を利用したスマートフォン向けとなり、NTTドコモが7月に発売した「HT-03A」に対応しております。また、今後発売される「Android」を搭載したスマートフォンにも対応を予定しております。
■無償でダウンロード可能・性能比較表もご用意
本ベンチマークソフトを広くご利用して頂くために、無償での提供とさせて頂きました。当社ホームページからダウンロード可能ですので、是非ご利用ください。
「SmartphoneBench 1.5」ダウンロードURL
Android版: http://www.lusterworks.co.jp/cgi-bin/tt03.pl?id=A000
また、本ベンチマークソフトを利用して、「HT-03A(NTTドコモ)」と「EM・ONE(EMOBILE)」の性能比較を行いました。当社ホームページで結果を掲載しております。
■ベンチマークソフトとは
コンピュータのハードウェアやソフトウェアの性能評価をするための性能測定ソフトです。たとえば、特定の処理を終えるまでにかかる時間や特定の時間内に処理できた回数を測定することでCPUの性能を測り、複数種類のCPUを比較するのに用いたりします。
■主な測定項目
・画像/2Dグラフィックス/3Dグラフィックスの描画
PNG、アルファ付きPNG、文字列、点、線、ポリゴン、テクスチャ有り複数オブジェクトを回転・移動させる際の画面更新などの、一定時間での描画回数を計測します。
・CPU
素数をカウントする時間と円周率を求める時間を計測します。
・ファイル
一秒あたりの書き込み、読み込み量を計測します。
■ベンチマークソフトの仕様
名称 :『SmartphoneBench 1.5』
対応機種 :Android版 NTTドコモ・「HT-03A」
※今後発売されるAndroid搭載端末に対応予定。
開発 :株式会社ラスターワークス
■今後の予定
iアプリ版、iPhone版も順次リリースを予定しています。
■会社概要
会社名 : 株式会社ラスターワークス
代表者 : 代表取締役社長 石躍 胤臣
所在地 : 東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア10F
設立 : 2001年1月
資本金 : 12,000,000円
事業内容: WEBソリューション事業/モバイルソリューション事業/インターネットメディア事業
URL : http://www.lusterworks.co.jp/