古裂会、第50回入札オークションに 江戸時代のトキの掛け軸を出品、9月19日・20日に下見会を開催

    告知・募集
    2009年9月10日 11:00
    京都にて古美術品・骨董品のオークションを開催している株式会社古裂会(所在地:京都市中京区衣棚通竹屋町下る花立町265、代表取締役:柿本 みずえ)は、第50回入札オークション「日本古美術・骨董・中国朝鮮美術・神道美術・明治工芸」にて、内田陶丘作『朱鷺画幅』を出品、2009年9月19日・20日に下見会を開催いたします。 ■『朱鷺画幅』について 江戸の画家、内田陶丘作の作品です。 鳥の絵といえば、鶴や鷺や鷹が多く、朱鷺を描いた画は極めて珍しいと言えます。江戸時代、トキの糞には毒があると信じられており、加えて、トキの赤い眼は「ドウの目腐れ」と呼ばれ、愛でられる鳥ではありませんでした。 では、トキの何が作者の絵心を動かしたのか。時代の潮流でもあった博物学的な視線なのか。考えさせられる一品です。 作品の款記によると、描かれたのは文化3年(1806年)の冬の可能性が高く、資料としても注目されています。 <作者紹介> 内田陶丘(宝暦十・1760~文化五・1808)、名は穀、江戸の人、画家の内田玄対の息。 ■トキ(学名:Nipponia nippon) 日本ではトキの古名をツキといい、現和名はその音が転じたものです。ツキの意味は不明ですが、《日本書記》がこれに〈桃花鳥〉の漢字をあてたのは体色との連想によるとされます。中国名もこれに準じ、紅鶴という異名もあります。またその赤色を称して〈とき色〉ともいいます。東北ではトキの色を〈ドウ〉あるいは〈ドウドウ〉といいます。 トキは、秘やかに神宝を飾る神秘と世間的には俗説によって蔑視されるという極端な二局面の間を生き続けましたが、19世紀以降の乱獲・開発によってその個体数は激減し、平成15年(2003年)年10月10日、国内の野生のトキは絶滅しました。 ■下見会概要 日時:2009年9月19日・20日 10:00~17:00 会場:古裂会本社 京都市中京区衣棚通竹屋町下る花立町265    TEL 075-212-5581    相国画廊 京都市上京区烏丸通今出川上る相国寺門前町643番地1    TEL 075-411-1700 ■入札情報について ・入札は、希望の作品番号とカタログ記載の最低価格以上の金額を 入札用紙に記載し、締切日(9月25日必着)までに提出。 締切後、集計。最高値の人に落札されます。 ・どなたでもご参加いただけます。(資格など不問・入札も出品も) ・下見会への来場は無料で、下見会での入札も可能。 初めてご入札される場合は、公的身分証のコピーの提出が必要です。 ■古裂会概要 京都で1993年から古美術、骨董のオークションを開催。 美術品オークション企画・運営。委託販売。貸ギャラリー。 北鎌倉美術館、相国画廊にて定期オークション下見会開催。 古物市場主許可証 :京都府公安委員会第108号 美術品市場主許可証:京都府公安委員会第612229620002号 オークションは隔月に1度開催。毎回約3千点の出品作品があります。 社名 : 株式会社古裂会 設立 : 1993年6月 代表者: 代表取締役 柿本 みずえ 本社 : 京都市中京区衣棚通竹屋町下る花立町265 URL  : http://www.kogire-kai.co.jp