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30代以下女性「同性婚」許容は7割 生活者意識調査より

『R&D CORE(生活者総合ライフスタイル調査システム)』 調査結果発表

株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント(所在地:東京都新宿区、代表取締役:五十嵐 幹)は、2016年10月に18~79歳の首都圏の一般生活者を対象に「生活者総合ライフスタイル調査システム  CORE 2017」を実施いたしました。

『CORE』は30年以上にわたり毎年実施している自主調査であり、生活意識態度を多岐にわたり継続して聴取しています。

今回は最新の調査から分かった、恋愛や結婚の多様性についての調査結果をご紹介いたします。

“夫婦別姓、同性婚、恋愛対象となる性別など、恋愛・結婚の多様化については女性が寛容”

・「夫婦が同じ名字を名乗るべき」と回答したのは男性の6割、女性を10pt上回る。

 ・同性同士の結婚や、恋愛対象となる性別に対しては、男性よりも女性の方が寛容な傾向。


(図1) 恋愛や結婚に関する意識 ※「そう思う」「ややそう思う」の合計

(そう思う/ややそう思う/あまりそうは思わない/そう思わないの4段階で聴取)


“同性同士の結婚、恋愛対象となる相手の性別に対する意識は年代差が大きい”

・「夫婦は必ず同じ名字を名乗るべき」は、男性は年齢とともに上昇するが、女性は40代に向けて下降し、その後上昇。

・「同性同士の結婚も法律で認められるべき」「恋愛対象となる相手の性別はこだわらない」は年齢が上がるほど意識が下がる。

 ・「同性同士の結婚も法律で認められるべき」については、女性30代以下層では約7割が許容。


(図2) 恋愛や結婚に関する意識(性年代別) ※「そう思う」「ややそう思う」の合計

(そう思う/ややそう思う/あまりそうは思わない/そう思わないの4段階で聴取)


R&D発 生活者インサイト

◇男女差・年代差が大きい「同性同士の結婚」「性別にこだわらない恋愛」

「同性同士の結婚も法律で認められるべき」に対して、「そう思う」計(そう思う・ややそう思う)の割合は18-79才全体で49%、「好きな相手なら恋愛対象となる相手の性別はこだわらない」は29%という結果でした。ただし、これらの意識は男女差が大きく、女性が男性を15pt上回っています。性年代別でみると、男女とも若年層の方が高く、 30代以下の女性では「同性同士の結婚も法律で認められるべき」の「そう思う」計は約7割にのぼります。「好きな相手なら恋愛対象となる相手の性別はこだわらない」は、より自分事化した聴取項目です。これに対しても30代以下の女性では「そう思う」計は4割以上、「そう思う」も1割を超えています。女性よりも低くはなりますが、30代以下の男性でも「そう思う」計は約3割となっています。


◇若年層を中心とした価値観の変化に日本の社会は追いつくか

同性婚や性別にこだわらない恋愛に関する質問は、今回初めてCOREの聴取項目に追加いたしましたが、若年層(特に女性)の結婚・恋愛に対する性別意識は想定以上に「フリー」であることがわかりました。例えば、マツコ・デラックスさんに代表されるオネエキャラタレントへの共感や、アニメ・漫画などでのBL(ボーイズラブ)の浸透なども若年女性の意識に影響しているかもしれません。また、年代差・男女差については、やはり年代が上がるほど、特に男性は「男(女)はこうあるべき」という固定観念が根強く、性別を超える考えを許容しづらいのではないかと思われます。

 過去との比較はできませんが、年代差から見ても分かる通り、今後も性別にこだわらない結婚・恋愛意識は広がっていくと考えられます。渋谷区・世田谷区をはじめ、現在は三重県伊賀市、兵庫県宝塚市、沖縄県那覇市でも同性パートナーシップ制度を開始しています。また同性カップルのブライダルフェアや、金融・保険業界でも同性カップル向けのサービスが登場し始めており、性別にこだわらない結婚・恋愛は、これからの新しい消費の1つだと考えられます。私たち調査会社も、性別聴取を「男性or女性」の2択に限るのではなく、新しい選択肢の検討を始めるべきかもしれません。


調査結果の詳細につきましては、無料ダウンロードレポート『生活者属性別で変わる 恋愛観・結婚観』をご覧ください。

(弊社ホームページ http://www.rad.co.jp/ よりダウンロードいただけます)


今回、発表しましたデータを含むR&D CORE(生活者総合ライフスタイル調査システム)2017 単年の集計表を100,000円(税別)にて販売しております。(18~79才まで性年代別等基本分析軸での集計表アウトプット)


R&D CORE(生活者総合ライフスタイル調査システム)を利用した調査・分析:課題の洗い出しから分析アウトプットまで、R&Dスタッフがお手伝いします。


詳細につきましては弊社ホームページ http://www.rad.co.jp/ をご覧ください。


■CORE 2017 調査概要■

調査名:                CORE2017 マスター調査

調査地域:             首都圏40km圏(調査地点 200地点)

調査対象:             18~79歳男女個人

サンプル数:          有効回収 3000サンプル (人口構成比に合わせて、性×年代別を割付)

サンプリング手法:  住宅地図を用いたエリアサンプリングで抽出

調査手法:             訪問・郵送併用の自記入式留置調査

調査実施時期:   2016年10月(毎年1回 10月実施)

 ※『CORE』は、株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントの登録商標です。


■会社概要■

会社名: 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント

所在地: 〒163-1424 東京都新宿区西新宿3-20-2

代表者: 代表取締役社長 五十嵐 幹

資本金: 30,000千円

設立 : 1968年1月17日

URL: http://www.rad.co.jp

事業内容:マーケティング・リサーチの企画設計、実施及びコンサルテーション

     経営・マーケティング活動の評価及びコンサルテーション


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<例>「(株)リサーチ・アンド・ディベロプメントが実施した調査によると・・・」

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