大津線4駅の駅名を変更します
「浜大津 ⇒ びわ湖浜大津」 「別所 ⇒ 大津市役所前」 「皇子山 ⇒ 京阪大津京」 「坂本 ⇒ 坂本比叡山口」 ~ 大津市が策定を進めている第2期観光交流基本計画 (平成29年度~)に賛同 ~
京阪電気鉄道株式会社(本社:大阪市中央区、社長:加藤好文)では、大津市が策定を進めている第2期観光交流基本計画(平成29年度~)の中心的な考え方である「オンリーワンのびわ湖を活用した地域の活性化」に賛同し、びわ湖、比叡山などを訪れる観光のお客さまのよりスムーズなご移動や、沿線のお客さまの乗換利用促進を目的として、平成30年3月より、大津市内の4駅の駅名を変更します。
今回、駅名を変更するのは、1.「浜大津」 2.「別所」 3.「皇子山」 4.「坂本」の4駅です。それぞれ、
1.びわ湖大津観光の玄関口であることから「びわ湖浜大津」
2.大津市役所に隣接していることから「大津市役所前」
3.JR湖西線「大津京」との連絡駅であることから「京阪大津京」
4.比叡山観光の拠点であることから「坂本比叡山口」
とします。
京阪グループでは、中期経営計画「創生果敢」(平成27~29年度)の主軸戦略の一つとして「観光創造」を掲げており、びわ湖~京都・岡崎エリアの観光活性化や比叡山を含むびわ湖淀川水系を「水の路」として観光ルート化し“人の流れ”の創出に取り組んでいます。今回の駅名変更を契機として、大津線の利便性(京阪山科駅、京阪石山駅、京阪膳所駅、皇子山駅でJR線と乗り換えが可能)や魅力的な観光資源が沿線に数多く存在することをあらためて発信し、観光客のさらなる誘致を図ってまいります。
1.駅名変更の対象駅
「びわ湖浜大津(びわこはまおおつ・駅ナンバー[OT12])」
大津の玄関口となる駅で、京津線と石山坂本線との接続駅になっています。琵琶湖汽船株式会社の運航するミシガンやビアンカの乗り場である大津港や琵琶湖ホテル、アミューズメント施設の浜大津アーカスなどがあり、琵琶湖観光やレジャーの拠点となっています。毎年10月に行われる大津祭では、豪華な曳山がこの駅付近を巡行します。
びわ湖大津観光の玄関口であることを表現し、一層の観光客誘致を目指すため、現・「浜大津(はまおおつ)」から変更します。
・開設日 1925年(大正14年)5月5日(新設)
・所在地 大津市浜大津1丁目3番8号
・乗降客数 5,786人/日
「大津市役所前(おおつしやくしょまえ・駅ナンバー[OT14])」
駅の西に大津市役所、東に皇子山総合運動公園があります。市役所の南には大津市歴史博物館があり、周辺は文化・スポーツが楽しめるエリアです。皇子山運動公園は大津市を代表する公園で、野球場や陸上競技場のほか、池や滝などがある広場もあり、市民の憩いの場としても親しまれています。
「大津市役所前」という立地のわかりやすい表現により電車利用の促進を図るため、現・「別所(べっしょ)」から変更します。
・開設日 1929年(昭和4年)4月11日(琵琶湖鉄道汽船株式(※)を合併)
・所在地 大津市御陵町5番1号
・乗降客数 3,059人/日
※琵琶湖鉄道汽船株式会社は、大津電車軌道株式会社などを前身として昭和2年に発足。昭和4年に京阪電気鉄道株式会社と合併しました。
「京阪大津京(けいはんおおつきょう・駅ナンバー[OT15])」
大津線27駅の中では最も新しい駅で、1946(昭和21)年に開業し、国鉄(現・JR)湖西線が開通してからは乗り換え駅となりました。付近には、7世紀に「大津宮(おおつのみや)」が置かれていました。
JR湖西線との乗換利用の促進を図るため、現・「皇子山(おうじやま)」から変更します。
・開設日 1946年(昭和21年)3月1日開設
・所在地 大津市皇子が丘2丁目5番1号
・乗降客数 6,560人/日
「坂本比叡山口(さかもとひえいざんぐち・駅ナンバー[OT21])」
京阪電車全駅の中で一番北に位置しています。1997(平成9)年の穴太~坂本駅間の複線化工事とともに現在の駅舎に生まれ変わりました。2000(平成12)年に、京阪電車では宇治駅とともに、第1回近畿の駅百選に選ばれました。
坂本一帯は延暦寺や日吉大社の門前町で、中世には京都への中継地としても栄えました。いたるところで「穴太積み」と呼ばれる美しい石垣を見ることができます。西に10分ほど歩くと、日本一長い坂本ケーブルの「ケーブル坂本駅」があります。
比叡山観光の拠点でもあることから、京都側の「八瀬比叡山口」(叡山電鉄)とも対応し、坂本側からの観光客誘致を目指すため現・「坂本(さかもと)」から変更します。
・開設日 1929年(昭和4年)4月11日(琵琶湖鉄道汽船株式会社を合併)
・所在地 大津市坂本4丁目12番35号
・乗降客数 3,268人/日
※各駅の乗降客数は平成26年11月11日(火)実施の旅客実態調査による
2.変更時期
平成30年3月頃
プレスリリース添付資料
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