金属検出器・X線検出器で検出可能なプラスチック製品『TECAFORM AH ID』の 日本市場向け販売を開始!
2009.09.17 10:00
切削加工用のスーパエンプラ、エンプラの素形材(丸棒・板など)を製造・販売するドイツのエンズィンガー社(本社:ドイツ シュトゥトガルト南部、社長:クラウス・エンズィンガー、ローランド・レーバー)の日本法人 エンズィンガージャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:井上 洋之助)は、金属検出器ならびにX線検出器で異物として検出可能な切削加工用樹脂素材『TECAFORM AH ID』の日本市場向け販売を開始します。
食品加工・食肉加工業界では、異物混入対策を強化するべく金属検出器・X線検出器を積極的に製造ラインに導入していますが、製造工程に使用されるプラスチック部材由来のプラスチック異物の混入は目視による検出に頼っており、精度に問題がありました。
『TECAFORM AH ID』は、破損した場合に金属検出器もしくはX線検出器で異物としての検出を可能にする添加材を使用したポリアセタール樹脂(コポリマー)であり、食品衛生法やFDA認証に適合している安全な切削加工用プラスチック素材です。
食品を製造する工程で使用するプラスチック部材に求められる「混入時の検出の容易さ」「殺菌・洗浄のしやすさ」を兼ね備えておりますので、高まる消費者の安全志向に対応することができます。
■『TECAFORM AH ID』の特長
・日本における食品衛生法(使用環境100℃未満)への適合を確認
・FDA認証、ならびに2002/72/EC規格にも適合
・金属検出器・X線検出器で検出可能
・洗浄剤・殺菌剤に対する耐性
・優れた耐熱水性(熱水及び蒸気殺菌可能)
■ドイツでの使用実績
既に『TECAFORM AH ID』が販売されているドイツでは、食肉加工業界、製パン業界での使用実績があります。
肉をミンチする機械に材料を供給する攪拌翼、ソーセージなどの充填工程におけるバルブ類・リング類、コンベア輸送のユニット、材料を一個分に仕分けるプレートなどです。
このように、機械的な応力がかかり、かつ、食品と接触し、応力により破損の可能性がある用途、または、プラスチック片が食品内部に混入する可能性がある場所に使用されています。
【会社概要】
社名 : エンズィンガージャパン株式会社
所在地 : 東京都港区芝公園1-1-12芝公園 電気ビル7階
代表 : 代表取締役社長 井上 洋之助
資本金 : 80,000,000円
設立 : 1999年1月
事業内容: PEEK樹脂を中心とした切削加工用樹脂素材の日本国内販売
URL : http://www.ensinger.jp/
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