スポーツやイベントなどの映像をライブ伝送する 「映像ネットサービス」を提供開始
~放送事業者・動画配信事業者は、 従量料金で遠隔地への映像伝送が可能に~
NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、スポーツやイベントなどのライブ映像を、撮影現場となるスタジアムや会場から放送事業者やインターネット動画配信事業者などの拠点設備にリアルタイムで伝送する「映像ネットサービス」について、2017年4月3日より提供を開始します。
1. 背景
近年、インターネットによる動画配信サービスが活発化し、スポーツやイベントのライブ映像を配信する事業者も登場しています。NTT Comは、このような新しくライブ中継を始める事業者や、伝送費用の削減を検討する従来の放送事業者、あるいは短期間のイベントでのみ映像配信を行いたいニーズを持つ事業者などに向けて、ライブ映像の伝送サービスを開始します。
2. 特長
<サービス提供イメージ>
(1) 移動できる小型装置の使用によって、日本全国の様々な撮影現場からの伝送に対応
小型の映像伝送装置を使用するため、撮影現場のロケーションや設置スペースによる制約を受けづらく、様々な場所からの映像伝送が可能(※1)です。
(2) 複数の撮影現場や拠点設備を繋ぐ伝送など、柔軟な運用が可能
例えば、中継中に映像を切り替えられるよう、複数のイベント会場の映像を一ヵ所の拠点設備に伝送することができます。また、逆に一ヵ所のイベント会場の映像を複数の拠点設備(国内向け配信設備と海外向け配信設備に分けるなど)へ同時に伝送(マルチキャスト)することもできるなど、お客さまのご要望にあわせた柔軟な対応が可能です。
(3) お客さまのニーズに対応する、多様な接続インターフェイスやエンコード方式
映像編集スタジオなどで一般的に利用されているHD-SDIなどのインターフェィスはもちろん、海外への伝送などで使用されることが多いイーサネットインターフェイスによる接続も可能です。また、エンコードも多様な方式の中から選択することができます。
(4) コストの抑制に貢献する従量料金
大容量の通信回線を利用する際は、定額の固定費による契約が一般的ですが、本サービスは従量制の料金を採用(※2)しており、伝送により発生する回線料金を日単位でお支払いただくことが可能です。このため、イベントが開催されない期間は回線料金が発生しません。
なお、具体的な料金の詳細については、下記お問い合わせ先またはNTT Com営業担当者までお問い合わせください。
3. 提供開始日
2017年4月3日(月)
4. 提供範囲
日本国内 (撮影現場並びに伝送先である事業者拠点双方が日本国内である必要があります)
※1: スタジアムなどから事業者の拠点設備へ映像を届けるだけでなく、コンテンツを提供する事業者からスタジアムのスクリーンへ映像を届けるパブリックビューイングなどにも対応予定です。
※2: 一部定額の基本料がかかります。詳細についてはお問い合わせください。
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