3Di社、OpenSim対応のWebブラウザ向け3D空間ビューア技術を オープンソース化
~開発者向けにBSDライセンスで提供し、 3Dインターネット業界活性化を目指す~
3Dインターネットソリューションの開発・提供を行う3Di株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小池 聡、以下 3Di社)は、Webブラウザ上で3D空間を表示・操作できる、OpenSim(*1)対応の独自開発ビューア技術のオープンソース化を決定、本日よりオープンソースプロジェクト、「3Diビューア“Rei”」を立ち上げます。ビューア技術をオープンソース化することにより、業界における技術の標準化を推進するとともに、3Dインターネットのさらなる発展を目指します。
今回のオープンソースプロジェクト「3Diビューア“Rei”」は、3Di社が商用版として提供している3Di OpenViewer(*2)と同じコア技術を使用したオープン・プラットフォームを、ソフトウェア開発者に公開・提供するものです。一般的に仮想空間やメタバースと呼ばれるコミュニケーション型3D空間は、独自技術によるものが多く、現在のWebサイトのように誰でも幅広く利用できるまでに至っていないのが現状です。今回オープンソース化する技術はWebページへの埋め込みが可能となっており、Webコンテンツに簡易に3D空間を取り入れられるようになることから、今後、多くの方々への普及が見込めます。
3Di社テクノロジーグループ・マネージャーのノーマン・リンは、「Webブラウザで利用できるビューア技術は、以前より注目されていました。また、OpenSimコミュニティでは、BSDライセンス(*3)でのビューア技術のオープンソース化が期待されていました。今回、BSDライセンスというフレンドリーなライセンス形式での提供により、ビューア技術の標準化は加速し、業界全体の活性化に繋がると考えています。」と述べています。
アプリケーション開発者は、必要に応じてプラットフォームをカスタマイズできます。現在のところ、オープンソースであるOpenSimや商用版として3Di社が提供している「3Di OpenSim Enterprise」など、OpenSimベースの3D空間サーバに対応しています。
3Diビューア“Rei”に関する詳細は、以下サイトをご参照下さい。
・3Diビューア“Rei”オープンソースプロジェクト: http://3di-rei.org/
・3Di社のホームページ: http://3di.jp/
3Di社は、3Diビューア“Rei”をさらに発展させ、3Dインターネットをより世界に広めるために、オープンソース・コミュニティと共に尽力して参ります。
[用語集]
(*1) OpenSim
世界中の技術者によってオープンソースで研究開発されている3Dインターネットサーバーソフトウェアの名称。3Di社もコアディベロッパーとして開発に携わっている。
(*2) 3Di OpenViewer
3D空間をWebブラウザ上で表示・操作できる、3Di社オリジナルのビューアの名称。3Di社が開発・提供する、3D空間構築用サーバーソフトウェア『3Di OpenSim Enterprise』で構築された3D空間を表示・操作できる。
(*3) BSDライセンス
BSDライセンスとは、オープンソースソフトウェアで使用されているライセンス体系のひとつ。無保証・免責を宣言し再配布する際に著作権表示を行なうこと等を条件とする、比較的制限の緩いライセンスとして知られている。
■会社概要
会社名: 3Di株式会社
代表者: 代表取締役社長 小池 聡
株主 : ngi group株式会社(60%)、NTTインベストメント・パートナーズファンド投資事業組合(40%)
資本金: 4億4,449万7,500円
住所 : 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-18-3 フジビル37 4階
連絡先: Tel:03-6416-1950、Fax:03-6416-1951
URL : http://3di.jp/
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