ばらつくLED電源の安定化に成功し、受注拡大 レシップ、約3万台/月の生産を見込み、新蛍光灯型LED用電源の量産開始
レシップ株式会社(本社:岐阜県本巣市、代表取締役社長執行役員:杉本 眞)は、定電流で安定性に優れた、新蛍光灯型LED用電源を開発し、量産を開始しましたので、お知らせいたします。
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蛍光灯型LED用電源
当社の新LED電源は、回路設計の工夫により、従来ばらつきがあって問題となっていたLED電源の安定化に成功しました。安定化の結果、室内の蛍光灯型LED灯具での評価が高まり、量産化に至りました。
LED用電源は、商用電源(交流)を、LEDの点灯に必要な直流に変換する装置です。当社では、既にLEDを光源とする屋外看板や屋外照明用の電源の拡販を進めています。今回新たに、従来の室内蛍光灯との置き換えが可能な、蛍光灯型LED灯具用の電源を開発しました。
定電流電源制御で、より効率良く安定した点灯が可能となったことが、顧客に評価され受注が増加しています。現在、約3万台/月の生産となる見込みで、量産体制を組んでいます。
LED灯具用の各種電源は、当社S&D(サイン&ディスプレイ)事業の主力製品となりつつあります。
≪蛍光灯型LED用電源の特長≫
■効率よく安定した点灯が可能
LED一つ一つの素子(チップ)はばらつきがありますが、これを定電流により点灯させることで、明るさのばらつきを抑えます。
定電圧タイプのLEDモジュール(構成部品)は、定電圧電源の出力を定電流電源制御することになり、2段階の回路を通すことになります。
今回開発した製品は、定電流方式のみの回路となるため、効率よく安定した点灯が可能です。
※定電流・定電圧:負荷の変動に対して出力電流・電圧を常に一定設定値に保つことです。
LEDのモジュール構成によって、定電流方式か定電圧方式かを使い分けます。
■放熱を抑えて、LEDを長持ち
LEDチップは点灯の際に熱を発しますが、LED回路基板同一実装タイプであれば、定電流回路基板も発熱します。こうした発熱は、LEDチップの寿命を早める原因になります。当社のLED用電源は、LEDチップと回路基板が別置きのため、LEDチップに負担がかかりません。
また、電源内部を樹脂などで充填することで、回路基板の放熱を良くし、電源内部に使用されている素子の負荷低減に大きな効果があります。同時に電源の小型化が可能になります。
■防水効果で、屋内に限らず設置場所が拡大
電源内部を樹脂などで充填することで、防水効果も得られ、軒下などの比較的湿気を多く含む場所にも設置が可能です。
≪今後の取り組みについて≫
CO2削減が叫ばれる中、エネルギー消費の約3割が照明・電気製品に使われていると言われており、照明エネルギーの削減に有効な手段として、長寿命・省エネのLEDの活用は急速に進んでおります。
当社においても、コア技術を生かした、様々な用途のLED照明に対応できる電源の開発を進め、今後さらに環境に配慮した製品を提供してまいります。
【レシップ株式会社の概要】
商号 : レシップ株式会社
代表者 : 代表取締役社長執行役員 杉本 眞(すぎもと・まこと)
本社 : 岐阜県本巣市上保1260-2
設立 : 1953年3月
資本金 : 7億3,564万円
事業内容 : バス・鉄道・自動車用電装機器、サイン&ディスプレイ関連機器、産業用機器の製造および販売
上場取引所: 東証二部・名証二部(証券コード:7213)
TEL : 058-324-3121
FAX : 058-323-2597
URL : http://www.lecip.co.jp
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