ウフルとZenmuTech、IoT分野で業務提携  情報の安全とコスト削減を実現するプロジェクトを始動

 エッジとクラウドを“つなぐ”IoTオーケストレーションサービス「enebular(エネブラー)」を提供する株式会社ウフル(以下 ウフル、代表取締役社長 CEO 園田 崇、東京都港区)と、データの無意味化で情報漏えいリスクをゼロにする次世代のインフラストラクチャを提供する株式会社ZenmuTech(ゼンムテック、以下 ZenmuTech、代表取締役社長 田口 善一、東京都品川区)はIoT分野での情報の安全とコスト削減に向けて、共同製品開発に向けた業務提携を行ったことを発表いたします。

【両社のサービス・ビジネス】
 ウフルの提供する、IoTオーケストレーションサービス「enebular」は、エッジとクラウドの協調分散制御に必要なアセットのデプロイ/設定/管理の自動化を実現します。配信可能なアセットはロジックやデータフローをはじめ、データの流れをリアルタイムに可視化する「INFOMOTION(インフォモーション)」や機械学習モデルで、これらをEnd to Endでセキュアにデプロイ可能です。
 ZenmuTechが提供するデータ無意味化ソリューション「ZENMU(ゼンム)」は、AONT(All-or-Nothing Transform)方式の秘密分散技術を用いて、情報を意味のない状態に変換、分割(無意味化)し、万が一、分割片の1つが盗まれても一部の情報を推測することさえ不可能な状態にでき、全ての分散片が揃ってはじめて元の情報に復元可能となります。


【共同製品開発について】
 今回の業務提携による最初の共同プロジェクトとして、両社のテクノロジーの融合により、IoT分野での制限された通信環境下において、通信速度や費用の制約により一元的に集約できないデータを、安全に分散して管理し、必要に応じて利用可能にする製品の開発を行います。
 IoTにおいては、LPWA(Low Power Wide Area)と呼ばれる低速・低コストな通信規格の登場により、コストを抑えた導入が可能となったことで普及が加速することが期待されています。しかしながら、そのような低速通信規格の場合、クラウド上にアップするデータ量は制限する必要がありますが、プロジェクトによっては機器が故障した場合の事後診断用などのために詳細データを必要とする場合があります。その際、クラウドにアップできないデータをローカルに保持したままにすると、データの漏洩や改ざんなどのセキュリティリスクが発生いたします。
 両社の持つテクノロジーにより、秘密分散技術を用いてデータを無意味化することで、IoT機器データの漏洩や改ざんリスクをなくしながらも、データの保管や通信コストを大幅に削減することを目指しています。
 IoTが本格的な普及期を迎える中、本ソリューションは今後2社共同で製品開発をし、協業を推進していきます。


■株式会社ウフルについて http://uhuru.co.jp/
 株式会社ウフルは、システムインテグレーション、コンサルティングを中心に顧客のクラウドサービス活用を支援しております。創業以来、インターネットによる革新的なサービスがお客様企業の価値向上につながる事を目指し、「テクノロジーと自由な発想で未来を創る」を企業理念に掲げています。エッジとクラウドを“つなぐ”IoTオーケストレーションサービス「enebular」やIoTメッセージングサービス「Milkcocoa(ミルクココア)」をベースにIoTやマーケティングの領域で顧客のビジネスに変革をもたらし続けております。


■ZenmuTechについて http://zenmutech.com
 株式会社ZenmuTechは、ユーザー視点に立って利便性を損なう事なく、あらゆるデバイスコントロールとセキュリティ対策も考慮したクライアント環境やインフラストラクチャを提供しております。
 データの無意味化で情報漏えいリスクをゼロにし、従来の暗号化技術では実現できなかった高セキュリティなソリューションを実現する「ZENMU」により、グローバル環境への進展を見据えた上で、革新的な技術力とオープンイノベーションによる創造力により「情報の安全」を提供し、広く社会に貢献します。

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