伝統工芸の古美術を銀座の新たな目玉に ジュエリーケースとして生まれ変わった江戸時代の漆器を販売開始
2017.04.19 10:00
ジュエリー製造販売メーカーのアンブローズ アンド カンパニー株式会社(東京都中央区、代表:堀内信之)が、江戸時代に作られた漆器をアレンジしたジュエリーケースの販売を開始しました。販売前から問い合わせが入るなど注目を集めています。
アンブローズ アンド カンパニー株式会社= http://www.ambrose.co.jp
【日本の美しい伝統工芸「漆」が再注目】
漆は海外でも「ジャパン」と呼ばれていたほど、日本の伝統工芸として世界から認識されていました。その歴史は縄文時代からと古く、日常に使用する食器から高級な美術品まで様々な形で日本で広く使用されてきましたが、70年代に大量生産で安価な日用品が普及し、また、生活が洋風化したことで一気に衰退しました。
今、その日本の伝統工芸である漆が再注目されています。仙台では艶やかな漆のワイングラスが月に250個売れているほどの人気です。漆のiPhoneケースは2011年からすでに販売数7000個以上販売するなど、今までとは違うかたちで進化しています。
【江戸末期の漆器がジュエリーケースとしてよみがえる】
ジュエリーの製造販売を手掛けるアンブローズは、日本の伝統工芸であり美術品としても価値の高い漆器を何とか現代の生活でも活かす方法はないかと考え、古美術品の漆器をアレンジしジュエリーケースとしてよみがえらせ新たに販売を開始しました。
古美術商の藤美術の協力を得て、江戸末期から明治にかけて使用されていた漆塗りの菓子入れや小物入れなどの内側にフェルト生地を張り、仕切り板を付けるなどしてジュエリーケースに仕立てました。沈金や蒔絵といった伝統的な装飾はそのまま活かし、古美術として価値も高い漆器がジュエリーケースとして生まれ変わります。展示会でディスプレイしたところ、販売前から新聞に掲載され問合せが入るなど注目を集めています。
【銀座の新たな目玉として海外にも発信】
フランスでは漆の弁当箱が大流行、ニューヨーク・タイムズスクエアで漆の時計が発売されるなど、漆は海外でも注目されています。アンブローズの堀内信之社長は、「銀座を訪れる海外の方々に、日本の美の素晴らしさを知ってほしい。銀座の新たな目玉となるよう海外にも発信し、同時に日本の伝統工芸継承に役立てば嬉しい。」と話します。日本や日本の古美術に興味を持つ方々に向けて、今後海外販売も行う予定です。
※商品は一点物になるため、価格などについては下記までお問い合わせください。
アンブローズ アンド カンパニー株式会社
銀座店 電話番号:03-6215-9266
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