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ABBが新シリーズのロボットを日本に導入

~新シリーズロボットは最先端の軌跡精度を有し、 フレキシブルな取付に対応。さらに動作範囲も一層拡大~

2009.11.19 15:00

2009年11月19日(東京/日本) ─ 電力とオートメーション技術のリーディングカンパニーABBグループは新シリーズのロボットを日本市場にて発売します。


「IRB 4600」ロボット

新型の「IRB 4600」ロボットには、上腕部にアルミ素材を採用することにより、小型化、軽量化を実現した新しい設計となっています。ロボットには鋭敏な動作を可能とする「QuickMove(TM)」および「TrueMove(TM)」というABBの革新的技術が搭載され、正確なパフォーマンスと軌跡精度を、最短のサイクルタイムで実現します。また用途が広く、一般産業分野での様々な要求にお応えします。

「IRB 4600」ロボットのモデルには、可搬重量60kgあるいは45kgの標準(2.05m)タイプ2種と、可搬重量40kgあるいは20kgのロングアーム(2.5m & 2.55m)型2種とがあります。
ロボットは床置だけでなく、斜置、天吊にすることもできます。また「セミ・シェルフ」と呼ばれる性能により、その動作範囲はロボットベース部から十分下方にまで及び、このクラスで市場最大の垂直リーチを実現したことから、機械の上部に取り付けることも可能です。重量は約400kg強で、これまで市場に提供された同クラスの汎用ロボットとしては最軽量となっています。

日本で発売するその他の新製品には「IRB 120」や「IRC5 Compact」があります。いずれも、今月末に開催される「2009国際ロボット展」に出展します。「IRB 120」は、ABBが提供する最も小型のロボットで、重量は25kg、可搬重量は3kg、動作範囲は580mmとなっています。「IRB 120」は軽量かつ鋭敏な6軸ロボットで、任意の角度で取り付けが可能なことから、柔軟性やサイズダウンが求められるオートメーションで威力を発揮します。

「IRB 120」は、IRC5制御装置の新規小型モデル、「IRC5 Compact」と併せてリリースされました。「IRC5 Compact」は、世界をリードする当社ロボット制御装置IRC5の卓越した能力を、コンパクトなボディーに再現した画期的コントローラです。IRC5の優れた軌跡制御、使いやすいインターフェイス・プログラム、および強力な通信機能などの利点はそのままに、小さな面積での設置が可能となっています。

「IRB 360 FlexPicker(TM)」ファミリーには新たにロングアーム型が加わり、1,600mmの動作範囲を実現しました。標準タイプの「IRB 360-1/1130mm」およびコンパクト型「IRB 360-1/800mm」に加え、この「IRB 360-1/1600mm」でも、従来のSCARAや多関節ロボットを凌ぐ長いピック・アンド・プレースサイクルを実現しています。

ビジョンシステムも更新され、現在は「Colour Vision Ready」を搭載しています。最新のカラーフィルタ機能が加わり、色の違いがより正確に識別できるようになりました。優れた「PickMaster(TM)」ソフトウェアに加え、ABBの磐石な統合能力とサポートをお客さまにお約束します。ビジョンシステムもまた、「2009国際ロボット展」でご覧いただけます。

ABB株式会社の代表取締役社長トニー・ザイトゥーンは、「ABBは、産業用ロボットのパイオニアおよびリーダーとして、広範囲にわたるロボットを提供し、お客さまの要求にお応えしてきました。より高い品質と効率性を追求する日本のお客さまに、市場最高の効率性を誇る当社のロボットをご活用いただくことで、必ずお役に立てると確信しています。」と述べています。

■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に120,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。日本国内においては、電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約750名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。

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