改正個人情報保護法、何が変わる? ポイントを1枚にまとめたインフォグラフィックを公開
データの価値や活用のアイデアを発信する『データのじかん』(運営:ウイングアーク1st株式会社)は、2017年5月30日の改正個人情報保護法の全面施行に先立ち、複雑な情報やデータを分かりやすく1枚の絵にまとめたインフォグラフィック『何が変わる?個人情報保護法』を制作・公開いたしました。
URL: https://data.wingarc.com/privacy-infographic-4897
■背景
2017年5月30日に改正個人情報保護法が全面施行されます。この改正によって、個人情報の定義が明確化されたり、全ての事業者が個人情報保護法の適用対象となり、関心が集まっています。
そこで『データのじかん』では、政府公開情報を参考に、改正個人情報保護法のポイントが一目で分かるインフォグラフィックを作成・公開しました。
■インフォグラフィック解説(1)…明確化された「個人情報」の定義
https://www.atpress.ne.jp/releases/128736/img_128736_2.png
情報通信技術の飛躍的な発展により、個人情報保護法が定められた当時には想定されていなかったデータが利活用できるようになりました。扱われるデータの中には、個人情報保護法で定義された「個人情報」に該当するかどうかがわかりづらい「グレーゾーン」に当てはまるものが増えてきました。
また、個人情報の漏えいや悪用される事例が広く一般に認知されるとともに、個人情報保護の意識が高まっています。
こういった経緯から、個人情報を適切に保護するための法整備が必要とされ、今回の個人情報保護法の改正によって「個人情報」の定義が明確になりました。例えば顔認証データや指紋データなどの「身体的特徴」や、個人番号(マイナンバー)・運転免許証番号・パスポート番号等が個人情報として明確に定義されました。
■インフォグラフィック解説(2)…個人情報の利用におけるルールの整備と強化
https://www.atpress.ne.jp/releases/128736/img_128736_3.png
ビッグデータやIoTなど情報通信技術が進歩する中、個人情報やパーソナルデータを活用した新しいビジネスやイノベーションの創出が期待されています。また、企業活動はグローバル化し、国を越えて多くの個人情報が流通しています。
今回の個人情報保護法の改正には、こういった個人情報の活用の拡大と世界中で扱われる個人情報の増加という背景があります。個人情報を国際的に保護しつつ、円滑なデータ流通を確保することも、改正個人情報保護法の目的の1つです。
インフォグラフィックでは、改正ポイントを抜粋して紹介しています。要点は以下の通りです。
・要配慮個人情報の新設
人種・信条・病歴・犯罪歴・犯罪被害を受けた事実など、不当な差別や偏見が発生する可能性のある個人情報を「要配慮個人情報」と定め、第三者が取得する際には本人の同意が原則として必要になりました。
・対象事業者の拡大
全ての事業者が個人情報保護法の適用対象となりました。
・記録の保存義務
情報を第三者に提供する場合は、提供者も受領者も記録を保存するように義務化されました。
・データベース提供罪の新設
個人情報データベース等を取り扱う事業者等が不正に利益を図る目的でデータの提供や盗用をすると、処罰されるようになりました。
・オプトアウト規定の厳格化
一定の条件を満たせば本人の同意なしで第三者に個人情報を提供できる、いわゆる「オプトアウト規定」を扱う場合には、個人情報保護委員会への届け出が義務化されました。
・グローバル化へ対応
外国の第三者に個人情報を提供する際の条件が整備されました。
■インフォグラフィック解説(3)---個人情報の匿名化による活用の促進
https://www.atpress.ne.jp/releases/128736/img_128736_4.png
改正個人情報保護法の特徴の1つに、「匿名加工情報」の新設があります。
匿名加工情報とは、個人が特定されないように加工された個人情報のことです。匿名加工情報は本人が特定されないため、本人の同意なしで第三者に提供できるようになります。
匿名加工情報には個人情報より緩い基準が適用されるので、企業は利用の自由度が高い匿名加工情報を扱って新しい技術やサービスを創出するよう期待されています。同時に消費者が自分の情報を管理できるデータ消去・トラッキング技術の発展を促す制度としても期待され、今回の改正の中では特に注目が集まっているポイントです。
また、個人情報やパーソナルデータは、事業者の新たなビジネス創出や消費者の利便性向上だけでなく、交通情報・防災計画・研究開発・治安維持など幅広い分野へ活用が期待されています。
■本インフォグラフィックを公開している「データのじかん」について
「データのじかん」は「ウイングアーク1st株式会社」が運営するウェブメディアとして、2017年4月11日に正式公開しました。データを切り口にした、トレンドやノウハウを紹介する記事を通して、これからのデータ活用を考えるビジネスパーソンを応援していきます。
そして、データに価値や面白みを感じ、親しみを持ってデータ活用への取り組まれることを目指しております。
■ウイングアーク1st株式会社について
ウイングアーク1stは、帳票基盤ソリューション「SVF」、BI製品「Dr.Sum EA」「MotionBoard」のソフトウェアとクラウドサービス、および第三者データ提供サービス「3rd Party Data Gallery」を提供し、企業の価値を高める情報活用の実現をご提案しています。
商号 : ウイングアーク1st株式会社
所在地 : 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー
創業 : 2004年3月
代表者 : 代表取締役社長CEO 内野 弘幸
資本金 : 2億円
事業内容: 帳票事業、BI事業
URL : http://www.wingarc.com/
URL: https://data.wingarc.com/privacy-infographic-4897
■背景
2017年5月30日に改正個人情報保護法が全面施行されます。この改正によって、個人情報の定義が明確化されたり、全ての事業者が個人情報保護法の適用対象となり、関心が集まっています。
そこで『データのじかん』では、政府公開情報を参考に、改正個人情報保護法のポイントが一目で分かるインフォグラフィックを作成・公開しました。
■インフォグラフィック解説(1)…明確化された「個人情報」の定義
https://www.atpress.ne.jp/releases/128736/img_128736_2.png
情報通信技術の飛躍的な発展により、個人情報保護法が定められた当時には想定されていなかったデータが利活用できるようになりました。扱われるデータの中には、個人情報保護法で定義された「個人情報」に該当するかどうかがわかりづらい「グレーゾーン」に当てはまるものが増えてきました。
また、個人情報の漏えいや悪用される事例が広く一般に認知されるとともに、個人情報保護の意識が高まっています。
こういった経緯から、個人情報を適切に保護するための法整備が必要とされ、今回の個人情報保護法の改正によって「個人情報」の定義が明確になりました。例えば顔認証データや指紋データなどの「身体的特徴」や、個人番号(マイナンバー)・運転免許証番号・パスポート番号等が個人情報として明確に定義されました。
■インフォグラフィック解説(2)…個人情報の利用におけるルールの整備と強化
https://www.atpress.ne.jp/releases/128736/img_128736_3.png
ビッグデータやIoTなど情報通信技術が進歩する中、個人情報やパーソナルデータを活用した新しいビジネスやイノベーションの創出が期待されています。また、企業活動はグローバル化し、国を越えて多くの個人情報が流通しています。
今回の個人情報保護法の改正には、こういった個人情報の活用の拡大と世界中で扱われる個人情報の増加という背景があります。個人情報を国際的に保護しつつ、円滑なデータ流通を確保することも、改正個人情報保護法の目的の1つです。
インフォグラフィックでは、改正ポイントを抜粋して紹介しています。要点は以下の通りです。
・要配慮個人情報の新設
人種・信条・病歴・犯罪歴・犯罪被害を受けた事実など、不当な差別や偏見が発生する可能性のある個人情報を「要配慮個人情報」と定め、第三者が取得する際には本人の同意が原則として必要になりました。
・対象事業者の拡大
全ての事業者が個人情報保護法の適用対象となりました。
・記録の保存義務
情報を第三者に提供する場合は、提供者も受領者も記録を保存するように義務化されました。
・データベース提供罪の新設
個人情報データベース等を取り扱う事業者等が不正に利益を図る目的でデータの提供や盗用をすると、処罰されるようになりました。
・オプトアウト規定の厳格化
一定の条件を満たせば本人の同意なしで第三者に個人情報を提供できる、いわゆる「オプトアウト規定」を扱う場合には、個人情報保護委員会への届け出が義務化されました。
・グローバル化へ対応
外国の第三者に個人情報を提供する際の条件が整備されました。
■インフォグラフィック解説(3)---個人情報の匿名化による活用の促進
https://www.atpress.ne.jp/releases/128736/img_128736_4.png
改正個人情報保護法の特徴の1つに、「匿名加工情報」の新設があります。
匿名加工情報とは、個人が特定されないように加工された個人情報のことです。匿名加工情報は本人が特定されないため、本人の同意なしで第三者に提供できるようになります。
匿名加工情報には個人情報より緩い基準が適用されるので、企業は利用の自由度が高い匿名加工情報を扱って新しい技術やサービスを創出するよう期待されています。同時に消費者が自分の情報を管理できるデータ消去・トラッキング技術の発展を促す制度としても期待され、今回の改正の中では特に注目が集まっているポイントです。
また、個人情報やパーソナルデータは、事業者の新たなビジネス創出や消費者の利便性向上だけでなく、交通情報・防災計画・研究開発・治安維持など幅広い分野へ活用が期待されています。
■本インフォグラフィックを公開している「データのじかん」について
「データのじかん」は「ウイングアーク1st株式会社」が運営するウェブメディアとして、2017年4月11日に正式公開しました。データを切り口にした、トレンドやノウハウを紹介する記事を通して、これからのデータ活用を考えるビジネスパーソンを応援していきます。
そして、データに価値や面白みを感じ、親しみを持ってデータ活用への取り組まれることを目指しております。
■ウイングアーク1st株式会社について
ウイングアーク1stは、帳票基盤ソリューション「SVF」、BI製品「Dr.Sum EA」「MotionBoard」のソフトウェアとクラウドサービス、および第三者データ提供サービス「3rd Party Data Gallery」を提供し、企業の価値を高める情報活用の実現をご提案しています。
商号 : ウイングアーク1st株式会社
所在地 : 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー
創業 : 2004年3月
代表者 : 代表取締役社長CEO 内野 弘幸
資本金 : 2億円
事業内容: 帳票事業、BI事業
URL : http://www.wingarc.com/
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