~明治大学現代中国研究所主催国際学術シンポジウム~ 「現代中国のリベラリズム再考」
これまで日本では、中国近現代(modern)の自由主義についての紹介はおこなわれてきてはいるものの、現代(contemporary)思想としては「新左派」を中心にしてのみ扱われるという顕著な傾向がありました。この理由の一つとしては、現代中国におけるリベラリズムが、実際には社会民主主義から民主社会主義、さらにはリバタリアニズムまで視野に入れているにもかかわらず、現執行体制のイデオロギーに対して根源的に「批判的」であるため、これまで執行体制側による一方的評価である「反体制」として分類されがちであったことが挙げられます。本シンポジウムでは、中国国内で活躍している代表的リベラリストとともに、さらにカナダからの中国研究者による関連テーマについての報告を交えつつ、現代中国の政治・社会思想としてのリベラリズムの全体像を模索します。
~明治大学現代中国研究所主催国際学術シンポジウム~
「現代中国のリベラリズム再考」
日時 | 7月30日(日)9:30~17:30 (開場9:00) ※事前予約不要、入場無料 |
会場 | 明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント1階グローバルホール |
開催内容 | ◇講演(午前) 許紀霖(華東師範大学教授) 「新東亜秩序の構想:欧州連合(EU)式の運命共同体」 劉擎(華東師範大学教授) 「中国リベラリズムをめぐる政治的論述の困難さに対する省察」 ◇コメント 水羽信男(広島大学教授) ◇講演(午後) J. Fogel(Professor、York University) 「天下主義の復興:中国の学術界は普遍的価値観を如何に見ているのか」 T. Cheek(Professor、University of British Columbia) 「現代中国の知的公共領域」 D. Ownby(Professor、Universite de Montreal) 「中国の勃興とリベラリズム」 ◇コメント 王前(東京大学グローバル・コミュニケーション研究センター特任准教授) ◇総括コメント 許紀霖、劉擎 ◇閉会の挨拶 石井知章(明治大学商学部教授) 司会:鈴木賢(明治大学法学部教授) 通訳:及川淳子(桜美林大学グローバル・コミュニケーション学群専任講師)、徐行(東京大学東洋文化研究所助教) |
主催 | 明治大学現代中国研究所 |
後援 | 明治大学国際連携機構 |
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