バイオ事業の戦略ブランド「NOSTER」を導入
2017.07.19 16:00
医薬品の製造販売を手掛ける日東薬品工業株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役社長:北尾 哲郎、以下 日東薬品)は、本年6月の創立70周年を機として、バイオ事業の戦略ブランドである「NOSTER(ノステル)」を導入し、日東薬品が目指す企業像「世界最高のバイオテク企業」の実現に向け、今後バイオ事業を核とした経営を推進し、グローバルな成長を目指してまいります。
「NOSTER」公式WEBサイト: https://www.nitto-pharma.co.jp/
図1:「NOSTER」ブランドロゴ
https://www.atpress.ne.jp/releases/132880/img_132880_1.jpg
図2:京都駅新幹線ホーム風防壁看板
https://www.atpress.ne.jp/releases/132880/img_132880_2.jpg
■NOSTER(ノステル)とは
日東薬品では、今回導入を決定したバイオ事業の戦略ブランド「NOSTER」を通して、創立以来積み重ねてきた菌に関する技術の蓄積と、世界最先端の研究成果をベースに、日東薬品の腸内細菌関連のバイオ事業が持つ価値をわかりやすく提示し、その独自性、優位性を訴求していきたいと考えております。今回ブランドの第1号製品としては、現在日東薬品の産業株としてラインアップされている高機能食品原料である7種類の菌株(以下 表1)になります。
■表1:NOSTER製品ラインアップ
菌株名 特徴
フェカリス菌NT株 :ヒト由来の乳酸菌。球菌で増殖速度が速い。
ブレビス(R)菌T001株:すぐき漬け由来の乳酸菌。NK細胞[*1]を活性化し、
免疫力高めることが報告されている。
ブレビス(R)菌M003株:菜の花漬け由来の乳酸菌。
肝臓での脂肪蓄積抑制効果がマウスを用いた試験で、
プリン体の吸収を抑制する効果が
ラットを用いた試験で報告されている。
ロイコ(R)菌M048株 :エンドウマメ由来の乳酸菌。ウィルスや病原菌の
侵入を阻止するIgA抗体の分泌を促進させる作用が
マウスを用いた試験で報告されている。
EPS[*2]を大量に産生する特徴がある。
ビフィズス菌NT株 :腸内に最も多い善玉菌。ビフィズス菌の産生する
酢酸には強い殺菌作用があり、
腸内細菌叢の悪玉菌を抑制する効果が期待できる。
納豆菌NT株 :芽胞を形成し生きて腸へ届く。善玉菌の増殖を促進。
酪酸菌NT株 :ヒトから分離された菌。酪酸菌が産生する酪酸には、
制御性T細胞という炎症やアレルギーなどを
抑える免疫細胞を増やす働きが報告されている。
■ブランド名「NOSTER」に込められた想い
「NOSTER」。どこか懐かしく、温かい響きを持つこのブランド名はラテン語で「私たちの」を意味します。この「私たちの」には、製品をつくる人、使う人、見守る人、など「NOSTER」に関係するすべての人が含まれており、「NOSTER」が微生物の研究から、将来的にバイオ医薬品の創製を目指して、世界中の人々の健康に役立つ「私たちのための製品」でありたいという日東薬品の願いが込められております。また、ラテン語でのブランド名の採用は、微生物の名前がすべてラテン語であることの親和性も考慮して決定いたしました。
■「NOSTER」の独自性 -ポストバイオティクス[*3]研究-
日東薬品では乳酸菌などのプロバイオティクス[*4]の研究・開発の他、プロバイオティクスが産生する脂肪酸やEPSなどの代謝物「ポストバイオティクス」に関する研究・開発も独自に推進しています。これまでラットを用いた動物試験や培養細胞を用いた試験では、血糖値抑制作用、IgA[*5]分泌促進作用、腸内細菌叢改善効果などが認められています。
現在、世界には6.4億人と推定される脂質異常を始め、多くの疾患と関わりのある肥満(BMI高値)の人や、4.2億人の糖尿病、国内患者数約4万人の難治性疾患であるクローン病など様々な病気で苦しんでいる人々がいます。日東薬品は世界中の人々の健康に貢献できるよう、今後も「ポストバイオティクス」研究を推進してまいります。
■注釈
[*1]NK細胞
がん細胞やウィルス感染細胞などを見つけて攻撃するリンパ球。
[*2]EPS
Exopolysaccharide(エキソポリサッカライド)の略で、乳酸菌をはじめとする微生物が菌体外に産生する多糖の総称。
[*3]ポストバイオティクス
乳酸菌やビフィズス菌などの有用微生物(プロバイオティクス)が産生する宿主(ヒト)に有益な作用をもたらす代謝物。
[*4]プロバイオティクス
適正量を摂取した際に宿主(ヒト)に有用な作用を示す有用微生物(乳酸菌、ビフィズス菌など)。
[*5]IgA
ヒトの自然抗体である免疫グロブリンAのこと。侵入してきた異物である抗原に応答することにより腸管上皮細胞から多量に分泌され、腸管粘膜を保護し、病原細菌などの侵入を防御する。
■会社概要
名称 : 日東薬品工業株式会社
所在地 : 京都府向日市上植野町南開35-3
代表者 : 代表取締役社長 北尾 哲郎
事業内容: 医薬品の研究開発、製造販売、機能性食品の研究開発
URL : http://www.nitto-pharma.co.jp/
図1:「NOSTER」ブランドロゴ
「NOSTER」公式WEBサイト: https://www.nitto-pharma.co.jp/
図1:「NOSTER」ブランドロゴ
https://www.atpress.ne.jp/releases/132880/img_132880_1.jpg
図2:京都駅新幹線ホーム風防壁看板
https://www.atpress.ne.jp/releases/132880/img_132880_2.jpg
■NOSTER(ノステル)とは
日東薬品では、今回導入を決定したバイオ事業の戦略ブランド「NOSTER」を通して、創立以来積み重ねてきた菌に関する技術の蓄積と、世界最先端の研究成果をベースに、日東薬品の腸内細菌関連のバイオ事業が持つ価値をわかりやすく提示し、その独自性、優位性を訴求していきたいと考えております。今回ブランドの第1号製品としては、現在日東薬品の産業株としてラインアップされている高機能食品原料である7種類の菌株(以下 表1)になります。
■表1:NOSTER製品ラインアップ
菌株名 特徴
フェカリス菌NT株 :ヒト由来の乳酸菌。球菌で増殖速度が速い。
ブレビス(R)菌T001株:すぐき漬け由来の乳酸菌。NK細胞[*1]を活性化し、
免疫力高めることが報告されている。
ブレビス(R)菌M003株:菜の花漬け由来の乳酸菌。
肝臓での脂肪蓄積抑制効果がマウスを用いた試験で、
プリン体の吸収を抑制する効果が
ラットを用いた試験で報告されている。
ロイコ(R)菌M048株 :エンドウマメ由来の乳酸菌。ウィルスや病原菌の
侵入を阻止するIgA抗体の分泌を促進させる作用が
マウスを用いた試験で報告されている。
EPS[*2]を大量に産生する特徴がある。
ビフィズス菌NT株 :腸内に最も多い善玉菌。ビフィズス菌の産生する
酢酸には強い殺菌作用があり、
腸内細菌叢の悪玉菌を抑制する効果が期待できる。
納豆菌NT株 :芽胞を形成し生きて腸へ届く。善玉菌の増殖を促進。
酪酸菌NT株 :ヒトから分離された菌。酪酸菌が産生する酪酸には、
制御性T細胞という炎症やアレルギーなどを
抑える免疫細胞を増やす働きが報告されている。
■ブランド名「NOSTER」に込められた想い
「NOSTER」。どこか懐かしく、温かい響きを持つこのブランド名はラテン語で「私たちの」を意味します。この「私たちの」には、製品をつくる人、使う人、見守る人、など「NOSTER」に関係するすべての人が含まれており、「NOSTER」が微生物の研究から、将来的にバイオ医薬品の創製を目指して、世界中の人々の健康に役立つ「私たちのための製品」でありたいという日東薬品の願いが込められております。また、ラテン語でのブランド名の採用は、微生物の名前がすべてラテン語であることの親和性も考慮して決定いたしました。
■「NOSTER」の独自性 -ポストバイオティクス[*3]研究-
日東薬品では乳酸菌などのプロバイオティクス[*4]の研究・開発の他、プロバイオティクスが産生する脂肪酸やEPSなどの代謝物「ポストバイオティクス」に関する研究・開発も独自に推進しています。これまでラットを用いた動物試験や培養細胞を用いた試験では、血糖値抑制作用、IgA[*5]分泌促進作用、腸内細菌叢改善効果などが認められています。
現在、世界には6.4億人と推定される脂質異常を始め、多くの疾患と関わりのある肥満(BMI高値)の人や、4.2億人の糖尿病、国内患者数約4万人の難治性疾患であるクローン病など様々な病気で苦しんでいる人々がいます。日東薬品は世界中の人々の健康に貢献できるよう、今後も「ポストバイオティクス」研究を推進してまいります。
■注釈
[*1]NK細胞
がん細胞やウィルス感染細胞などを見つけて攻撃するリンパ球。
[*2]EPS
Exopolysaccharide(エキソポリサッカライド)の略で、乳酸菌をはじめとする微生物が菌体外に産生する多糖の総称。
[*3]ポストバイオティクス
乳酸菌やビフィズス菌などの有用微生物(プロバイオティクス)が産生する宿主(ヒト)に有益な作用をもたらす代謝物。
[*4]プロバイオティクス
適正量を摂取した際に宿主(ヒト)に有用な作用を示す有用微生物(乳酸菌、ビフィズス菌など)。
[*5]IgA
ヒトの自然抗体である免疫グロブリンAのこと。侵入してきた異物である抗原に応答することにより腸管上皮細胞から多量に分泌され、腸管粘膜を保護し、病原細菌などの侵入を防御する。
■会社概要
名称 : 日東薬品工業株式会社
所在地 : 京都府向日市上植野町南開35-3
代表者 : 代表取締役社長 北尾 哲郎
事業内容: 医薬品の研究開発、製造販売、機能性食品の研究開発
URL : http://www.nitto-pharma.co.jp/
この企業のプレスリリース MORE
日東薬品と東京農工大、短鎖脂肪酸摂取による肥満抑制メカニズムを解明
2019.11.20 12:00
日本初、米国Science誌との共同Prize設立 ~腸内細菌叢分野の研究を加速~
2019.09.25 10:30
日東薬品がNOSTERバイオ研究所を設立 腸内細菌創薬とポストバイオティクス研究を加速
2019.05.28 09:30