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「これが実態!?」週1日以上家事をする夫は48.8%  夫がよくする家事TOP3は「ごみ出し・風呂掃除・食器洗い」  夫の家事に対し、妻の満足度68.7%、しかし「イラッ」も71.8%

「オレンジページくらし予報」が、「配偶者・パートナーの家事」について調査しました。家事(料理、洗濯、掃除、子どもやペットの世話も含む)は女性だけがするもの、と考える男性は少ないと思われる現在ですが、主に30代から60代の妻たちの夫の約4割は「(家事を)しない・ほとんどしない」という結果に。これをどう見るかはさまざまでしょうが、働き方改革が社会的な課題となっている昨今、「家庭内ダイバーシティ」という目線も必要かもしれません(注:見出し、文中の「夫」とは<配偶者・パートナー>の意です)。



【ダイジェスト】

週1日以上家事をする夫は48.8%。ただし、30代妻の夫は60.8%

夫がよくする3大家事は「ごみ出し・風呂掃除・食器洗い」

夫の家事に対する妻の満足度68.7%、しかし「イラッとする家事もある」と71.8%が回答


週1日以上家事をする夫は48.8%。ただし、30代妻の夫は60.8%

今回のアンケートの回答者の中心は30代~60代の女性。その配偶者なりパートナーが「週1日以上」家事をするのは全体の48.8%……。さらに、「しない」「ほとんどしない」を合わせた、<月に一日も家事をしない夫>は40.6%、つまり約4割の夫たちは家事をほとんどしていない、という結果になります。その「(夫は家事を)しない・ほとんどしない」と回答した妻たちに「今後、配偶者/パートナーには、“家事をもっと手伝ってほしい”と思いますか?」と聞くと、意外にも38.2%が「そう思わない・あまりそう思わない」と答えています。「夫がやることで余計に仕事が増えるぐらいの“できなさ”なので、もう頼まない」(30代・専業主婦)という声もありました。

ただし、30代で働いている妻の夫は、週1日以上家事をする率が67.1%と、全体平均より18ポイント高い結果になっています。


夫がよくする3大家事は「ごみ出し・風呂掃除・食器洗い」

「月1日以上、配偶者/パートナーが家事をする」と答えた妻たちに家事項目別に配偶者との分担度合いを聞いたところ、夫がよくする3大家事は「ごみ出し・お風呂の掃除・食後の後片づけ、洗いもの」という結果に。特に、30代妻の夫では「お風呂の掃除・洗濯・トイレ掃除」が、他の年代に比べて分担率が高い傾向にあります。ちなみに過去の「オレンジページくらし予報」調査では、女性の嫌いな家事ベスト1は「お風呂の掃除」と「アイロンかけ」でした(2014年調べ)。

60代以上では「食材の買出し」をする夫の割合がやや高め。定年を迎えた夫も多いことから、余裕のできた時間の使い方のひとつとして、散歩や運動、そして共に老いる妻への心遣い、などの背景もうかがえる結果です。


夫の家事に対する妻の満足度68.7%、しかし「イラッとする家事もある」と71.8%が回答

「配偶者/パートナーの家事について、あなたの満足度は?」には、「とても満足している」21.8%、「まあまあ満足している」46.9%と、合計68.7%の妻が夫の家事には満足している様子。「お風呂掃除は丁寧です。掃除機かけも、大きな家具を移動させて丁寧にかけてくれます」(40代・専業主婦)、「フライパンにたくさん入っている食材を炒める際の返しが私よりも上手です」(40代・フルタイム)と、非力な女性には行き届かないところで夫は実力を発揮しています。

ところが、「<やってくれるのはうれしいけれど、ちょっとイラッとする家事>はありますか?」には71.8%の妻たちが「ある、または少しある」と答えました。さて、その家事とは……? 寄せられた自由回答のなかでは「食器洗い」「洗濯物関連」がとにかく多い!

「飲食店の厨房でバイトをしていたので、食器洗いはすごく早いのですが、ちゃんと洗えていなかったり、水をすごい勢いで出しながらやっているとき」(40代・パート)、「洗濯物がしわしわのまま干されている。たたむときもしわしわのままたたんでいる」(40代・専業主婦)などなど。

とはいうものの、やはり「感謝の気持ちを表すことが大切」と、多くの妻たちが思い、実践しています。「ありがとうと、きちんと伝える。ダメ出しはできるだけせず、次回からできればこのようにしてくれるとありがたい、と具体的に教える」(30代・専業主婦)など、これに類似した妻たちの「夫教育法」もちらほら。

しかし、自由回答で多いのは怒り、というよりあきらめの声……。

「食器洗いはしてくれるが、拭いたり、しまったりはしない。感謝の気持ちを言うと満足げなので毎回言うようにしているが、私は言われたことがない。家事は共同作業というより、あくまで手伝いだと思っているのがわかる。普段はなんとも思わないが、疲れているときはイラッとする」(40代・専業主婦)。

「働き方改革」という言葉をさまざまな場所で耳にする今日この頃。企業や組織では何年もかけて取り組み、試行錯誤を重ねているのが実情です。さて、「家」はどうでしょう? 一家の主婦に子育てを含む家事労働の負担が偏ってはいませんか? まず「ありがとう」と言うことだけでも始めてみませんか? 「家でも働き方改革が必要」と思わせられる今回の調査、「家事労働の分担」を家族で真剣に考えるときが来ているのかもしれません。



アンケート概要

●調査対象:オレンジページくらし予報モニター会員・国内在住、20歳以上の女性、かつ既婚、または、結婚はしていないがパートナーと同居中の方(有効回答数772人)

●調査方法:インターネット調査 ●調査期間:2017年6月2日〜6月6日


●「オレンジページくらし予報」について

オレンジページくらし予報とは、オレンジページ社のモニターのなかでもアクティブな会員1万人の声を集めたリサーチ・コミュニティです。当社のモニターには、〈一般女性よりも「食意識」「生活全般に対する意識」が高い〉という特徴があります。くらし予報では、20代後半から50代の生活者が感じていることを引き出します。食意識を軸に対象者を6つのタイプに分類し、調査、比較検討することも可能です。 WEB上でのアンケート調査、キッチンスタジオ「オレンジページサロン」を利用した座談会など、ご相談に応じて展開いたします。


●『オレンジページ』について

失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、今年創刊32周年を迎えた生活情報誌。30~40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇ります。発行部数=325,758部(2016年印刷証明付発行部数)。


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