国際派俳優 ルー・ユーライ × 藤竜也 主演の長編映画 日中合作『CHENG LIANG』製作決定!
2017.08.03 10:30
クレイテプス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:近浦啓)の企画・製作による近浦啓監督 短編映画『SIGNATURE(シグネチャー)』が、ロカルノ国際映画祭へのノミネートに続き、9月7日より開催のトロント国際映画祭 国際短編部門に選出され北米プレミアを行うことが発表されました。この短編映画は、企画中の長編映画のパイロット版として製作されたもので、同一主人公による前日譚となっています。
そして、いよいよその長編映画『CHENG LIANG(チェン・リャン)』の製作が決定しました。
▽トロント国際映画祭 国際短編部門「SIGNATURE」ページ
http://www.tiff.net/tiff/film.html?v=signature
近浦啓監督 初の劇場長編映画となる本作は、デビュー作『孔雀 ― 我が家の風景 ―』(第55回 ベルリン国際映画祭 銀熊賞受賞)で圧倒的な存在感を見せ、その後も数多くの中国の作家映画に出演し国際的な評価を確立している中国人俳優 ルー・ユーライ、そして、北野武監督『龍三と七人の子分たち』主演、河瀬直美監督『光』出演など、日本映画界が誇る俳優 藤竜也が主演します。また、藤竜也演じる蕎麦職人の娘を、演劇界で活躍している松本紀保が演じることも決定(本格的な映画出演は初)。
そして、撮影監督には名だたる監督から絶大な信頼を寄せられている山崎裕(是枝裕和監督『誰も知らない』『海よりもまだ深く』、河瀬直美監督『2つ目の窓』)、美術監督には2016年紫綬褒章を受章した部谷京子(周防正行監督『Shall we ダンス?』『それでもボクはやってない』、滝田洋二郎監督『天地明察』、河瀬直美監督『あん』)が決定。
日本側のプロデューサーは近浦啓監督本人が務めます。また、中国側のプロデューサーには、ロウ・イエ監督の全作品のプロデュースを務めてきた中国人プロデューサーであるナイ・アン、そして、近浦啓監督と親交の深い映画作家 フー・ウェイ(イザベル・ユペール出演の短編映画『Ce qui nous eloigne』、2014年米国アカデミー賞短編実写部門ノミネート『Butter Lamp』などを監督)。
日中の豪華キャスト・スタッフが集結する本作は、8月中旬に山形県大石田町にてクランクイン。他、山形市内、東京近郊、中国河南省で撮影。公開は、2018年秋の予定。
【作品概要】
タイトル :『CHENG LIANG』(邦題 未定)
監督・脚本 :近浦啓
出演 :ルー・ユーライ、藤竜也・松本紀保 ほか
制作スケジュール:2017年8月中旬クランクイン、9月末クランクアップ(予定)
公開 :2018年秋 全国公開(予定)
製作 :クレイテプス株式会社(日本)/Myth Pictures(中国)
<ストーリー>
中国河南省。チェン・リャンは、亡き父が遺した自動車整備工場を再開して貧困から脱したいと願う母の期待を一身に背負い、技能実習生として日本に働きにくる。そんな母の想いとは裏腹に、チェン・リャンは低賃金かつ過酷な就労現場に絶望し、研修先企業から失踪する。故郷では返済するあてのない借金だけが残り、不法滞在の身となったチェン・リャン。このままでは中国には帰れない。そんな中、身元を偽って働き始めた蕎麦屋の店主 弘との世代と国籍を超えた邂逅が、その暗闇に一筋の光をさす。
【キャストのコメント】
・ルー・ユーライ
2016年5月末に、長編映画のキャスティングのために北京に来ていた近浦啓監督と会いました。僕と会って、少しだけ話すと監督は言いました。「来年長編映画を撮るので是非出演してもらいたい。そしてその前に東京で一緒に短編映画を撮ろう。」
そしてその直後の6月、僕は本当に東京に招かれ、短編映画『SIGNATURE』を撮影しました。あれから一年。あっという間でしたが、本当に長編映画『CHENG LIANG』の製作が実現しました。クランクインも間近に迫っています。さすが近浦監督の行動力です!監督は、本当にやりたいことなら夜も寝ずに何でもすぐにやってしまいます。本当に仕事の虫ですね!
監督がこのキャラクターを作ってくれたことを心から感謝しております。このキャラクターのおかげで、僕は日本の優秀な映画人の方々と一緒に映画を作ることができるからです。この撮影が始まるのをとても楽しみにしています。藤竜也さんの出演された作品は、大学時代に映画を学ぶための「教科書」でした。常に藤さんの演技に感銘を受けてきましたので、共演できることは本当に夢のようなことだと感じています。
そして撮影監督の山崎裕さんが撮影された作品もこれまでにたくさん拝見しました。山崎さんが今でも自分でカメラを持ち撮影しているということを近浦監督から伺い、心打たれました。山崎さんを失望させないよう精一杯頑張りたいと思っています。
その他にもたくさんの日本の優秀な映画人がこの映画『CHENG LIANG』のために集まってくれました。それは、やはり皆、この映画が語るストーリーが好きだからなのだと思います。近浦監督を信じて、私たちを信じて、一緒に良い映画作品『CHENG LIANG』を完成させるように頑張ります!
・藤竜也
近浦監督の短編映画『SIGNATURE』を観ました。日本で働く中国の青年と、彼が関わる世界をドキュメンタリックに描いている作品でした。
パワフルで存在感のある作品でした。チェン・リャンを演じたルー・ユーライさんの切ない風情に胸を打たれました。
あのチェン・リャンのその後の話が長編映画になるという。そしてなんと、その近浦さんの初の長編映画となる『CHENG LIANG』から出演オファーをいただいた。
嬉しかったですね。2013年の近浦作品 短編映画『Empty House』以来でした。
経済のグローバル化にともない、地域の国々は、さまざまな問題を共有し補完しあって進んでいかなければいけない運命共同体のようなものになっているように思えます。
そういった視点からみると、映画『CHENG LIANG』が突きつける世界は観客の心を揺すると思いますね。 私の役はチェン・リャンが深くかかわる蕎麦屋の親父です。職人です。まずは蕎麦をキチンと打てるようにならないといけません。そこを押さえればあとは大丈夫。 近浦チームの一員として、今年も映画に関われる感謝を忘れずに『CHENG LIANG』での役を務めます。
・松本紀保
今回、映画『CHENG LIANG』のお話を頂き、大変嬉しく思っております。
本格的な映画のお仕事は初めてで緊張しつつも藤竜也さんはじめ、新しい出会いに撮影の日を心待ちにしております。
近浦監督とお話したとき、穏やかな語り口でありながらにこの映画にかける熱い想いを感じました。
国籍、そして言葉を超えて人が出会い心を通わせていく旅路の物語の『架け橋』となれるように努めたく思います。
製作:クレイテプス株式会社
「世界に鳥肌を」という理念を基に、2006年に東京で設立。デジタル領域から映像分野まで幅広くクリエーションを行うクリエイティブプロダクション。
URL: http://www.creatps.co.jp/
そして、いよいよその長編映画『CHENG LIANG(チェン・リャン)』の製作が決定しました。
ルー・ユーライ/藤竜也
▽トロント国際映画祭 国際短編部門「SIGNATURE」ページ
http://www.tiff.net/tiff/film.html?v=signature
近浦啓監督 初の劇場長編映画となる本作は、デビュー作『孔雀 ― 我が家の風景 ―』(第55回 ベルリン国際映画祭 銀熊賞受賞)で圧倒的な存在感を見せ、その後も数多くの中国の作家映画に出演し国際的な評価を確立している中国人俳優 ルー・ユーライ、そして、北野武監督『龍三と七人の子分たち』主演、河瀬直美監督『光』出演など、日本映画界が誇る俳優 藤竜也が主演します。また、藤竜也演じる蕎麦職人の娘を、演劇界で活躍している松本紀保が演じることも決定(本格的な映画出演は初)。
そして、撮影監督には名だたる監督から絶大な信頼を寄せられている山崎裕(是枝裕和監督『誰も知らない』『海よりもまだ深く』、河瀬直美監督『2つ目の窓』)、美術監督には2016年紫綬褒章を受章した部谷京子(周防正行監督『Shall we ダンス?』『それでもボクはやってない』、滝田洋二郎監督『天地明察』、河瀬直美監督『あん』)が決定。
日本側のプロデューサーは近浦啓監督本人が務めます。また、中国側のプロデューサーには、ロウ・イエ監督の全作品のプロデュースを務めてきた中国人プロデューサーであるナイ・アン、そして、近浦啓監督と親交の深い映画作家 フー・ウェイ(イザベル・ユペール出演の短編映画『Ce qui nous eloigne』、2014年米国アカデミー賞短編実写部門ノミネート『Butter Lamp』などを監督)。
日中の豪華キャスト・スタッフが集結する本作は、8月中旬に山形県大石田町にてクランクイン。他、山形市内、東京近郊、中国河南省で撮影。公開は、2018年秋の予定。
【作品概要】
タイトル :『CHENG LIANG』(邦題 未定)
監督・脚本 :近浦啓
出演 :ルー・ユーライ、藤竜也・松本紀保 ほか
制作スケジュール:2017年8月中旬クランクイン、9月末クランクアップ(予定)
公開 :2018年秋 全国公開(予定)
製作 :クレイテプス株式会社(日本)/Myth Pictures(中国)
<ストーリー>
中国河南省。チェン・リャンは、亡き父が遺した自動車整備工場を再開して貧困から脱したいと願う母の期待を一身に背負い、技能実習生として日本に働きにくる。そんな母の想いとは裏腹に、チェン・リャンは低賃金かつ過酷な就労現場に絶望し、研修先企業から失踪する。故郷では返済するあてのない借金だけが残り、不法滞在の身となったチェン・リャン。このままでは中国には帰れない。そんな中、身元を偽って働き始めた蕎麦屋の店主 弘との世代と国籍を超えた邂逅が、その暗闇に一筋の光をさす。
【キャストのコメント】
・ルー・ユーライ
2016年5月末に、長編映画のキャスティングのために北京に来ていた近浦啓監督と会いました。僕と会って、少しだけ話すと監督は言いました。「来年長編映画を撮るので是非出演してもらいたい。そしてその前に東京で一緒に短編映画を撮ろう。」
そしてその直後の6月、僕は本当に東京に招かれ、短編映画『SIGNATURE』を撮影しました。あれから一年。あっという間でしたが、本当に長編映画『CHENG LIANG』の製作が実現しました。クランクインも間近に迫っています。さすが近浦監督の行動力です!監督は、本当にやりたいことなら夜も寝ずに何でもすぐにやってしまいます。本当に仕事の虫ですね!
監督がこのキャラクターを作ってくれたことを心から感謝しております。このキャラクターのおかげで、僕は日本の優秀な映画人の方々と一緒に映画を作ることができるからです。この撮影が始まるのをとても楽しみにしています。藤竜也さんの出演された作品は、大学時代に映画を学ぶための「教科書」でした。常に藤さんの演技に感銘を受けてきましたので、共演できることは本当に夢のようなことだと感じています。
そして撮影監督の山崎裕さんが撮影された作品もこれまでにたくさん拝見しました。山崎さんが今でも自分でカメラを持ち撮影しているということを近浦監督から伺い、心打たれました。山崎さんを失望させないよう精一杯頑張りたいと思っています。
その他にもたくさんの日本の優秀な映画人がこの映画『CHENG LIANG』のために集まってくれました。それは、やはり皆、この映画が語るストーリーが好きだからなのだと思います。近浦監督を信じて、私たちを信じて、一緒に良い映画作品『CHENG LIANG』を完成させるように頑張ります!
・藤竜也
近浦監督の短編映画『SIGNATURE』を観ました。日本で働く中国の青年と、彼が関わる世界をドキュメンタリックに描いている作品でした。
パワフルで存在感のある作品でした。チェン・リャンを演じたルー・ユーライさんの切ない風情に胸を打たれました。
あのチェン・リャンのその後の話が長編映画になるという。そしてなんと、その近浦さんの初の長編映画となる『CHENG LIANG』から出演オファーをいただいた。
嬉しかったですね。2013年の近浦作品 短編映画『Empty House』以来でした。
経済のグローバル化にともない、地域の国々は、さまざまな問題を共有し補完しあって進んでいかなければいけない運命共同体のようなものになっているように思えます。
そういった視点からみると、映画『CHENG LIANG』が突きつける世界は観客の心を揺すると思いますね。 私の役はチェン・リャンが深くかかわる蕎麦屋の親父です。職人です。まずは蕎麦をキチンと打てるようにならないといけません。そこを押さえればあとは大丈夫。 近浦チームの一員として、今年も映画に関われる感謝を忘れずに『CHENG LIANG』での役を務めます。
・松本紀保
今回、映画『CHENG LIANG』のお話を頂き、大変嬉しく思っております。
本格的な映画のお仕事は初めてで緊張しつつも藤竜也さんはじめ、新しい出会いに撮影の日を心待ちにしております。
近浦監督とお話したとき、穏やかな語り口でありながらにこの映画にかける熱い想いを感じました。
国籍、そして言葉を超えて人が出会い心を通わせていく旅路の物語の『架け橋』となれるように努めたく思います。
製作:クレイテプス株式会社
「世界に鳥肌を」という理念を基に、2006年に東京で設立。デジタル領域から映像分野まで幅広くクリエーションを行うクリエイティブプロダクション。
URL: http://www.creatps.co.jp/