日本労務研究所、日本初の心理学的アプローチによる法人向け人事考課制度 「バイオ考課」の企画・構築、および同制度のASPサービスを提供開始
~ 人事考課制度の簡単・廉価企画構築サービスの提供と同制度の利用を WEBコミュニティプラットフォームで実現 ~
2010.02.01 10:30
企業の人事労務管理アウトソーシング事業を展開する株式会社 日本労務研究所(本社:東京都新宿区、代表取締役:奥山 恵一、以下 日本労務研究所、 http://www.n-roumu.com/ )は、昨年リリースした就業管理の新アイテムとして、「バイオ考課」制度の企画・構築サービスと同制度を、日本エンブレースのWEBコミュニティプラットフォーム Myろうむ(インターネットによる会社内の就業管理システム)で利用できるサービスを平成22年2月1日から開始することを発表します。
■サービス開始の背景
人事考課制度は企業の社員にとって、給与などの処遇や昇格・昇進の決定、教育・能力などのスキル開発の決定、人事コースや異動・配置の決定などを行うための基本的な制度です。
従来の人事考課制度は、考課項目を数多く用意してその各項目の積み上げ結果で最終的な評価を行っていました。しかし概ね結果に対する考課である傾向が強いためにその内容は複雑で難解であり、整合性に欠け、被考課者の理解や納得を得られるものではありませんでした。
その弊害をなくするため、シンプルで被考課者の理解性を得られやすい制度を開発しました。
それが「バイオ考課」です。
■「バイオ考課」について
「バイオ考課」は、従来の多項目で難解なマニュアル偏重型から、誰もが頭で理解し納得できる制度の構築の必要性から生まれたもので、考課の項目は大きく分けると以下のとおりです。
1.ベクトル 仕事への積極性、モチベーションなど
2.仕事の質 成し遂げた仕事のエラーを含む質
3.仕事の量 成し遂げた仕事の量
4.コスト 成し遂げた仕事に費やしたコスト
以上の4項目は誰でも理解することができますので、仕事に関する考課がぶれず、また客観性と再現性に富んでいます。
従来型のマニュアル考課制度に対し、頭で行った生体的な考課をそのまま考課結果に反映することができるという意味で「バイオ考課」(TM)のネーミングがつけられています。
制度は導入後会社内のコンセンサスを得て、さらに詳細な項目考課を行う場合には、被考課者の職務などにもよりますが、約30から70の項目が用意されており、また会社の理念や伝統などによるカスタマイズもできる制度となっています。
現在の人事考課制度下では、納得され、理解される人事考課がなされているとはいえない会社が多く、今後の紛争の種にもなりかねません。その紛争やトラブルは、長い時間を経過した場合リスクが増大するケースが増えています。「バイオ考課」は会社のリスクヘッジと労使関係の円滑化、そして人的生産性のアップを目的に開発を続ける日本労務研究所のコンサルティング経験の中から生まれました。
日本労務研究所では、このような弊害や欠点を補い、さらに廉価で簡単に導入でき、理解性の高い人事考課として「バイオ考課」を開発しました。
さらに、「バイオ考課」の効果を高めるために「日々考課記録」や「上司アンケート」も組み合わせて行うこともできます。
また、人事考課を1年に1、2回まとめて行うことの弊害や欠点を補うために、常々インターネットを利用し考課を行い、それらのエビデンスがネットを介して会社に情報を提供することができるシステムがMyろうむによる「バイオ考課」システムです。新しい発想の考課制度の開発と、それをWEBコミュニティを活用した考課制度サービスの提供は日本初(*)となります。
以上のサービスの提供を、平成22年2月1日から開始することを発表いたします。
(*)当社調べ
【「バイオ考課」の特徴】
本サービスは導入が簡単で低廉、理解性と説得性の高いサービスです。
1.難解になりがちな考課を必要最少の項目で実施
従来の人事考課は、多くの項目で行った考課の結果を積み上げる制度のため、難解で「木ばかり見えて森が見えない」状態となりますが、「バイオ考課」は根幹となる項目の考課結果がぶれません。
2.はっきりした結果を求めることが可能
人事制度の中心は何と言っても考課制度です。人の能力や、成果や積極性を適正に考課できる制度がなければ「なんとなく人事考課」になり、社員の不平不満も増え、モチベーションが下がります。「バイオ考課」ははっきりとした理解性と説得性の高い考課結果を出すことができます。
3.人材の育成に役立たせることができます
短期間の成績だけを求める考課制度では人は育ちません。「バイオ考課」は中長期的に人に照準をあてた考課ですので、人材育成型です。
4.シンプルであるためメンタルヘルス対策の一策となり得ます
考課者(上司)の考課は正しいとすることが考課制度の要件ですが、場合によっては指揮命令の行き過ぎでパワーハラスメントと捉えられることがあります。このようなケースについても、「バイオ考課」はシンプルであるため部下への考課の説明が容易で、結果的に会社と社員の風通しがよくなります。風通しのよさはメンタルヘルス対策において重要なことです。
5.賃金の下方変更、降格等の調整が可能
努力した人・努力不足の人、目標に到達した人・しなかった人などを月例賃金に反映させるには、理解性のある考課制度と諸規程の明示などが必要ですが、「バイオ考課」を総合的に諸制度とリンクすれば調整が可能となります。
6.低価格の「バイオ考課」制度構築
本サービスは導入が簡単であるため、短期間で構築することができます。クライアント会社の体制にもよりますが、打ち合わせから構築、実施まで最短3カ月で導入可能ですので、これまで考課制度を導入してこなかった中小企業や零細企業でも導入することができるようになります。なお、月あたりの単価(税別)は150,000円~となります。
【Myろうむ「バイオ考課」の特徴】
本サービスはMyろうむ(WEBコミュニティ)を利用し、構築した「バイオ考課」の効果をさらに高めることができます。
1.いつでもどこでも考課することが可能
Myろうむ「バイオ考課」は担当者や社員が、いつでもどこでもインターネットのできる環境があれば考課することができますので、考課を現実的に行うことができます。
2.考課の結果がリアルタイムに表示
Myろうむ「バイオ考課」で行うと即時に結果が表示されますので、考課者や被考課者の理解性も高まります。(結果を表示しないことも可能です)
3.考課を中心に、会社は評価までの過程全体を把握することが可能
「バイオ考課」は、日々考課記録や上司アンケート、また意識調査などの結果と組み合わせて分析することが可能なため、考課を中心に、評価までの過程全体を客観的に把握することができます。
4.社員に対して考課制度の健全性をアピールすることが可能
Myろうむは労使関係の「健全宣言」をベースとするサービスのため、社員にオープンな会社であることと考課制度の健全性をアピールすることができます。
【「バイオ考課」を導入するメリット】
1.分かりやすく、従来思い込みで行ってきた会社の評価や処遇の勘違いがすぐに判明しますので、労務管理上のミスを防ぐことができます。
2.考課が制度の下で適正に行われることになると、評価の不公平感が是正されますので、社員の意識が改善され、やる気が起きてきます。
3.ブラックボックス化されていた上司との関係に、考課制度が入ることにより風通しががよくなるため、会社は社員の能力の実態を知ることができるようになります。
4.考課結果によって社員は何をしたらいいかが明確になるため、能力発揮の目標に的が絞れます。
5.考課制度により上司は適正な考課を行うことを要求されるため、リーダーシップ等の勉強の必然性など、いい意味で上司の緊張感も高まります。
6.考課制度により、会社の総人件費管理に伴い給与の適正配分が行われますので、経営管理も適正に行われることになります。
【会社概要】
社名 : 株式会社 日本労務研究所
(関連会社)社会保険労務士法人 日本労務研究所
代表者 : 代表取締役 奥山 惠一(特定社会保険労務士)
本社 : 〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-2-11 新宿三井ビル二号館16階
設立 : 1997年6月
資本金 : 2,950万円
URL : http://www.n-roumu.com/
業務内容: 株式会社日本労務研究所は、1997年に設立され10余年にわたり人事労務分野のアウトソーシングとコンサルティングを手掛け、その関与社数は約350社、社員数30,000人を超えます。会社のモットーは、第一にクオリティー、次に低廉な価格、そしてホスピタリティーで、お客様からは高い評価を得ています。
設立35年の社会保険労務士法人との提携で蓄積された専門知識やノウハウを駆使して、人事労務分野のニーズを的確にくみ取り、高い専門性により企業に対しきめ細かくサービスを行っています。
今後も、インターネットを利用した、簡便で理解性の高い、低廉なサービスを展開していきます。(2010年1月現在)
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