塚原製作所、同時5軸制御マシニングセンタ 最小径R0.05ボールエンドミルの 微細加工を実現
~ 金型制作における新たなものづくりの競争力に前進 ~
技術・開発
2010年2月3日 11:00有限会社塚原製作所(所在地:福島県西会津町、代表:塚原 慶一、以下 当社)は、株式会社牧野フライス製作所(所在地:東京都目黒区)・株式会社グラフィックプロダクツ(所在地:東京都渋谷区)・ユニオンツール株式会社(所在地:東京都品川区)の協力のもと、国内としては実例がない5軸制御マシニングセンタで、最小径0.1(R0.05ボールエンドミル)の微細同時5軸制御加工を実現いたしました。
■微細同時5軸制御加工について
同時5軸制御は、切削工具のシャンク・ホルダの干渉を回避し、ボール半径0.05mm 刃長(有効長)0.1mmという切削工具で微細な複雑形状の加工に取組む事が可能です。
現在、機械精度・CAD/CAM精度・切削工具能力を確認できました。課題は有りますがこの技術により、金型設計から製造工程の省略化、型彫放電加工と電極作成工程を50%以上削減(自社比)することができ、短納期、高精度を達成し、省資源化(銅材)、CO2削減を目標に貢献いたします。
医療・電子・精密機器の金型または精密部品ユーザー様に、微細同時5軸加工を新たなものづくりの競争力として提案したいと思います。
以来当社は、3軸制御マシニングセンタによる放電レス・磨きレス加工を得意分野とし、精密電子部品のプラスチック金型・メタルインジェクション金型・ロストワックス金型をはじめ、微細品や高精度部品、3D・CADの設計・製作を行っております。金型鋼材の仕上げ加工としては国内では例のない、R0.1×1.5のボールエンドミルによる小径工具を使用し、磨きの不要な綺麗な仕上がり面を実現しています。
これらの部品を製作するに際し、当社の基本ポリシーは、直彫り加工です。直彫り加工での高精度な金型製作は、短納期化を通じてユーザー様の競争力向上に貢献することはもとより、省資源化(鋼材の不要化)やCO2排出量の削減といった環境負荷の低減にも寄与することができます。
高品質加工技術の確立により環境理念に基づき、お客様のニーズにお応えしてまいります。
また、同時5軸制御によるテスト加工品を「INTERMOLD 2010(第21回金型加工技術展/金型展2010」に出展予定です。
日時: 4月14日(水)~17日(土) 10:00~17:00
会場: インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5-102)
URL : http://www.itp.gr.jp/im/index.html
これからも新たなものづくりに挑戦し、大型から小型5軸制御マシニングセンタの課題にも取り組み、更なる飛躍を目指してまいります。
【会社概要】
社名 : 有限会社塚原製作所
所在地 : 福島県耶麻郡西会津町野沢字浦道添甲86
代表 : 塚原 慶一
資本金 : 300万円
URL : http://www.tsukahara-ss.co.jp
E-MAIL : info@tsukahara-ss.co.jp
営業品目: プラスチック金型設計製作、ロストワックス金型設計製作、
メタルインジェクション金型設計制作、各種金型設計製作、
金型パーツ加工、3Dモデリング、マシニング加工