パチンコ・パチスロ業界が、社会福祉法人さぽうと21とともに 返済を求めない学生支援プログラム 『pp奨学金(パチンコ・パチスロ奨学金)』を設立 9月15日より、2018年度給付希望者の受付を開始
パチンコ・パチスロ業界が、社会福祉法人さぽうと21(理事長:吹浦 忠正、所在地:東京都品川区)とともに設立した『pp奨学金(パチンコ・パチスロ奨学金)』(委員会委員長:深谷 友尋)が、9月15日より2018年度給付希望者の受付を開始しました。
近年、奨学金の問題が深刻化しています。1970年代から続く学費の値上げや90年代後半以降の非正規雇用者の激増などを背景に、現在、日本の大学に通う学生の半数以上が奨学金を利用しており、その約3分の1が「日本学生支援機構」の公的な奨学金の利用者です。しかしこうした奨学金のほとんどは「貸与型」であり、返済に苦しむ延納者、滞納者は年々増え続けています。
『pp奨学金(パチンコ・パチスロ奨学金/以下、pp奨学金)』は、かねてより積極的に社会貢献活動を推進してきたパチンコ・パチスロ業界が、いち早く奨学金の問題に着目し、社会福祉法人さぽうと21とともに設立した、以下の3つのユニークな方針により運営される、返済を求めない学生支援プログラムです。
■pp奨学金の方針
(1) パチンコ・パチスロ(以下 PP)各店が、お客様に余ったパチンコ玉やコインを「募金」ならぬ「募玉」していただき、それを1玉4円(コインの場合は1枚20円)に換算し、奨学金として使わせていただきます。いわばPP業界が、お客様の善意と困窮する学生たちとを繋ぐ架け橋になるという仕組みです。
(2) pp奨学金は「給付生に寄り添う支援プログラム」です。単に奨学金を給付するだけではなく、給付生との日ごろのコミユニケーションを大切にし、給付生が本当に困窮している場合は生活支援金を無利子で貸与するなど、40年近くにわたり多くの難民の生活支援を行ってきたさぽうと21のノウハウを、pp奨学金においても応用していきます。
(3) 独自の選考基準を設けています。経済的に困窮していること、成績優秀であることを前提に、自分が研究していること、これから研究したいことを通じて実現しうる未来の「夢」や「ビジョン」を明確に持っているかどうかを重視します。
■今後について
pp奨学金は、2016年秋にPP業界の6社で設立準備委員会を開設、2017年2月に8名のパイロット給付生を選考しました。2017年9月現在、33のPP業界各社もしくは団体の賛同・協力を得ていますが、今後、全国のPP業界が一丸となって、より質の高い学生支援プログラムの実現を目指していきます。
■2018年度給付生の募集について
そんなpp奨学金が、9月15日より2018年度給付希望者の受付を開始しました。募集要項などpp奨学金に関する詳細は、pp奨学金のウェブサイトをご参照ください。就学への意欲に満ちた多くの学生の皆さまからの応募をお待ちしています。
<店頭に設置された募玉募金箱>
■「社会福祉法人さぽうと21」について
日本に定住するインドシナ難民、条約難民、中国帰国者、日系定住者及びその子弟などの自立を支援する団体です。インドシナ難民の日本への定住支援を目的として1979年に設立された「インドシナ難民を助ける会」(現・AAR Japan[認定NPO法人 難民を助ける会])の事業を引き継ぎ、1992年に社会福祉法人として設立されました。詳しくはウェブサイトをご参照ください。
記事掲載数No.1!「@Press(アットプレス)」は2001年に開設されたプレスリリース配信サービスです。専任スタッフのサポート&充実したSNS拡散機能により、効果的な情報発信をサポートします。(運営:ソーシャルワイヤー株式会社)
この企業のプレスリリース
この企業のプレスリリースはありません