ペットTOP3は犬49.8%、猫29.9%、金魚・熱帯魚20.9% 犬はペットショップで購入、猫は拾ったり、もらったり…… 医療費、一番多い年で犬飼い主の24.8%が年間10万円以上
2017.09.21 13:30
「オレンジページくらし予報」が、「ペット」について調査しました。空前の猫ブームといわれて数年たちますが、今回の調査ではやはり犬を飼っている人のほうが多いことが判明。また、回答からはペットが家族同様の存在となっていることがうかがえ、えさ代や医療費もそれなりにかかる状況も見えてきます。愛するペットとの幸せな未来のためにはどんなことが必要か、考えさせられる調査となりました。
【ダイジェスト】
ペットを飼っている人は24.4%、飼っているのは犬49.8%、猫29.9%、魚類20.9%
入手方法1位、犬は「ペットショップで購入」36.2%、猫は「拾った」34.9%
一番多い年の医療費、犬猫ともに1位は5万円未満。犬飼い主の24.8%が10万円以上
ペットを飼っている人は24.4%、飼っているのは犬49.8%、猫29.9%、魚類20.9%
ペットブーム、とりわけ猫ブーム、といわれる昨今ですが、今回の調査で何らかのペットを飼っている人は全体の24.4%、その内49.8%の人が飼っているのは犬。猫は29.9%にとどまります。犬で、最も多かったのが小型犬63.8%で、中型犬33.3%、大型犬5.7%と続きます。また、今飼っていない人に向けた「どんなペットを飼ってみたいですか」という質問の回答1位もやはり犬37.6%で、猫22.5%を大きく上回っています。
さて、全体の四分の一が飼っているペット、飼育環境はどうでしょうか。犬も猫も圧倒的に「室内飼い」で、犬85.7%、猫90.5%が家族とともに室内で生活をともにしています。ちなみに、調査対象者の住居形態は、一戸建て(持ち家、賃貸)56.1%、集合住宅(マンション、アパート、公営団地など)43.6%です。
入手方法1位、犬は「ペットショップで購入」36.2%、猫は「拾った」34.9%
犬は購入派が6割を超えているのに対し、猫は拾ったり、もらったりした人が圧倒的多数。猫を「ペットショップで購入」した人は12.7%で5位でした。また、昨今全国で取り上げられることの多い捨て犬や捨て猫の問題をベースに、里親募集や保護犬猫の譲渡活動も活発になっています。この「保護センターや里子の犬猫をもらいうけた」人は犬では15.2%で4位、猫は22.2%で2位に。野良犬は激減していますが野良猫はまだまだ多い、ということでしょうか。
さて、家族同様に暮らす、愛する犬や猫ですが、飼ううえでの悩みもあります。「飼育、しつけ面で困ること」のTOP3は犬が「旅行、長い留守ができない」60.0%、「医療費が高額」49.5%、「ムダ吠えしてしまう」37.1%、猫は「旅行、長い留守ができない」61.9%、「抜け毛を掃除するのが大変」50.8%、「壁や家具にキズをつける」39.7%でした。欧米と違い、ペット連れでの移動がなかなかままならない日本では、ペットはかわいいが旅行ができない、というのが飼い主たちの悩み。また、犬の飼い主の場合は、かわいい「うちの子」たちの医療費が結構負担になっている様子です。ちなみに猫の場合は「医療費が高額」は23.8%で5位でした。
一番多い年の医療費、犬猫ともに1位は5万円未満。犬飼い主の24.8%が10万円以上
犬や猫を飼う、ということは今やほぼ家族が増えることとイコールに。寄せられた声も「癒される」「気持ちをわかってくれる」「慰めてくれる」など、その存在が家族と同じ存在になっていることがうかがえる内容がほとんど。すると、当然ながらえさ代も、医療費もかかります。えさは犬も猫も9割以上が市販のフードを与えています。えさ代の月額は、犬の場合3000円未満42.9%、5000円未満25.7%、猫が3000円未満57.1%、5000円未満20.6%。
さらに、犬の飼い主の困りごとの2位になっているように医療費もばかになりません。公的医療保険がないので、犬も猫もちょっとしたケガや病気でも、すぐに1万円程度かかるのが実情。「医療費は、いちばん多いときで年間いくらぐらいかかりましたか?」では、5万円未満が犬29.5%、猫38.1%で1位でしたが、年間10万円以上という飼い主も猫で8.0%、犬では24.8%。生きていれば病気もするし、けがもするのは人間も動物も同じです。わかってはいても、なかなか掛け捨ての多いペット保険に加入している人はまだまだ少なく、犬飼い主で24.8%、猫飼い主で15.9%にとどまります。
子どもの情操教育や、最近では認知症予防にもよいとされるペット。飼うほうも飼われるほうも高齢化が進む今、交通機関や宿泊施設、またペット保険など、ペットと幸せに暮らすためにはなにが必要かを考えさせられる調査でした。
アンケート概要
●調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住、20歳以上の女性(有効回答数863人)
●調査方法:インターネット調査 ●調査期間:2017年7月26日~7月30日調べ
●「オレンジページくらし予報」について
読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた“くらしの目利き”たちが数多く所属しています。そんなメンバーたちの声を集めて〈次のくらし〉を読み解いていくのが「オレンジページくらし予報」です。WEB上でのアンケート調査、座談会など、ご相談に応じて展開いたします。
●『オレンジページ』について
失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、今年創刊32周年を迎えた生活情報誌。30~40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇ります。発行部数=325,758部(2016年印刷証明付発行部数)。
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