コンセプトが際立つ、分譲住宅とシェアハウスへのリノベーションの2件で、3年連続のグッドデザイン賞を受賞

2017.10.17 10:30

この企業へ連絡する

京都府向日市に本社を置く、株式会社リヴ(代表取締役：波夛野賢)は「コンセプト型分譲住宅：優游居(ゆうゆうきょ・京都市西京区)」と「コンセプト型シェアハウス：Fespa京都(フェスきょうと・京都府向日市)」でグッドデザイン賞に選ばれました。同社の受賞は3年連続で、一昨年の新築住宅、昨年のリノベーションに続いて、今回は新築、リノベーションの2件での受賞になります。

受賞分譲住宅(1)

住み手の住まい方と、敷地の条件を最大限に引き出すコンセプト型分譲住宅、築40年の旧社宅を、同じ志を共有する仲間が集うシェアハウスへ、というアイデアと建築物の美しいデザインの両立、また、分譲住宅では、市街化調整区域の活用、シェアハウスにおいては、学生の街・京都の人材の地域への定着化など、それぞれ地域の活性化につながる取り組みがなされていることも評価されています。

URL： https://liv-r.co.jp/

【受賞概要】

(1)「コンセプト型分譲住宅：優游居」について

無駄を排し、在るがままの京都・大原野の自然を味わう住処、というコンセプトで建築された、郊外型の分譲住宅。

「優游涵泳(ゆうゆうかんえい-ゆったりとした心のままにじっくりと学問や芸術を味わうこと)」という論語に出てくる言葉を由来にしている。(建築地：京都市西京区大原野南ノ町)

市街化調整区域にあたる庭との関係、視線の抜けに配慮された開口部など、細部がとても丁寧にデザインされている。建築の佇まいが、地域の風景に寄り添うかのようであり、地域の景観形成に貢献していることが審査員から評価されました。

(2)「コンセプト型シェアハウス：Fespa京都」について

かつて伝説の漫画家たちが一つ屋根の下に集った下宿「トキワ荘」の様に、同じ志を持った人たちが入居する、「平成のトキワ荘」。

Fespa京都は、起業を目指す人が集い、定期的に催される勉強会、交流室での情報交換などを通じて、夢をかなえていく為のシェアハウス。(建築地：京都府向日市)

郊外の築40年、立地条件も悪い、不要になった企業社宅を再生し、満室・空室待ちの状態に。

未活用の社会資産を有効に活用していくためには、単なる空間のデザインだけでなく、潜在的なニーズの掘り起こし、仕組みつくりなど、様々な知恵を総動員しなくてはならない。そのお手本のようなプロジェクトである、と評価されています。

(3)グッドデザイン賞について