「関ヶ原の戦い」が菊人形でひらかたパークに甦る! 「菊人形回顧展 ―関ヶ原―」 10月28日(土)より開幕!
2017.10.25 14:30
ひらかたパーク(枚方市枚方公園町1―1)では、「菊人形回顧展 ―関ヶ原―」を10月28日(土)より開催いたします。秋の風物詩として100年以上の歴史を有する菊人形。今年は「関ヶ原の戦い」をテーマに、天下分け目の合戦のキーマンとなった武将などを8体の菊人形を用いて再現します。菊人形は武将が陣を敷いた山をイメージして展示。来場者は東軍側から西軍側へとスロープを通りながら、関ヶ原の世界を体感することができます。精巧な兜や装飾品、顔の表情、そして何より美しく咲く菊花を間近でお楽しみいただけます。また、過去の「ひらかた大菊人形」の展示の中から、戦国時代をテーマにした名場面をパネルにて展示。懐かしの名場面に思いを馳せることができます。ひらかたパークが誇る伝統の菊人形をご堪能ください。
■菊人形回顧展―関ヶ原― 概要■
【期 間】10月28日(土)~11月26日(日) ※期間中休園日あり
【時 間】ひらかたパークの営業時間に準ずる
【場 所】イベントホール2
【料 金】入場無料 ※入園料金が別途必要です。
【場面構成】
1)関ヶ原の地に思いを馳せる北政所の菊人形1体。女性ならではの美しい顔と菊の衣装が見どころです。
2)関ヶ原の戦いを大場面にて再現。
桃配山…東軍の場面。徳川家康、本多忠勝と、馬に乗った井伊直政の菊人形3体を展示。
松尾山…関ヶ原の戦いのキーマンとなる小早川秀秋と、西軍の武将・大谷吉継の菊人形2体を展示。
笹尾山…西軍の場面。石田三成と島左近の菊人形2体を展示。
3)戦国時代をテーマに開催された「ひらかた大菊人形」の名場面や、歴史、年表をパネル展示で紹介。
4)菊人形ならではの菊花装飾や盆栽菊を用いて「盆景・関ヶ原の戦い」を展示。
【菊人形とは】
菊人形とは、人形部分の頭や体に、衣装部分を色とりどりの小菊「人形菊」であしらったもの。根がついたままの小菊を数株合わせ、根に水苔を巻いたものを竹ひごや藁で作った人形の本体に差し入れ、色鮮やかな衣装を作り上げます。
菊人形は、菊師、人形師、栽培師、大道具師、照明技師など、専門的な職人たちの技術が結集した、まさに「総合芸術」です。
【ひらかたパークの菊人形】
京阪電車の開業とともに歴史をスタートさせ、明治から平成までおよそ一世紀にわたってご好評いただいた「ひらかた大菊人形」。平成17年に大規模な菊人形展は閉幕したものの、伝統技術を絶やさぬよう、小規模ながらも文化継承として展示会を行っております。
ひらかたパークの菊人形の特徴は、花数が多く、体のラインが美しいことが挙げられます。一般的な菊人形は花と花の間に葉を入れて体の内側を見えないようにすることが多いですが、ひらかたパークではすべて花で見せることにこだわっています。つぼみに近い状態から開花した時の花の並びや大きさも計算して菊付けする非常に高度な技術が、菊人形の美しさを際立たせ、長きにわたりファンの皆さまに愛されています。
現在、ひらかたパークでは2名の菊師が在籍しています。平成17年の閉幕まで「ひらかた大菊人形」を支えた愛知県の菊師から直々に学んだ技術で、今も菊人形の伝統を守っています。
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