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長野県小諸、訪日観光客向け「おもてなしICT実証」を開始  スマホ等と連携したデジタル機器を活用し多言語で観光サポート

総務省が進めている「IoTおもてなし環境実現に向けた地域実証」の一環として、一般社団法人こもろ観光局(理事長:花岡 隆)では、11月3日(金・祝)から12月末にかけて「おもてなしICT実証」を実施する。


浅間山から千曲川に至る高低差が生み出す多様な観光地/長野県小諸市



「一般社団法人おもてなしICT協議会」(東京都港区)は総務省が平成29年度実証事業として実施する「IoTおもてなし環境の社会実装に向けた情報仲介機能の在り方に係わる調査研究」によって進められるこの事業は、訪日外国人に対するおもてなしを強化するため、デジタルサイネージやスマートフォンを利活用した各種サービスを提供し実証データを収集するもの。

「おもてなしクラウド」に登録されたパーソナルデータを含む属性情報をICカードに紐付けることで、外国人観光客は、個人属性に応じたデジタルサイネージによる情報提供や、飲食店における多言語メニューの閲覧、優待クーポンの提供といったサービスを受けることが可能になる。この取り組みにより訪日外国人観光客等の日本国内での、快適で利便性が高い滞在をサポートする仕組みづくりをめざす。


小諸市は、日本で唯一といわれる穴城(あなじろ)「小諸城」(現在は、懐古園として整備)や浅間山を代表的観光地として有し、市の観光促進を目的とした一般社団法人こもろ観光局が2017年4月に本格運営を開始したばかり。今回の実証では、在来線で約25分という近さにある軽井沢からの誘客を試みる。


懐古園での弓道体験、和服に着替えて懐古園や旧北国街道沿いエリアの人力車めぐり、小諸名物のそば打ち、りんごの名産地である松井地区でのりんご狩り、約1,300年の歴史をもつ名刹・布引観音参拝、ケーブルカーで行く雲上露天風呂といった小諸ならではの体験プログラムを準備し、「軽井沢トラベル&コンサルティング」(長野県北佐久郡軽井沢町)が集客を行う。


モニターとして参加する外国人観光客には、小諸市観光案内所に設置されたパスポート情報の読み取り機器でパスポートを読み込ませる。パスポート情報が取り込まれたICカードが発行され、そのカードを使うことで自国語による観光案内や、食事処でのメニュー表示といった個人に最適な情報・サービスを受けることができる。また、日本語・英語・中国語繁体と簡体・韓国語・タイ語の6ヶ国語に対応したインタラクティブ型サイネージや、4Kディスプレイ、スマートフォンなどを通じて観光情報も提供する。

募集モニター数は100名程度を予定している。



【事業概要】

「小諸市におけるおもてなしICT実証(小諸城址「懐古園」など観光めぐりと体験企画)」


1. 体験プログラム参加時に受付場所でパスポート情報などのパーソナルデータとICカードを共通キオスク端末「おもてなしステーション」で登録(紐付け)する。

2. 観光動線上の各施設でICカードによるスマート入場を行う。

3. 観光動線上にICカード連動型インタラクティブサイネージを配置する。

4. 配信型サイネージとおもてなしICカード連携を行い4Kモニターでの多言語観光案内を行う。


<体験プログラム例>※プログラム提供各所へは各自による訪問。

●400年の古城で弓道体験と信州の清水寺ともいわれる奇寺・布引観音歩き


日本唯一の「穴城」小諸城址・懐古園内にある厳かな雰囲気の小諸懐古射院で、稽古着に着替え弓道体験を楽しめます。弓道の手引きは、国体連覇射手も所属する「小諸弓道会」が親切に行いますので初心者でも安心。弓道体験の後には、信州の清水寺ともいわれる、絶壁をくり抜いて建造されている奇寺・布引観音への参拝を提案。約1,300年前に開かれた寺といわれる名刹で、知る人ぞ知る隠れ紅葉スポットでもあります。約30分の参道は、奇怪な岩盤、滝、洞窟、危険な参道をゆく参詣者を見守る石仏等があり、日本古来からの厳かな信仰の道を体験することができます。


[体験プログラムコース案]

1) 小諸駅 観光案内所集合(受付、各種チケット配布)

  ↓

2) 懐古園内 懐古射院(弓道体験)

  ↓

3) 中棚荘 昼食

  ↓

4) 布引観音 見学

  ↓

5) 小諸駅 解散(アンケート記入等)


●信州りんごの名産地で楽しむリンゴ狩り(食べ放題)とケーブルカーで行く雲上の露天風呂

長野県は日本の中でもリンゴの名産地。日照時間が日本有数であり、標高が高いことから昼夜の寒暖差がある小諸の気候の中で、生産者が大切に育てたリンゴは、色も鮮やかでとってもジューシー!まさに旬のリンゴをその場でもいで楽しむことができる、今だけの体験プログラムです。リンゴ狩りの後は、ケーブルカーで行く露天風呂として全国的にも有名な常盤館で、絶景を眺めながら日本の温泉文化をたっぷりとご堪能下さい。SNSで発信したくなること間違いなし!


[体験プログラムコース案]

1) 小諸駅 観光案内所集合(受付、各種チケット配布)

  ↓

2) 松井農園 リンゴ狩り(食べ放題)と昼食

  ↓

3) 菱野温泉 常盤館 ケーブルカーで行く雲上の露天風呂

  ↓

4) 小諸駅 解散(アンケート記入等)


<実施主体>

一般社団法人こもろ観光局


<実施支援団体>

小諸市

小諸商工会議所

有限責任事業組合さくりすITサポート(トータルアドバイスとサイネージ運用)

合同会社江口靖二事務所

軽井沢トラベル&コンサルティング(企画、販売)

株式会社アイク(プライバシーマーク所有)



【長野県小諸市とは】

長野県小諸市は、人口42,715人(2017年9月1日現在)。雄大な浅間山の南斜面に広がり、市の中央部を千曲川が流れる詩情豊かな高原都市です。

東京から約150km。車で2時間半・電車で約1時間半とアクセス抜群です。軽井沢町からは車で約30分です。

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