クレジットカードにおける国際的セキュリティ基準 「PCI DSS」にBPO主要拠点が準拠
~クレジットカード情報非保持化と業務負荷・運用管理コスト低減を支援~
2017.11.01 13:15
デジタルハイブリッドのトッパン・フォームズ株式会社(以下トッパンフォームズ)およびそのグループ会社で機器販売・保守やBPOサービス、総合人材サービスを展開する株式会社ジェイ エスキューブ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:池内秀行、以下ジェイエスキューブ)は、BPO主要拠点であるトッパンフォームズの日野センターとジェイエスキューブの新宿センターを、クレジットカードの国際的セキュリティ基準「PCI DSS」*に準拠させることを発表いたします。PCIDSS基準に準拠した環境構築は2018年3月に完了する予定です。
日野センターおよび新宿センターでは、PCI DSS準拠した専用エリアを新たに構築することにより、高セキュリティなPCI DSS準拠の専用エリアでクレジットカード番号が記載された帳票(原票)からのデータ入力・電子化などの一連の処理が可能になります。これにより加盟店におけるクレジットカード情報の非保持化と業務負荷の軽減、運用管理コストの低減を支援していきます。また両社センターがPCI DSSに準拠することにより、業務量に応じた拠点間の分散処理や不測の事態が発生した際のBCP対応などが可能になります。
【背景】
クレジットカード業界における国際的な潮流として、国際ブランド主導でセキュリティの強化が推進されています。日本国内でもセキュリティ強化として、カード情報の保護の面では加盟店のカード情報非保持化や保持する加盟店へのPCI DSS準拠の義務化、カード偽造防止対策としてクレジットカードおよび決済端末のIC対応化がそれぞれ進められています。このような状況下で加盟店は対応を検討していますが、自社での対応に当たり、業務負荷やコストの面に課題を抱えています。トッパンフォームズならびにジェイエスキューブでは、両社のBPO主要拠点にPCI DSS準拠の環境を設け、カード情報を含む業務の受託をすることで、加盟店の国際的なセキュリティ基準への対応を支援してまいります。
【今後の展開】
トッパンフォームズならびにジェイエスキューブでは、PCI DSSに準拠する高度な情報セキュリティ体制を基盤とした安全かつ高品質なBPOサービスの提供により、決済代行業者や公共料金やクレジットカード払いのサービスを提供する加盟店を中心とした新規需要の取り込みに注力し、100社の採用を目指します。
また既に受託しているクレジットカード番号を取り扱う業務の運用についてもPCI DSSに準拠した環境へと移行し、高いセキュリティ環境での運用を続けてまいります。
以上
* PCI DSS(Payment Card Industry Data SecurityStandard)とは、国際クレジ
ットカードブランド5社が共同で策定したクレジットカード番号の安全管理のための
グローバルセキュリティ基準です。
※「デジタルハイブリッド」は、トッパン・フォームズ株式会社の登録商標です。
※その他記載された製品名等は、各社の登録商標あるいは商標です。
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