明治大学大学院教養デザイン研究科 開設10周年記念シンポジウム 『越境する知―現代世界の危機と学問の未来』 11月25日(土)、和泉キャンパスで開催
明治大学大学院教養デザイン研究科は11月25日(土)に、開設10周年記念シンポジウム『越境する知―現代世界の危機と学問の未来』を和泉キャンパスで開催いたします。
昨今の大学教育にかかわる空気として「人文知」への軽視が指摘される中、大学教育の基本精神の動揺と危機が醸成されています。安易な「経済効果」を中心とした価値評価を相対化すること、また細分化された学問分野を総合し得るような「人文知」の再建が求められています。データの活用、実地に基づいた観察、さらに文献資料の正確な解読などを重視しつつも、様々な危機に晒される今日の世界全体にかかわる認識論的=価値論的なフレームワークの再構築が「人文知」に求められているのではないでしょうか。
明治大学大学院教養デザイン研究科 開設10周年記念シンポジウム
『越境する知―現代世界の危機と学問の未来』
日時 | 11月25日(土)10:00~17:40 ※予約不要、入場無料 |
会場 | 明治大学 和泉キャンパス メディア棟3階M301教室 |
開催内容 | 【第1部】院生セッション 10:00~12:50 ◇ケベックの作家アンヌ・エベールの作品にみる越境 ―後期作品『オレリアンとクララ、先生、イギリス人中尉』 佐々木菜緒(明治大学大学院教養デザイン研究科博士後期課程在籍) ◇台湾における原子力政策の転換過程―第四原発計画に対する異議申し立て運動に着目して― 鈴木真奈美(明治大学大学院教養デザイン研究科博士後期課程在籍) ◇コミュニティが所有するスポーツクラブがもたらす社会の質的変化;遊びの制度化 ―サラリーマンの居酒屋談義から学問へ― 張 寿山(明治大学大学院教養デザイン研究科博士後期課程在籍) 【第2部】シンポジウム 13:50~17:40 講演 ◇十月の預言と危機(ロシア革命とアジア) ―資本・民族・国家の論理を超える実験とその失敗を再考する― 汪 暉(魯迅研究家、思想家、清華大学人文与社会高等学術院教授) ◇資本の“力”とは何か 柄谷行人(哲学者、元法政大学教授) コメント 佐原徹哉・丸川哲史・本間次彦(明治大学大学院教養デザイン研究科教授) 総合討論 |
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