北海道池田町のワイナリーである「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」(所在地：池田町字清見83番地、所長：安井 美裕)は、1967年の本格販売以来の最高級ラインとなる十勝ブランデー「THE BLEND OF TOKACHI(ブレンド・オブ・トカチ)」を2017年11月20日(月)に発売します。

新発売「THE BLEND OF TOKACHI」

　このブランデーは、1964年の醸造開始後から製造されている300以上ある樽を全てテイスティングし直し、今できうる最高のブレンドを施しました。テイスティングには当研究所の齋藤 良市 製造課長を中心に、1978年～1994年までの7つの樽を厳選しブレンドしました。

　30年以上熟成させた1978年を始めとする原酒の数々は、華やかな香りと熟成香がマッチし、深い味わいと甘い余韻が続きます。

　「ブレンド・オブ・トカチ」が発売になる11月20日は、ブランデー製造免許を取得した記念日です。ブランデーの本格販売を開始した1967年から50年目にあたる今年にふさわしい、十勝ブランデーの集大成とも言える商品が誕生しました。

　池田町のブランデー醸造の歴史が生み出した美しい琥珀色が生きるように、装飾は最小限に、高級化粧品ブランド等でも使用されるフランス製の特注ボトルを採用しました。記念ボトルとしてナンバリングしてお届けします。

　華やかな香りと味わいを長く楽しめるブランデーは、クリスマスプレゼントやバレンタインデーなど大切な人への贈り物としても最適です。ぜひ「ブレンド・オブ・トカチ」をお楽しみください。

■十勝ブランデー「THE BLEND OF TOKACHI(ブレンド・オブ・トカチ)」概要

発売日　　　　： 2017年11月20日(月)

容量　　　　　： 700ml

アルコール度数： 40度

価格　　　　　： 16,200円(税込)

生産数　　　　： 初回生産400本

販売　　　　　： 主要酒販店、ほか

■十勝ブランデーについて

　十勝ブランデーは、1963年池田町で北海道初の町営ワイナリーがスタートした翌年から醸造されている北海道唯一のブランデーです。ブランデーの銘醸地コニャック地方に職員を派遣し、その技術をブランデー造りに取り入れるなど研究を重ね、現在に至ります。

　ブランデー造りに適しているブドウは、酸味の豊かなブドウです。ブドウの酸味は蒸留によって華やかな香りに変わります。冷涼な気候の池田町で造られるブドウは、北国特有の豊かな酸があり、ブランデー造りに向いたブドウの適地でもあります。酸味豊かなブドウを原料に用いるとともに、天候の影響で糖度が不足しワインとして適さない酸味が強いブドウもブランデーに生かすなど、十勝ワインと十勝ブランデーを用いて、長い年月をかけ、町の文化・財政を支える独自のスタイルを生み出しました。

　現在、ブランデー製品は7種類。ワインにブランデー原酒を加えて製造するシェリータイプやポートワインタイプを加えると12種にも及び、ブランデー製造が食前酒から食後酒までバラエティに富んだ当所の製品を可能にしているといえます。