日経ナショナル ジオグラフィック社（代表：中村尚哉、所在地：東京都港区虎ノ門）は、井上浩輝著『followme ふゆのきつね』を2017年11月20日（月）に発行します。

　著者は、本書に収められている2匹のキタキツネが追いかけっこをしている写真で、NationalGeographic Travel Photographer of the Year を受賞しました。2匹は朝、丘の向こうから仲良くやってきて、この雪原でそれぞれ分かれて狩りに出かけます。夕暮れ時、空があわいピンクに染まるころに2匹は再び落ちあいます。まるで再会を喜ぶかのようにじゃれ合い、全身ではしゃぐのだそうです。何日も粘って撮ったのがこの1枚でした。

　見る人の心が温かくなるようなキタキツネの写真は、世界の多くの人を魅了しました。現在、注目度が急上昇している写真家の一人です。

　本書では思わず微笑んでしまうような姿や、厳しい冬の自然の中で生きるしなやかな姿を捉えた写真を収めています。1枚1枚が飾っておきたくなるような、印象深い写真ばかり。キツネと北海道の魅力がたっぷりつまった一冊です。

・TBS系列「情熱大陸」に出演。

・雑誌「BRUTUS」のネイチャー写真特集で表紙を飾る。

・北海道の観光キャンペーン「生HOKKAIDO」で大々的に写真をフィーチャー、

　駅や空港でポスター掲出。

『followme ふゆのきつね』

2017年11月20日（月）発行／定価2,000円＋税／96ページ／ソフトカバー

サイズ：天地200mm×左右235mm／オールカラー

日経ナショナルジオグラフィック社

井上浩輝（いのうえ ひろき）

1979年札幌市生まれ。

札幌南高校、新潟大学卒業、東北学院大学法務研究科修了後、北海道に戻り、風景写真の撮影を開始。次第にキタキツネを中心に動物がいる美しい風景を追いかけるようになり、2016年に米「NationalGeographic」の『TRAVELPHOTOGRAPHER OF THE YEAR 2016』のネイチャー部門において、日本人初の1位を獲得。自然と人間社会のかかわりへの疑問に端を発した「AWild Fox Chase」というキタキツネを追った作品群を制作、発表してきた。写真は国内のみならず海外の広告などでも使用され、近時は、北海道と本州を結ぶ航空会社AIRDO と提携しながら野生動物や風景など「いま生きている光景」にレンズを向けている。