新刊『企業メセナの理論と実践』発売のお知らせ ~なぜ企業はアートを支援するのか~
2010.04.01 10:30
株式会社水曜社(所在地:東京都新宿区)は、新刊『企業メセナの理論と実践』を2010年3月31日に刊行いたしました。
■著書内容
バブル経済崩壊後に見られた企業メセナブーム衰退の中、必要性を認識していた企業はメセナ活動を継続し、その本質を探ってきた。企業メセナ20年を経過したいま、パブリシティ効果重視の冠支援は減少。一方で、広く社会全体と価値と目的を共有し、協議を重ねてゆく手法への転換や、地域志向の高まりなど裾野の広がりが見られるようになってきている。
本書では、企業がなぜ社会貢献の対象に「芸術」を選ぶのか。市民・地域とどのように結びついていくのかを、研究者、実務者それぞれの立場から考察・報告した。個人・団体・企業の特色ある事例は、企業メセナ担当者、CSR担当者だけでなく、文化政策、アートマネジメント、文化経営・経済学の研究者・学生、地方公共団体・公共施設の実務者など多くの方に役立つ1冊である。
■著者略歴
菅家 正瑞(かんけ まさみつ)監修・編
長崎大学経済学部教授。1973年 一橋大学大学院商学研究科修了。同年長崎大学経済学部助手。講師、助教授を経て1989年教授(経営管理論)。以降同大経済学部長などを歴任。大学院経済学研究科博士課程にて研究指導など担当。1992年 オーストリア・リンツ大学客員教授。1994年 経済学博士(東北大学)。著書に『企業政策論の展開』『企業管理論の構造』『環境管理の成立』(いずれも千倉書房)など。
佐藤 正治(さとう しょうじ)編
KAJIMOTO顧問。一橋大学社会学部卒業。梶本音楽事務所(現 KAJIMOTO)入社。1999年 取締役副社長、取締役シニア・ディレクターを経て2008年現職。2003年「ゲザ・アンダ国際ピアノコンクール」(スイス)審査員。2005年 イタリア政府よりコメンダトーレ勲章受章。2008年 シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ(ベネズエラ)を日本に招聘。これまでに日本国内と中国の大学にて講義を行う。
(※役職は刊行時のものです)
■書籍情報
A5判/並製/304頁/2,835円(税込)/2010年3月31日発売
詳しい内容はWebサイトをご参照下さい。
http://www.bookdom.net/suiyosha/1200machiz/1226kigyou.html