ダークトレース、ソニーライフ・エイゴン生命に Enterprise Immune Systemを導入 ~自己学習型アプローチであらゆるサイバー脅威から 顧客情報を保護~
2017.11.30 09:00
機械学習と数学理論に基づくEnterprise Immune System技術でサイバーセキュリティ業界をリードするDarktrace Limited(以下、ダークトレース、本社:英国ケンブリッジ、米国サンフランシスコ、最高経営責任者(CEO):ニコール・イーガン)は、このたびダークトレースのEnterprise Immune Systemをソニーライフ・エイゴン生命保険株式会社(以下、ソニーライフ・エイゴン生命)の内部ネットワークに導入したことを発表します。
一般の事業会社よりも、機微な個人情報を預かっている生命保険会社にとって、顧客情報の保護は極めて重要な課題です。ソニー生命保険株式会社と年金保険のリーティングカンパニーである蘭エイゴン・インターナショナルB.V.との合弁によって設立されたソニーライフ・エイゴン生命は、「個人年金を人生年金へ」というスローガンを掲げて年金保険を中心としたビジネスを展開し、最新のデジタルテクノロジーを活用してビジネスを変革する「デジタル戦略」を推進しています。日本企業の相次ぐ情報漏えい事故を背景に、サイバー攻撃や内部不正などの脅威を軽減するための対策は急務であるという認識の下、ダークトレースが提供するEnterprise Immune Systemを導入することを決断しました。
Enterprise Immune Systemは、機械学習とAIのアルゴリズムを駆使して内部ネットワーク上のあらゆるデバイス、ユーザーの通常の生活パターンを常に学習し、顧客のネットワーク内の「正常」な挙動と「異常」な挙動を自動的に理解する技術で、脅威の種類や起源が何であれ、進行中の脅威を限りなく早期に検知して停止することができます。
ソニーライフ・エイゴン生命の情報システム部 ITセキュリティマネージャ、磯貝 徹氏は、「機械学習によって正常な状態を学習し、そうでない場合は危険度によってアラートを上げてくれます。不正を判断するルールを人間が設定・変更する必要はありませんので、運用の省力化という要件にマッチしました。」と述べています。
ダークトレースのアジア太平洋地域 マネージングディレクター、サンジェイ・アウロラは、「今日の人目を盗むような脅威はルールやシグネチャだけで検知・鎮圧することはできません。金融機関は引き続きサイバー犯罪の最たるターゲットですが、真の機械学習技術を駆使したダークトレースのサイバー防御を実装したソニーライフ・エイゴン生命は、自動化されたブルートフォース攻撃から最も悪質な少しずつ時間をかけて行われる(low and slow)攻撃まで、あらゆるサイバー脅威から内部ネットワークを幅広く保護することができるのです。」と述べています。
(※)Enterprise Immune Systemの導入・運用はダークトレースの販売代理店である京セラコミュニケーションシステム株式会社が行っています。
【参考資料】
ダークトレースについて
ダークトレースは、最先端の機械学習で世界をリードするサイバー防御企業です。Enterprise Immune Systemは、ケンブリッジ大学の数学の専門家が開発したAIのアルゴリズムを応用して、組織内のあらゆるデバイス、ユーザーの生活パターンを常に学習し、物理、クラウド、仮想、IoT、産業用制御システム(ICS)などあらゆる種類・規模のネットワークで機能する自己学習型プラットフォームにより、ルールやシグネチャに依存せず、ゼロデイ攻撃や内部脅威、ランサムウェアなどの未知の脅威をリアルタイムかつ自動的に検知します。本社は米国サンフランシスコと英国ケンブリッジにあり、世界に30の拠点を置いています。