英語が苦手な人でもつい誰かに教えたくなる!? “勘違い”英語本、異例のヒット 『日本人の9割が間違える英語表現100』(ちくま新書)10万部突破
株式会社筑摩書房(所在地:東京都台東区、代表取締役社長:山野 浩一)は、2017年1月に刊行した『日本人の9割が間違える英語表現100』(ちくま新書)が刊行から1年を待たずに10万部を突破し、異例のヒットを記録していることをご報告いたします。
“See you again.”は、永遠の別れのときだけに使うもの?
彼に「アタック」してみたらと言ったはずが犯罪をそそのかしていることに?
「ドンマイ」「ハイテンション」「ファイト!」は全然通じない?
教科書に載っていても実は通じない英語、何気なく使っている和製英語など、日本人が身につけている英語には勘違いをしている表現がたくさんあります。著者のキャサリン・A・クラフトさんは滞日30年超の英語講師であり、本書は、長年日本人の英語に接してきた彼女だからこそ気付いた、“日本人が勘違いしがちな英語100例”をわかりやすく紹介しています。英語初心者から上級者まで、驚きと納得の声とともに幅広い人たちから支持を得ています。
■誕生のきっかけは“いつまでも変わらない「日本人の英語」”
有隣堂 アトレ大井町店では累計販売冊数750冊を突破。この大反響は、日本人の話す英語の中には、脈々と受け継がれている勘違いが数多く存在し、ほとんどの日本人が日ごろ実際に間違いを犯していること、またそれに今まで気づかずにいたことを示しているのではないでしようか。
インターネットの普及などにより、日本語のなかに多くのカタカナ英語が入り込み、英語に親しみをもつ日本人は増えています。しかし、多くの日本人はこの30年超の間、コミュニケーションに支障をきたすような間違い、自分が意図したことが別の意味に捉えられてしまうような勘違いをしたまま過ごしていると著者のキャサリン・A・クラフトさんは言います。
「ちょっとした文法ミスは、コミュニケーションを妨げる大きな要因にはなりません。しかし当然のように使っている英語が全然違って伝わっているとしたら、コミュニケーションを図るうえで小さくない問題を引き起こしてしまいます。私自身も数多くの間違いをしてきたからこそ、日本語を話せるようになりました。間違えることそれ自体は悪いことではありません。というか、間違いをおかさずに言語を習得することなどできません。問題は、間違いを修正していこうとする姿勢です。それがなくては上達も進歩もありえません。」
この状況を打破するために、英語初心者・上級者に関係なく、多くの日本人が勘違いしていると思われる英語を俎上にのせ、それをネイティブがどのように感じるかを誰が見ても分かりやすく論じようというところからこの作品の企画は誕生しました。
■シンプルで分かりやすい
自分とは関係のない話ではないということを分かってもらうために、身近な文例で意味や解釈のズレを指摘しつつ、最低限の修正で意図したことがちゃんと伝わるように、ネイティブ流の英語もユーモアを盛り込んで提示しています。
100例すべて見開き2頁で完結。左側によくある間違いを、右側に正しい表現を書いていますので、どちらから先に読んでもいいような作りになっています。通勤通学の隙間時間にも読みやすく、繰り返し確認が簡単にできるようになっています。
『日本人の9割が間違える英語表現100』本文
■購買層
購買層の中心は50代以上の年配の方となっています。固定観念なくもう一度、英語を学びなおしてみようと思われて手に取っている方や、働き盛りの息子や娘、英語を学ぶ孫にも読ませたいと買っていかれる方もいらっしゃいます。
■著者プロフィール
キャサリン・A・クラフト(Kathryn A.Craft)
アメリカ・ミシガン州生まれ。オハイオ州で育つ。ボーリング・グリーン州立大(BGSU)卒。1985年、南山大学の交換留学生として来日。現在、オンラインマガジン『ET PEOPLE!』を発行するかたわら、通訳、翻訳家、英語講師としても活躍。著書に『先生、その英語は使いません!』(DHC)、『こまったカタカナ英語』(中公文庫)、『その英語は、ちょっと恥ずかしい!?』(王様文庫)などがある。名古屋市在住。
■『日本人の9割が間違える英語表現100』ちくま新書
刊行日 : 2017年1月5日
ページ数 : 224ページ
定価 : 本体780円+税
ISBN : 978-4-480-06937-5
編訳 : 里中 哲彦
累計発行部数: 10刷 10万3,000部(2017年12月12日時点)
URL : http://www.chikumashobo.co.jp/special/eigohyogen100/
<『日本人の9割が間違える英語表現100』パネル>
■目次
第1章
日本人の9割が知らない英語の基本(会社の同僚(リサ)です。―名前を言わない日本人/じゃあ、またね。―“See you again.”を連発する日本人 ほか)
第2章
ネイティブの英文法(「私のこと、愛していないの?」「ううん、愛しているよ」―否定疑問文の応答/ほとんどの赤ちゃんはよく眠る。―まぎらわしい“almost”と“most” ほか)
第3章
「英語の発想」と「日本語の発想」(夕べあなたの夢を見た。―“see a dream”と言えるか?/彼の英語が理解できなくて恥ずかしかった。―「恥ずかしい」の使い分け ほか)
第4章
あなたの英語は誤解されている(何時が都合がよろしいですか?―“convenient”は人を主語にできない/彼女は私がいちばん好きな歌手だ。―目立つ“favorite”の誤用 ほか)
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