4点累計300万部をこえる、星野富弘「花の詩画集」シリーズ 7年ぶりの新刊『種蒔きもせず』5月17日刊行
株式会社 偕成社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:今村 正樹)は、4点累計300万部をこえるベストセラーシリーズ、星野富弘「花の詩画集」の、シリーズとしては7年ぶりの最新刊『種蒔きもせず』を、5月17日に刊行いたします。不慮の事故で手足の自由を失い、口に筆をくわえて詩画を描く星野富弘さんによる、待望の新詩画集となります。
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『種蒔きもせず』表紙
■星野富弘「花の詩画集」シリーズ最新刊『種蒔きもせず』について
『種蒔きもせず』は、4点累計300万部を突破した「花の詩画集」シリーズの最新刊です。同シリーズとしては前作の『花よりも小さく』から、およそ7年ぶりの詩画集となります。最新作の本作では、2003年以降に描かれた65点の詩画(花々の絵に詩がそえられた絵画作品)に加え、18点のエッセイを収録。静かな暮らしのなかで見えてくる自然や人、そして作者自身を、詩画とエッセイでつづります。
■著者・星野富弘さんについて
著者の星野富弘さんは24歳のときに不慮の事故で手足の自由を失いました。突然の事故です。最初の二年間、星野さんはただただ絶望するだけでした。ところが、知人にメッセージを寄せようと口に筆をくわえたことがきっかけで、「これで字をかいてみよう!」という前向きな気持ちになります。試行錯誤しながら、ふるえる筆跡ではじめて「ア」を書き上げた星野さん、「目の前が、パァーッと明るくなり」、その「ア」は一生の宝物になりました。
やがて、星野さんは、同じ方法で枕元の花を模写するようになり、その花に添えた詩を描きはじめます。それは病院でも大変評判になり、初めての展覧会が開かれます。美しい花々の絵に命の尊さを真摯に描いた詩を添えた作品は、訪れた多くの人に深い感動をあたえました。星野さんはそのときのことをこのように書いています。
「心をこめて、ごまかさずにかいた絵の前では、人は長く立ちどまり、熱心に見てくれました。ふるえる一本の線のなかにも、そのときのわたしの心がのこっていて、見た人は、それをちゃんと感じてくれるのでした。」(『かぎりなくやさしい花々』127pより)
以来、国内外で「花の詩画展」が開催され、多数の詩画集を発表。いずれもベストセラーとなっています。英訳版も刊行されている「花の詩画集」の読者は日本全国にとどまらず、海外へもひろがっており、お見舞いや贈り物としても大変よろこばれているシリーズです。
<著者紹介>
星野富弘(ほしの・とみひろ)
1946年群馬県勢多郡東村(現みどり市東町)に生まれる。群馬大学卒業後、中学校の体育教師となった24歳のとき、クラブ活動の指導中に頸髄を損傷し、手足の自由を失う。入院中にキリスト教の洗礼をうけ、口に筆をくわえて詩画を描きはじめる。1979年5月に第1回詩画展。以来、国内外で「花の詩画展」を開催。1981年、結婚。2010年、みどり市にある「富弘美術館」( http://www.tomihiro.jp )は開館20周年をむかえ、入場者数600万人を越える。そのほかの著書に「花の詩画集」シリーズ、半生をつづった『かぎりなくやさしい花々』など。(いずれも偕成社刊)
■書誌情報
タイトル:種蒔きもせず
著者 :星野富弘
刊行日 :2010年5月17日予定
定価 :1,575円(税込)
対象年齢:一般向き
ページ数:95ページ
判型 :26×21cm
ISBN :978-4-03-963920-2
■星野富弘 著書一覧 (刊行年/累計部数)
・〈手記〉かぎりなくやさしい花々(1986年/106万部)
・《花の詩画集》鈴の鳴る道(1986年/205万部)
・《花の詩画集》速さのちがう時計(1992年/50万部)
・《花の詩画集》あなたの手のひら(1999年/60万部)
・《花の詩画集》花よりも小さく(2003年/26万部)
・〈作品集〉山の向こうの美術館(2005年/6.5万部)
【会社概要】
会社名 : 株式会社 偕成社
所在地 : 〒162-8450 東京都新宿区市谷砂土原町3丁目5番地
代表者 : 代表取締役社長 今村 正樹
事業内容: 図書出版(主に児童図書)
※年間新刊約110点、出版点数約8,400点
創立 : 1936年11月3日
URL : http://www.kaiseisha.co.jp/
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